12. 社長さんは社員さんにどう思われているのか?
「どう思われているのか」。気になるということは、良く思われていないのではないかと気になっているわけですね。
良く思われることを8割やれば、よく思われないことを2割してしまっても充分良く思われますよね。
そもそも社長さんは社員さんに給料を払っているわけですから、良く思われれてあたりまえ。心配無用です。どうして気になるのでしょうか。
1. 自分が言われたら(されたら)嫌だなと思うことを、相手に言って(して)いるから。
心を鬼にして言わねばならん!
指摘せねば成長しないだろう!
これもう、20世紀で終わってます。
50人くらいまでの企業が、みんなに毎年給料を上げていく時代は終わって、横ばいかピークを早めて下げていかなければならないときに、
一方通行の強い言葉で人を率いることはできないです。
尊敬されて慕われて尽くされるには、「聞く・聴く」コミュニケーションが必要で有効。
明日から、「聞かせて」と、聞いたことに興味を持って「質問」する。
最後まで聴いて、「ありがとう」。
余裕で大人の態度ですねー。
最も簡単で、社員さんの態度が変えられる方法です。
2. 感情は伝染する。
脳にはミラーニューロンという神経があり、感情を伝達するのです。いわゆる共感能力で、怒り、悲しみ、嬉しさなどを伝染します。
社員さんが「ハイ」と言っていても、内心ムカついているなら、社長さんの脳にムカつきを伝染させてきます。この感覚が、「良く思われていないのではないか」と不安になる原因で、顔には出さず「分かりました」と言っても、受け取った信号が正解でしょうね。
感受性の高い社長さんなら、なおさら辛いことでしょう。
受け取る前に、こちらから「ムカつき」、「怒り」、「悲しみ」を発信していませんか? 相手が受け取った感情を、こちらに反射させて、それを感じているのかも知れません。
まさか、自分の心を相手が受けて、それをこちらが受け取っているのか!?
そうなんです。だから、「今、私は何を発信しているのか」常に自分の電波を観察する必要があります。
最初は無理矢理にでも、何かウキウキするような、いい事が聞けそうな感情を脳内でつくってから話しかけるようにしてください。
ムリヤリ!ムリクリ!でもいいんです。
「社長、何かいいことあったのかな。気持ち悪いんだけど」
そう思われて結構です。
根気よく、一生続ける覚悟で継続しましょう。
どう思われているか、まったく気にならなくなります。
相手の態度も変わります。
社長さんと社員さんに限りません。誰にでも万能のコミュ術です。
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