東京での暮らしと今

東京から地元に帰ってきて、
もうすぐで4年が経つ。

もう4年も経つんだな、って思うと
本当に時間が経つのはあっという間過ぎて
びっくりしてる。

大学から10年も暮らした東京。
もはや東京でどんな暮らしをしていたか、
ちょっと忘れかけている自分がいる。

地元へ帰ってきて、
移動手段は徒歩や自転車から車に変わったし、
休日の過ごし方は、
渋谷や新宿での買い物や飲み会から、
森の中の散歩や、
車で行く大型ショッピングモールへの買い物へ
変化した。

今、そこそこ田舎の実家暮らしを
しているから、
つくづくライフスタイルは変化したなぁと
感じている。

その変化がいいことなのか悪いことなのかって
いわれると、
栄養のいいご飯を
ちゃんと食べるようになって、
空気もおいしいおかげで
すっかり健康的になった気がするから、
いいことのような気もする。

でも、東京のど真ん中での思いっきり都会暮らしも、それはそれでやっぱり悪くない。

東京から地元に帰った時は、
「もう疲れた」って気持ちや、
地元でやり直したい、みたいな気持ちが
大きかった。

4年経ってみて、あらためて思うのは、
それでも東京での暮らしは
やっぱりそれはそれで今と全然違っていて、
良かったこともたくさんある。

単純にどちらの方がいい、って
比較できるものじゃないな、って感じてる。

一番長く住んでいた恵比寿は、
どこへ行くにもアクセスはよくて、
都会なのに落ち着いていていいお店もいっぱいあって、緑もある。
恵比寿から中目黒にかけて
自転車で通った道も、
原宿のキャットストリートも、
人が溢れる都会のはずなのに、
喧騒から少しだけ離れて
落ち着いてる街並みが大好きだった。

友達付き合いも今より多くて、
楽しかったことはたくさんあった。

そんな東京の暮らしの「良さ」を
思い出しつつも、でも今の実家での
ゆるい暮らしもそれはそれで好きでもある。

でももし、なにか理由があって
この地元を出ることがあったとして、
また東京に住んでも
それはそれで楽しそうだなって思ってる。

そうしたら、また恵比寿に住みたいな。
あ、でも中目黒もいいな。
恵比寿の大好きだったスープカレー屋さん、
また行きたいな。

うん、もいっかい都会暮らししてみるのもそれはそれで楽しいかもな。

そんな未来が自分にあるかは分からないけど、
生まれ育った街での生活を今は楽しみつつ、
そんなことをたまに思ったりもしている。