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体質の話/①PMS 月経前症候群

女性に限らず、男性にもぜひ知っていただきたい「PMS」!

女性にとっては身近な存在である生理。
その生理が来る前から、生理のような症状が出ることをご存知でしょうか?

「月経前症候群」と呼ばれる症状で、
国内で月経のある女性の約70~80%が出ています。

私ももれなく毎月PMSに苦しむ1人。

ですがその症状は人によりさまざま。
また、毎回全く同じ症状が出るわけでもありません。

今回の「PMS 月経前症候群」では、
●PMS 月経前症候群とは?
●実際に出ている症状
●治療方法はあるのか
●まとめ

をお伝えします。

⚠️ご注意⚠️
記事の内容はあくまで私の経験談です。
全ての方が当てはまるわけではなく、
ましてや私は医療関係者ではありません。
気になる症状がある場合は、専門の医療機関へご相談を!

●PMS 月経前症候群とは?

・名称と概要

PMSとは“Premenstrual Syndrome”の略称。
日本語では「月経前症候群」と呼ばれています。

月経(生理)の3〜10日位前から起こるキモチやカラダの不調で、月経(生理)が来ると症状が弱まり、やがて消えていくものです。
多くの女性が月経(生理)の前になんらかのPMSの症状を抱えていると言われています。

https://pms-navi.jp/
「知ろう、治そう、PMS」より出典

有名なのはこのPMSですが、
中でも精神状態が強い方は、PMDD(月経前不快気分障害“premenstrual dyspholic disorder“が当てはまる場合も。

さらには、診断名にはありませんが"月経後症候群"といった、
生理後にも症状が出てしまう方もいるようです。

・PMSの種類は200種類以上にものぼる

PMSの種類はなんと200種類以上もあるとのこと!
毎回辛いと思っている私でさえ、この多さには驚きです。

中でも多いのは、イライラする・怒りっぽくなる、肌があれる、にきびができる、のぼせる、下腹部がはる感じがする、下腹部に痛みを感じる、腰が痛い、頭が痛い・重くだるい、乳房が痛い、落ち着かない、憂鬱な気分になる…などで、人によっても、その月によっても大きく違いがあるようです。

https://pms-navi.jp/
「知ろう、治そう、PMS」より出典

なるほど。
肌荒れといった表面的なものや下腹部の痛みといった身体の痛み、
さらには憂鬱な気分など精神面まで。

これは細かく出していくと200種類あるのも納得です。


・原因はあるのか

実ははっきりとした原因は分かってはいません。
一説によると、

女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の変動が関わっていると考えられています。

https://www.kobayashi.co.jp/brand/inochinohaha/pms.html
「命の母/PMSとは」より出典

○「エストロゲン」とは
女性らしさをつくる「卵胞ホルモン」の事。
女性らしい身体を作ったり、子宮内膜を厚くするといった働きをします。

○「プロゲステロン」とは
妊娠を助ける「黄体ホルモン」の事。
着床しやすい状態にしたり、妊娠中の状態を安定させるといった働きをします。

この2つの女性ホルモンが影響しているようです。

・PMSの症状は何日前から現れるのか

月経周期が28日の女性の場合、排卵が起きるのはちょうど月経(生理)が始まる14日前。排卵を境に、変動するふたつの女性ホルモンが影響して、PMSを引き起しているようです。

https://pms-navi.jp/
「知ろう、治そう、PMS」より出典

また、PMSが始まってから数日で症状がおさまる方もいれば、
生理前まで症状が続く方もいます。(私もだいたい生理前まで続く)

女性のみなさん、本当にいつもおつかれさまです…

●実際に出ている症状

さて、私が実際にPMSで出ている症状はというと、

○乳房の張り
○頭痛・偏頭痛
○気分の落ち込み・イライラ
○肩こり
○肌荒れ
○手足のむくみ
○下腹部痛
○腰痛
○吐き気
○便秘・下痢
○もの忘れ
○集中力の低下
○ミスが増える
○食欲増進
○風邪っぽさ(体のほてり、生理2〜3日前に寒気)

はっきりと体感している症状は以上です。

…な、並べてみるとけっこうあるな?
書き出してみると、自分でもこの量はびっくり。

なお、これだけの症状があると自分だけでなく周りにも影響があります。

この症状が日常でどれくらい支障が出ているかは、
また別の記事で書いていきたいと思います。

また、その対策なども合わせて記載するつもりです。

●治療方法はあるのか

PMSの治療は対処療法となります。
症状を軽減するための3つご紹介します。

①カウンセリング

日々の症状を記録し続け、それを振り返る事で
病状のパターンやタイミングが分かるようになります。
それをもとに、仕事や生活リズムの調整をして症状をやわらげます。

②生活習慣の改善

充分な睡眠やバランスの良い食事、適度な運動、
ストレスの軽減などにも注目。
特にカフェインの取り過ぎや甘い物の取り過ぎも要注意です。

③薬による治療

症状が強い場合はお薬に頼るのも1つの手です。
体質改善のための漢方や低容量ピルの存在もあります。
気になる方は、病院の医師に相談してみましょう。

※薬を希望される方は、医師の判断の上、正しく服用してください。


●まとめ

・PMSは生理の3〜10日以上前から現れる体の不調の事
・症状の種類は200以上にも及ぶ
・症状が始まってから数日〜生理前まで続く
・治療方法は対処療法によるもの

いかがだったでしょうか?

調べてみて、自分の事ながら
「女性ってこんな大変なの…?」と実感が湧きました。

症状を細かくすると200以上もあるのは本当に驚きです。

男性の方は読んでみていかがだったでしょうか?

「こんなに大変なんだから女性を優遇しろ!」
という目的のものではありません。

女性の身体に対する知識を少しでも持ってもらい、
身近の方に少しでも優しく接していただけたらと思います。

そしてこの記事が、
同じように悩んでいる女性の手助けに少しでもなれたら幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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