15.「うちの社長はアホぼん」か。
世間に疎いが人が良いと「ぼんぼん」で、世間に疎くて頭が悪いと「アホぼん」としまして、どちらも現場と従業員の気持ちは分からない人だとあきらめられている状態です。(^^;
ヒドイ言い方ですみません。ひと言で言い表すと2代目3代目の社員さんへの愚痴はこうなります。
女性社長の場合は年齢に関わらず「お嬢さん」と「お嬢ちゃん」になります。
社長一家で育ったのですから仕方ないじゃないですか。社員さん家庭よりも裕福なのが一般的ですよ。普通です。そんなの自分で選んだわけじゃない。
だから、社員さんの話で「どうせ分かるわけないでしょ」と思われているのがいやならば、一緒に頑張ろうよと言うならば、
やっぱり最初は承認しないと乗り越えられません。
きっかけは、現場や実務の知らなかったことを言ってくれるように聞くんです。
「何か気づいていないことがあれば言ってほしい」と。
最後まで聴いて、深くうなずき、5秒沈黙してから、
「そうか、そういうこともあるんだな」
「俺、ぼんぼんだからなぁ」
「私、お嬢だからねぇ」
「言われてみれば、そうかも知れない」
「分かって無かったかも知れないね」
「聞けて良かった有難う」
「知れないね」でOKなんですよ。
分かっとるわいがNGなんです。
『返報性の原理』を思い出してください。
相手は、理解には理解を自動的に返してくれようとします。
「こちらこそ分かっていませんでした。これからは」と。
それとこの言葉、予想以上に社員間に電波しますよ(笑
「そう言えばさ、この前自分のことぼんぼんって言ってたわ」
これでいいんです。社内の感じが変わってきます。
イヤイヤでも演技でも、思い切ってやってみる価値は大ありです。
たとえそう思っていらっしゃらなくても、
ウチは苦労してんだと思っていても、
是非試してみて下さい。
このひと言だけで、社員さんは何か報われたような気がするものです。
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