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旅日記 横浜トリエンナーレに行ってきたよ

割引あり

2024年3月16日(土)と17日(日)に横浜トリエンナーレに行ってきました。開幕2日目と3日目です。旅人の私は2日間(実質1日半)で5会場を観て周らなければならないという不遇な境遇。若い頃養った超速早見技を駆使しての鑑賞となりました。それでは、みんなが横浜トリエンナーレを「どれ観にいくか」と思ってもらえることを目的にリポートしていきます!

第8回横浜トリエンナーレ 「野草:いま、ここで生きてる」



横浜美術館

メイン会場です。午前中は人多めでした。行くなら平日か午後がおすすめ。開幕後初の休日でも14時くらいは比較的空いていました。

桜木町駅から歩いたら迷いそうになったので旅人にはみなとみらい駅がおすすめ
この画像にはパピーズ・パピーズの作品があるよ。お見逃しなく

サッカーのルイス・エンリケ監督はかつて「無観客試合は姉妹とダンスするより悲しい」と言っていました。私は今回姉と横浜トリエンナーレに行きましたよ。

ミルテ・ファン・デル・マークのパフォーマンス『恍惚とした存在』
作家から作品をもらう姉。私は時間切れでもらえなかった

※こちらのパフォーマンスは3月15日と16日限定なのでこれから行っても観られません。

横浜美術館は作品数が多く映像もそれなりに多いので、セット券を買った人でじっくり観たい人は横浜美術館に丸一日使うくらいで良いかもしれません。

実は前回も姉と一緒に横浜トリエンナーレに行っています。2回も行っているということは無観客試合と同じくらいの悲しさ?
姉と私は視点が全く違っていてかつ互いの意見を遠慮なく言い合えるので一緒に観に行くと気づきがあります。ぜひみんなもこの機会に家族や親しい人と観に行ってバチバチに感想をぶつけ合ってみてはいかがでしょうか?(分断はしないようにね)

クイーンズスクエア

横浜美術館のすぐ側、みなとみらい駅に行く途中にあるクイーンズスクエア2階の通路には北島敬三+森村泰昌の大きな写真作品が4枚あります。作品画像は載せませんのでぜひ現地でご覧ください。キャプションの1個どうぞ!

公共空間にあるので作品は期間中誰でも無料で観られる


BankART KAIKO

4人の作家の作品があります。クラモン・コジトールの映像作品は40分超あるので作家数が少ないといえども映像を全部観たら時間がある程度過ぎていきます。スケジュール調整の参考に。作品はとてもおもしろそうだったので正直全部観たかったです。

クラモン・コジトールの映像作品はこの壁の裏にある


旧第一銀行横浜支店

BankART KAIKOから大きな道を一本隔てた先にある、建築がすごく良い旧第一銀行横浜支店。お互い立地が近いのでセットで行った方が効率よく周れます。

バルコニーにSIDE COREの映像作品があるよ

一階の展示は何作家もいるものの表現方法が皆ごちゃごちゃしているという共通点があり、全体として統一されています。建築込みでごちゃごちゃ感は好きでした。

左手前リャオ・シェンジェン&ホァン・イージェ、右手前松本哉、左中インターアジア木版画マッピング・グループ、奥ロストジェンズ・コンテンポラリー・アート・スペース(間違えていたらごめんなさい)

みなとみらい線の馬車道駅に来たら石内都の作品『絹の夢 -silk threaded memories』も忘れずに。馬車道駅は内藤廣の建築と姉が言っていました。レンガを使ったモダンな趣きです。

作品はちゃんと近くで観て何なのかを知ってね


元町・中華街駅連絡通路

ちょうど石川町に宿をとっていた私は行きやすかったです。ここにはチュン・イン・レインボー・チャンの『生果文』があります。作品に一番近いのは2番出口か3番出口で、2番の方が作品の先頭から観ることができます。通路にあるので長い作品。QRコードを読み込めば歌も聴けるので、視覚、聴覚、触覚(歩行運動)を刺激する作品と言えます。

私が趣味にしようとしている漢詩が作品に使われている!


BankART Life7

新高島駅の中にあり迷うことなく行けました。11時からオープン。無料で観られるところも多いのですが、チケットを買いパスポートと引き換えるとそのパスポートで期間中何度も入ることができます。

パスポートと引き換える時にわりと立派な冊子をくれるよ

こちらでもらえる地図にある、横浜駅東エリアの作品群ですが、飲食店の中に作品が設置されていることも多いです。日曜休みのところが多かったり時間帯によっては入れなかったりするので全部観たい人は計画的に!パスポートの他ポイントカードみたいなものも手に入れられて、作品のある飲食店(だったと思います)を利用するごとにスタンプが押されます。スタンプが貯まったらここで特典と引き換えられます。


黄金町バザール2024

日ノ出町駅と黄金町駅の間にあるエリアに展開されています。どちらの駅から行ってもわりとすぐにインフォメーションがあるのでそこで電子チケットはパスポートに換えてもらいましょう。ただ、このインフォメーション、何も知らない状態で行くとどこにあるか全然わかりませんでした。私は黄金町駅から行ったのですが下の画像の柱があるだけ。この柱にあるQRコードにアクセスしたら下のURLに飛びました。ちょっと不親切。


初めて黄金町に来たからどこへ行ったら良いか全然わからなかった

重要なのはこっちのURLです。この3箇所でパスポートへの引き換えや黄金町バザール2024の地図が手に入ります。

私は全部観て周るのに2時間くらいかかりました。途中仕事の電話をしなければならなかったこともありますが、映像作品を最初から最後までじっくり観たわけでもありません。むしろ次に予定があったため映像は全然観られませんでした。移動しながらの鑑賞なので意外に時間がかかった可能性も。靴が合わず足も痛かったですし。こちらもインフォメーションは11時からオープンなので間違えないようにね。


石拾い専門雑誌注目の石作品

石の作品として興味深いのがBankART Stationにある佐藤邦彦の『Retouch』。横浜にある〇〇発祥の地や我国初の〇〇という石碑を撮影しその文字をレタッチして消しています。そしてこのような石碑の写真作品がたくさん壁に並んでいます。横浜にはこんなに多くの初〇〇があるのかと興味深かったです。

佐藤邦彦 『日本ガス事業発祥の地』
背景の写り込みがすごいのでぜひ現地で本物の鑑賞を

作者もそのような気持ちになったかわかりませんが、私が長崎で『我が国最初の気球飛揚の地』跡で石碑をみつけた時はテンションが上がりましたね。勝手に自分の経験と重ねて鑑賞しました。全て夜に撮影したのか暗闇に浮かび上がる文字を剥ぎ取られた記念碑たち。独特で良かったです。石拾い専門雑誌賞🏆


以上が横トリ2日間の旅から得た情報の共有でした!

有料部分では私の感想を交えたレポートをお送りします。

追記

お得な情報

みなとみらい線一日乗車券
元町・中華街駅連絡通路、馬車道、みなとみらい駅、新高島駅、横浜駅など、横トリにアクセスするみなとみらい線の駅は多いです。

みなとぶらりチケットというものもあるよ


黄金町バザール2024のインフォメーション

この画像を載せたらインフォメーションの場所がわかりやすいのではないかと思いました。3月18日現在まだオープンしていないところもあるので全部観たい人は4月中旬〜下旬以降がおすすめ!

黄金町からは竹内化成ビルが近い。チケット引き換えは5階。竹内化成ビルに行く手前にも作品があるので観ていくと効率UP
高架下スタジオSite-Aギャラリーもインフォメーションでありチケット引き換え場所。左上のℹ️は竹内化成ビル。ここと竹内化成ビルにしかトイレはないのでご用の方はこちらで
日ノ出町駅からは黄金町アートブックバザールが近い


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