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出産への恐怖を乗り越えるため、一度立ち戻って考える

無事に産休に入ることが出来ました。
今の想いを記録します。

もうすぐ妊娠9か月、おなかはだいぶ大きくなり、胎動は激しく、ボコボコ、ドガドガ、グイングインと元気な命を感じています。

もうすぐ会える楽しみな気持ち、周りの皆にも「楽しみだね!」と言われてほくほく浮かれた気持ちになっているのですが、ずっとずっと怖いのが出産。
これはもう、妊娠前から怖いな…と漠然と考えていました。
なぜなら出産って、思ったより大丈夫だった!という人に出会ったことがないから。(いるのかもしれないけれど身近にはいない・・・)
周りの経験者は出産は壮絶だったし、その後の痛みも大変だったけれど赤ちゃんの顔をみたら吹っ飛ぶよ!とアドバイスしてくれる。
赤ちゃんの顔を見たら吹っ飛ぶのはなんとなくイメージできるのだけど、陣痛⇒出産という長丁場を、乗り越えることができるのだろうかと、途中で気絶してしまうのでは、子供を無事にしっかり産めるのか、パニックになってしまいそうだ、不安と恐怖で押しつぶされそうになっていました。
出産を乗り越えない選択肢なんてないのでこんなことをごちゃごちゃ考えても無駄なんですけど、私の心配性で怖がりな性格が災いして時々ズーンとなっていたのです。

授かれたんだからいいじゃないか、その通りです。
その通りなんですけど、いざ目の前に迫るとどーーーしてもこの恐怖がコントロールできない、これが今回の学びでもあります。

ああこのメンタルをどうコントロールしようか、痛いのはもう決定事項なので自分のメンタルとの向き合い方を模索しなければと考えていました。

そんな中、noteのある記事で「お母さんにしてくれてありがとう」という言葉を目にしました。会社帰りの電車の中で読んだその記事が、その言葉が、すごく刺さって電車を降りた後大泣きしながら帰宅しました。(今思うとあの時の自分は泣きすぎてちょっと面白いです)

望んだ妊娠であることはその通り、でも出産が怖い。
そこにお腹の子の存在を更に意識してみると、なんだか乗り越えられそうな気持になってきました。
この子に会いたいから痛みに耐えるんだ、落ち着いて深い呼吸をして酸素を送るんだ、すべてはこの子のためなんだ。だってこの子がおなかにきてくれて私はお母さんになったのだから。子への最初の恩返しだ。何より頑張っているのは私だけじゃなくて、子も頑張って出てこようと踏ん張ってくれているんだ。と。

実際に陣痛がきたとき、そんな風に思えるか不安もありますが、イメージトレーニングをして出産に臨みたいと思います。
お腹の子の存在を意識して、二人で乗り越えるぞ、母としての最初の試練を乗り越えるんだ。
漠然とした恐怖は、妊娠・母になることそのものに立ち戻って考えてみることで、少し気持ちが楽になった気がしました。

先に出産した会社の後輩に出産への恐怖心について話したとき、「すごくわかります。すごく怖いときもあるし、なんだか無敵な気持ちになるときもあってそれを繰り返しました笑」と教えてくれました。「無敵な気持ち」というのが、今回気づきを得たこの気持ちなのかなと思います。

後輩の言う通り、この気持ちと不安な気持ちを出産まで繰り返すんだろうなあ、ただその日がきたとき、お腹の子のことを考える、というのだけはしっかり意識したいと思います。

この気持ちを忘れないために記録しました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


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