【ケロウナ】誰も行かない都市への交換留学のススメ
留学は長めの海外旅行ではなく、旅行とはかけ離れた日々を過ごすこと、これは完全に持論です。交換留学を考えている方、ぜひ読んでくれたら嬉しいです。ニューヨークやロンドンも素晴らしいですが、観光地以外を全力でお勧めしたいのです。
1.ケロウナ留学
何度もnoteには書いてきましたが、昨年1年間カナダに留学してました。カナダの太平洋側、ブリティッシュコロンビア州に位置する”ケロウナ”という街。バンクーバーから飛行機で1時間くらいの小さな街です。
ご存知でしょうか?と聞くのも無駄なくらいご存じな方は少ないでしょう。ためしに「バンクーバー」でGoogle検索してみると940万件ヒットしましたが、「ケロウナ」はわずか15万件です。しかし驚くべきはwikipediaがあること。
ケロウナという街を理解するには、wikipediaで充分です。僕が何を言っても蛇足になると思うので、気になった方はぜひ行ってみてください。東京-ケロウナ便の検索結果ページを貼っておくので、ぜひ。今です。よく考えてしまったら「行かなくていいな」と思うので、貯金残高・予定・ケロウナの詳細を確認する前にとりあえず予約しておきましょう。さあ。
2.真面目な理由と、よこしまな理由
2-1.異国での”日常”体験
「観光地以外のマイナーな街」を交換留学にオススメする理由の一つは、「"旅行者"ではなく"居住者"として過ごせること」です。こっちが真面目なほうの理由。
カナダ滞在中、バンクーバーを何回か訪れて感じたのですが、街中に観光スポットがあるんですね。当たり前ながら。そしてやっぱり観光地には行きたい。そうするとTodoリストの上位が「観光地巡り」で埋め尽くされます。
個人的に、留学の醍醐味は「異国で"日常"を体験できること」だと思っています。非日常を感じたければ海外旅行のほうが適していると思うんです。
「観光地巡り」はどう頑張っても「日常」にはなりません。『生まれた土地の観光地巡りってしないじゃないですか。もう観光地を回り続けている時点で旅行者としての非日常なんですね。』ここは皆さんの想像する最大限の海外かぶれの声で再生してください。
その点、ケロウナ、ひいては観光地化されていない都市の良いところは微塵も観光スポットがないこと。そうすると行く場所はただのスーパーウォルマート、地元のボウリング場、でっかい湖の畔のベンチ、地域密着のボルダリングジム。見事に日常です。
全部東京でできます。「東京でできる」ことをあえて異国でする、これによって初めて国ごとの違いが見えてきた、とそう感じました。
2-2.「逆張り欲」を満たせる
よこしまな理由の方は単純、「逆張り欲」を満たせます。以上。周りに誰も行ったことのない土地に住んだことがある、という喜びを感じられます。
ケロウナを知っている人、ましてや住んだことある人なんてほとんど会いません。住むだけで「珍しい経験」になります。手っ取り早いことこの上ないですね。
ここまで読んでくださりありがとうございました。大都市には大都市なりの魅力があるとは思います。でも、せっかくの貴重な交換留学。半年〜1年を”非”観光都市に託してみるのも悪くないと思ってもらえたら本望です。責任は取りませんが、保証はします。"異国の田舎暮らし"、いいもんですよ。
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