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「ラップスタア誕生」が好きすぎる

Abemaで配信されている番組、
「ラップスタア誕生」が好きすぎて、
毎週ドキドキしながら配信を待っている。
(あとちょっとで終わっちゃうの悲しすぎる…)

次世代のラッパーたちがオーディションを
勝ち抜いて、優勝者は
300万がもらえる、という番組。
参加者のなかには
もうすでにヒップホップ界で
活躍し始めてる人たちも多くて、
ラスト10人になってからは
参加者それぞれに密着してパーソナリティが
わかったりして、それもすごく面白い。

それぞれの参加者がヒップホップを
始めたきっかけは本当にさまざまで、
単純にヒップホップが好きだから
とか、周りに影響されて、とか
そういう理由以外にも
自分の悩みや苦しみ、そういうものの
表現方法としてヒップホップがあった、
っていう人たちもたくさんいた。


いろんな音楽がある中でもヒップホップは
自分の想いを100%吐き出す、伝える
っていうのにすごく適しているように思うし、
私がヒップホップを好きな理由も
そこなんだよな、って感じる。

昨日の放送では、どちらも私の推しである
ShowyRENZO 対 喉電波の楽曲対決で、
観ていてすごく印象的な対決だったな、って思った。

その理由は、あまりにも2人は対照的すぎるから。

ShowyRENZOは、ビートに対して
誰にも真似できないような乗せ方をしていて、
リリックはその場で出てきた言葉を
そのまま録音していくという、
天才肌というか、感覚派な感じで
聴いていて心地いい」音楽を作る、
っていうところにものすごいセンスを感じるし、
間違いなくカリスマ性がある。
そして実はいろんな音楽が作れる人なんだな、
ってとくにSoundCloudで
彼の他の楽曲を聴いてみて感じた。



対して喉電波は、練りに練った独特のワードと
特徴的な声が武器だと思うし、
彼が「言葉ひとつひとつ」に対して
執念とも思えるくらいに
すごくこだわりを持っていて、
ワードセンスがずば抜けているのがすごく分かる。
王道のヒップホップでは
ないのかもしれないけど、
一度聴いたら忘れられなくなるような、
唯一無二感がすごく強みだと思う。
番組内でも散々話題になった、
スピンする森光子
というパワーワードは忘れられない。


2人の個性が真逆だからこそ
観ていて本当に面白い対決だったな、って思った。

それでも審査員の評価を観ていると、
音楽として聴いていて心地よく感じる、
っていうだけでもダメで、
ワードに個性があるっていうだけでも
ダメで、全てが備わってないと
「ラップスタア」になるのは難しいんだな、
っていうレベルの高さを感じた。
ここまできたらそこまで求められるのは
当たり前なのかもしれないけど。


そして私が、昔のラップスタアを含め
この番組内で作られた曲で一番好きなのは
去年のラップスタアのファイナリスト、
nomaのシャワーという曲。

この曲は私の大大大好きな
STUTSが作ったビートで、ビートに関しても
聴いた瞬間「好き…!」ってなったんだけど、
(さすがSTUTS様)
nomaの魂からの叫びというか、静かな怒り、
みたいなのがすごく伝わってくる曲。

この曲を披露した去年の
ファイナルステージでは、
nomaはステージに観客を入れられない現状含め
このご時世全般に対して
MCでストレートに怒りをぶつけすぎてて、
結果審査員にキレられるという
なかなかの賛否両論なパフォーマンスだったけど
どうしても伝えたいことをそのまま言った、
っていうまっすぐな気持ちが伝わったし、
nomaにはただものじゃない狂気や
カリスマ性があって、私は好きだな、って思った。

もうすぐで終わっちゃう今シーズンの
ラップスタア誕生。

出てる参加者たちみんな、個性が爆発していて、
ここまで勝ち上がっている時点で
間違いなくスターだと思うし、
本当に全員応援したくなる。

そして一体誰が優勝するのか
全く予想がつかなくて、結果がすっごく楽しみ。

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