体質の話/①PMS 月経前症候群
女性に限らず、男性にもぜひ知っていただきたい「PMS」!
女性にとっては身近な存在である生理。
その生理が来る前から、生理のような症状が出ることをご存知でしょうか?
「月経前症候群」と呼ばれる症状で、
国内で月経のある女性の約70~80%が出ています。
私ももれなく毎月PMSに苦しむ1人。
ですがその症状は人によりさまざま。
また、毎回全く同じ症状が出るわけでもありません。
今回の「PMS 月経前症候群」では、
●PMS 月経前症候群とは?
●実際に出ている症状
●治療方法はあるのか
●まとめ
をお伝えします。
●PMS 月経前症候群とは?
・名称と概要
PMSとは“Premenstrual Syndrome”の略称。
日本語では「月経前症候群」と呼ばれています。
有名なのはこのPMSですが、
中でも精神状態が強い方は、PMDD(月経前不快気分障害“premenstrual dyspholic disorder“が当てはまる場合も。
さらには、診断名にはありませんが"月経後症候群"といった、
生理後にも症状が出てしまう方もいるようです。
・PMSの種類は200種類以上にものぼる
PMSの種類はなんと200種類以上もあるとのこと!
毎回辛いと思っている私でさえ、この多さには驚きです。
なるほど。
肌荒れといった表面的なものや下腹部の痛みといった身体の痛み、
さらには憂鬱な気分など精神面まで。
これは細かく出していくと200種類あるのも納得です。
・原因はあるのか
実ははっきりとした原因は分かってはいません。
一説によると、
○「エストロゲン」とは
女性らしさをつくる「卵胞ホルモン」の事。
女性らしい身体を作ったり、子宮内膜を厚くするといった働きをします。
○「プロゲステロン」とは
妊娠を助ける「黄体ホルモン」の事。
着床しやすい状態にしたり、妊娠中の状態を安定させるといった働きをします。
この2つの女性ホルモンが影響しているようです。
・PMSの症状は何日前から現れるのか
また、PMSが始まってから数日で症状がおさまる方もいれば、
生理前まで症状が続く方もいます。(私もだいたい生理前まで続く)
女性のみなさん、本当にいつもおつかれさまです…
●実際に出ている症状
さて、私が実際にPMSで出ている症状はというと、
はっきりと体感している症状は以上です。
…な、並べてみるとけっこうあるな?
書き出してみると、自分でもこの量はびっくり。
なお、これだけの症状があると自分だけでなく周りにも影響があります。
この症状が日常でどれくらい支障が出ているかは、
また別の記事で書いていきたいと思います。
また、その対策なども合わせて記載するつもりです。
●治療方法はあるのか
PMSの治療は対処療法となります。
症状を軽減するための3つご紹介します。
①カウンセリング
日々の症状を記録し続け、それを振り返る事で
病状のパターンやタイミングが分かるようになります。
それをもとに、仕事や生活リズムの調整をして症状をやわらげます。
②生活習慣の改善
充分な睡眠やバランスの良い食事、適度な運動、
ストレスの軽減などにも注目。
特にカフェインの取り過ぎや甘い物の取り過ぎも要注意です。
③薬による治療
症状が強い場合はお薬に頼るのも1つの手です。
体質改善のための漢方や低容量ピルの存在もあります。
気になる方は、病院の医師に相談してみましょう。
※薬を希望される方は、医師の判断の上、正しく服用してください。
●まとめ
いかがだったでしょうか?
調べてみて、自分の事ながら
「女性ってこんな大変なの…?」と実感が湧きました。
症状を細かくすると200以上もあるのは本当に驚きです。
男性の方は読んでみていかがだったでしょうか?
「こんなに大変なんだから女性を優遇しろ!」
という目的のものではありません。
女性の身体に対する知識を少しでも持ってもらい、
身近の方に少しでも優しく接していただけたらと思います。
そしてこの記事が、
同じように悩んでいる女性の手助けに少しでもなれたら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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