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初めてイマーシブシアターに参加した後輩ちゃんの話。


はじめに。

イマーシブ・フォートのオープンや、泊まれる演劇の新作公演、DAZZLEの常設イマーシブシアターなどなど、ほかにも沢山の没入型コンテンツが話題になるなかで【イマーシブシアター】という単語を知る人も多くなってきたのではないかと思う昨今。

イマーシブシアター、気になりますよね…?
『従来の演劇のように客席を持たない』『観客が出演者と一体となって』『観客も物語の一部として』『貴方自身が物語の当事者!』

…………うん!なんかよくわかんないけど面白そうだな!!行ってみたい!

そう思って各種SNSでイマーシブシアターというワードや公演タイトルを検索した、あなた。
感想、落ちてなくないですか…?
というか、見つけても「なんかよくわかんないけど」の部分が「」のままおわったんじゃないでしょうか。

そうなんです。
イマーシブシアターのほとんどは、その性質から【ネタバレ禁止】なのです。
私が初めて参加したイマーシブシアターは、DAZZLEの『SHELTER』という公演でしたが、その時も同じでした。
公演がどんな感じなのか、気をつけることはあるのか………検索すれどもすれどもこれ!といった感想が出てこない。。
友人と共にとてつもない緊張感と不安を抱えながら参加したのをよく覚えています。

初めてイマーシブシアターに参加した後輩ちゃんが帰り道に言いました。

『いやーーー、こんなに面白いコンテンツなのにネタバレ禁止なのがキツいっすね!!仕方ないけど!』

……なのでこのnoteではイマーシブシアターのイロハを何も教えられないままイマーシブシアター初参加をした後輩ちゃんの感想を交えて、イマーシブシアター大好きな私がネタバレ禁止を守りつつ、これからイマーシブシアターに出会う人の体験前の不安をゼロに!そして体験してみたいの気持ちをを10倍にしたいと思います!!
数年前の私が初参加する時に知りたかったこと、イマーシブシアターのここがすごいよ!を書いていけたらと。(noteのタイトルはほぼ詐欺です。すみません。笑)

と、言っておいて恐縮ですが、新しいものに飛び込むことに特別アクティブで、すでにイマーシブシアターを体験する予定のあるあたなは、このnote読まなくて大丈夫です!
ぜひその緊張感とよくわからないけど面白そう!を抱えたまま、目星をつけている公演に飛び込んできてください。
知らないことや初めての緊張感は、イマーシブシアターにとって最高のスパイスです。
きっと最高の体験ができると思います。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからはなるべく簡潔に!なるべく忖度なく!イマーシブシアターのことを書いていきます。

2023年12月某日

【私】ミュージカルの舞台やディズニーランドとかのテーマパークが好き。あと映画をよく観る。30代。
【後輩ちゃん】演劇系の舞台は全く観ない。音楽のライブとかゲームが好き。あとアニメとかも観てる。ダンスの経験があるらしい。20代。

観に行った作品はダンスカンパニーDAZZLEが白金台にある常設シアターで公演をしている、イマーシブシアター『Unseen you』

先に申し上げておくと、この公演の主催グループDAZZLEは私の推しカンパニーです。
どうしても感想やおすすめポイントに忖度ぽさが発生してしまうと思うので、指摘される前に先に正直に申告しておきます。(笑)

【イマーシブシアター】従来の演劇作品のような客席を持たない、体験型演劇コンテンツの総称。
観客が自由に会場内を移動しながらみる「自由回遊型」出演者によって参加ルートを誘導される「誘導型」などのジャンルに加え、ダンスパフォーマンスを主とするもの、会話劇のようなもの、アトラクションのようなもの、観客参加の度合い、発話の有り無し……ひとえにイマーシブシアターといっても千差万別。
共通するのは従来の観劇体験にはない、没入感

ちなみに今回参加した『Unseen you』は、ダンスパフォーマンスを主とし、出演者も観客も発話をすることはありません。
役の台詞も全て録音されたもので上演されています。
形式は「誘導型」+「自由回遊型」。
公演の途中から、観客は自由に会場内を歩き回ることができます。

こちらはDAZZLE過去作品『Venus of TOKYO』のPVですが、観客の視界も含めてイマーシブシアターの雰囲気がとてもわかりやすい気がします!

イマーシブシアターの魅力

繰り返しになってしまいますが、客席がないこと観客自身が物語の中に入り込むこと。これに尽きます。
体験したことのない没入感!とか、風を感じるほどゼロ距離で見るパフォーマンスとか、物語に巻き込まれる驚きとか、出演者からレスがもらえたりコミュニケーションする楽しさとか……言葉にすると沢山あるけど、これも全てイマーシブシアターに客席が存在しないからこそ味わえる体験です。
イマーシブシアターの【没入感】【物語の一部になる】がどんなワクワクを生むのか、過去に参加した公演で私が体験したことからなんとなーく想像してもらえたら!

ある時は秘密会員クラブのオークションに立ち会い…

DAZZLE『Venus of TOKYO』

実際に出品された不思議な品を落札したこともありました…

DAZZLE『Venus of TOKYO』

宿泊した古いホテルで凄惨な事件に巻き込まれて、迫り来る恐怖から逃げてクローゼットに隠れたことも…

USJ『ホテルアルバート』

エレベーターの中で飲んだくれの綺麗なお姉さんに人生相談をしたこともあったな…

泊まれる演劇『MIDNIGHT MOTEL』

心から愛する妹と身一つで生きる場所を探したこともあります…

ムケイチョウコク『漂流する万華鏡』

京都で興味本位に参加した百物語の儀式で命の危機に瀕したり…

DAZZLE『百物語-夜香花-』

同じように興味本位で参加した横浜のクルージングでこれまた大変な目にあい…

DAZZLE『海へ還る風となって』

最近はふらりと立ち寄った上野の書店でいつの間にか本の世界に迷い込んだりしています…

DAZZLE『Lost in the pages』
DAZZLE『Lost in the pages』
ショーウィンドウパフォーマンス

どうでしょうか…?
なんとなく物語の一部になるワクワク、想像できましたか?
もし想像できたなら、そのワクワクこそがイマーシブシアターの魅力です!
実際に体験したならそれは10倍にも20倍にもなります。
体験したい!でもちょっとまだわからなくて不安だな…と思ったら、ぜひ下の項を読んで万全の楽しみ!な気持ちでイマーシブシアターの世界に飛び込んでみてください。

チケットの種類

イマーシブシアターにはよく、一般チケットに加え、プレミアムなチケットが存在します。
何がプレミアムなのかというと『特別な体験ができる』ものが多いです。
公演によってはお土産がもらえたり、衣装の貸出しなんかもあったりします。

今回後輩ちゃんを初イマーシブシアターに押し込むにあたり、私のイマーシブ友達に「イマーシブシアター初めての人が体験するならどちらのチケットがいいか」の相談をしました。
その結果は満場一致で『一般チケットがいいと思う』でした。(主催の皆さんすみません。)

理由はいくつかあるのですが、初イマーシブシアター自体が十分特別な体験なので、とりあえず一般チケットでいい!という感じです。
公演によっては『特別な体験』に、他の観客とは違う行動が必要になったりします。
特別な体験は楽しいですが、初めての緊張+そこでアワアワした焦りでせっかくの没入が途切れてしまう可能性も…。
もちろんサプライズや特別なことが大好き!な人は最初からプレミアムなチケットもおすすめです!!
より物語に入り込めたり、他の人が知らないことを知ることができたり、公演によって沢山のスペシャルを味わえると思います。

チケットの金額は様々ですが、私たちが今回参加した『Unseen you』は平日料金で一般チケットが7000円、プレミアムチケットが13000円です。
舞台のチケットと相場は変わりませんが、安くはないですね。
特に「よくわからないもの」に払う金額としては安くないです。
参考になるかはわかりませんが、公演を見終わったあとの後輩ちゃんの、チケットの金額に対する感想を引用したいと思います。

『体験する前は高いと思ってたけど、あの作り込みとパフォーマンスの迫力を思うと納得です。何よりめちゃくちゃ面白かった。内装の作り込みとかもすごいですね??』

これは今回体験した『Unseen you』だけでなく、私が今まで体験したどのイマーシブシアターでも共通して言えると思います。
泊まれる演劇なんかは宿泊費も含まれるのでそれなりにチケット代も高いのですが、ホテル内の内装も素晴らしいし、一晩を通しての没入体験は他には代え難い面白さがありました。

泊まれる演劇『MIDNIGHT MOTEL』

作り込まれた舞台芸術の中に観客自身が入り込み、物語やパフォーマンスをゼロ距離で目撃し当事者になる。
出演者と目が合い、あなたとだけのコミュニケーションが発生する。
それはチケットのランクに関わらず、イマーシブシアターを体験する全ての観客に与えられる特別です。
まずは一般チケットで、その特別を味わってみてください。
公演団体によっては、はじめて割引やU-25チケットなんかもあったりしますよ!

DAZZLE『Lost in the pages』

ドレスコードのこと

イマーシブシアターには、ドレスコードが存在するものがあります。
それは何故なら『観客も物語の一部』であるからです。
なるべく作品の世界観と一体になろう!ってことですね。
このイマーシブシアターのドレスコード、時々SNSで不安に感じている方を見かける気がします。
これは私の勝手な持論なんですが『イマーシブシアターのドレスコードは決まりではなくて、より楽しむためのアドバイス』です!
もし余裕があるなら物語の一部になるつもりで、色や雰囲気を気にしてみても良いかもしれませんが、そんなことより大事なのは【歩きやすい靴】【裾を踏みにくい丈のボトムス】この2点…!
イマーシブシアターのほとんどは、会場の中を自分の足で歩く演出になっています。
かつ上演中に出演者の誘導に従って階段の上り下りが必要になるものが多いです。
初めて参加される方は特に、世界観よりもこの部分を考えた方が安心して良い時間が過ごせると思います。

+α『ドレスコードによって物語をより楽しむ』が楽しそうだなと思ったら、ぜひやってみてください!
せっかくなので過去のイマーシブシアターでこんな楽しみ方しました!を載せておきます。

DAZZLE『百物語-零レ桜-』


USJ『ホテルアルバート』


泊まれる演劇『MIDNIGHT MOTEL』


DAZZLE『Venus of TOKYO』ハロウィン期間


ちなみに普段はてきとーな暗色の服で参加することがほとんどです。
そして初参加の後輩ちゃんには何もアドバイスせず「いっそ白服で来てもいいよ…!」と思っていましたが、下調べしてくれたようで当日は『Unseen you』のドレスコードである暗色の服で来てくれました。(+スニーカー)
えらい。

イマーシブシアターは一人参加でも大丈夫か

これは人によると思うのですが、公演が終わったあと後輩ちゃんは『一人じゃなくて良かったです!』と言っていました。
私は何度か行ったことのある公演は一人で参加することがほとんどですが、初めて行く公演は複数人で参加するようにしています。
イマーシブシアターの特徴として【全てのシーンを見ることが出来ない】というものがあります。
この部分はまたあとでも書きたいのですが、初めての時は特に見たこと、体験したことを話せた方がより楽しいです!
ただ会場内では同行者と別々に行動させられる、することが推奨されている作品がほとんどなので、上演中は他のどのライブコンテンツよりも一人参加が気になりません。
おひとり様大歓迎コンテンツです!
後輩ちゃん曰く『一緒に行動しなくても誰かと一緒に来たほうが、緊張感も和らぐ気がします…!』とのことで、もし緊張したりがあるなら誰かと一緒の方が安心できるのかも?

公演内容はどんな感じ?

これはもう、本当に千差万別です。
舞台といっても、ミュージカル、ストレートプレイ、ダンス公演…いろんなジャンルがあるように、イマーシブシアターも公演団体によって全く違います。
……と言ってしまってはなんの指針にもならないので、多くはないのですがこれまで私が体験したことのある公演団体を例に挙げて、こんな種類のイマーシブシアターがあるよ!をお伝えしたいと思います。

【DAZZLE】
先にも書いたとおり、ダンスパフォーマンスを主としたイマーシブシアターです。
上演中の観客の発話は禁止されていて、出演者と会話を用いたコミュニケーションが発生したり、観客自身が何かの役を大きく演じることはありません。
観客も物語の一部ではありますが、傍観者の立ち位置がしっくりきます。(油断していると巻き込まれます)
0距離で見るダンスパフォーマンスの素晴らしさはもちろんですが、作品が持つ独特な世界観が好きなファンも多いです。
観客による謎解きによって、物語のエンディングが変わるような公演もあります。
ほぼ全ての作品が誘導型+自由回遊型で、前半は誘導によるグループ行動、後半が自由行動で構成されています。
日本におけるイマーシブシアターの老舗、的な団体でもあります。

【泊まれる演劇】
ホテル全体を使った宿泊型のイマーシブシアター。
チェックインからチェックアウトまで没入感が演出されています。
公演ごとに脚本演出をされる方が違うので作品の方向性はそれぞれですが、観客の介入度は高めです。
見るだけでなく、出演者との会話によって物語が進行していきます。自由回遊型。
参加してなくても欲しくなるかわいいグッズやポップでわかりやすい公演HPに加え、招待状形式のチケット、公演終了後のラウンジでの歓談や、会場内での写真撮影など、上演中だけでないワクワクを作り出す演出がすごく素敵です。
いろんなものがともかく映えます。

【ムケイチョウコク】
登場人物チケットと傍観者チケットの2種類を選べる作品が多く、特に登場人物チケットでの参加は他のどのイマーシブシアターよりも強い、物語の当事者感を味わえます。
役を演じることは難しく感じるかもしれませんが、なりきってしまえば意外と大丈夫。
自分とは違う誰かとして物語の中で生きる特別な体験ができます。
演技するワークショップのような楽しさも。
いつもは誘導型ですが、今度の新作は自由回遊型だそうです!

【ホテルアルバート】
USJのハロウィンシーズンに上演されていたイマーシブシアター。
おそらくこの作品の雰囲気がイマーシブ・フォートのアトラクションに近いのではないかと思います。
出演者との一対一のやりとりは多くありませんが、シーンによって観客が一人で行動するようなドキドキする瞬間もあり、イマーシブシアター入門編としてもすごく良い没入感でした。
アルバートは基本会話劇の進行でしたが、イマーシブ・フォートのアトラクションはダンスパフォーマンスや謎解き要素、広い敷地を利用したミッション要素なんかもありそうな気がしています。楽しみですね!

こんな感じでイマーシブシアターにも、団体ごとにいろんな特色があります。
だけどあまり深く考えず、面白そうだ!と思った公演に飛び込んでみるのがいいかもしれません。


はじめてのイマーシブシアターにおすすめの公演

忖度なしにDAZZLE『Unseen you』と答えます。
何故かというと、常設シアターで公演しているため、思い立ったらいつでも見ることができて、今ならプレイガイドでも劇場当日券でも売り切れを気にせず簡単にチケットが買えるからです。
だってこういうのって、思い立ったが吉日じゃないですか!
せっかく面白そうだとおもっても、スケジュールが合わなかったり、相談している間にチケットが売り切れたり……それで初イマーシブシアターを先延ばしにしては勿体ない!
正直どの団体の公演が刺さるかって人によると思います。
だけどイマーシブシアターだけが持つ特別な魅力や驚きは、きっとどの公演でも感じられるはずです。
そしてこれは推しカンパニーへの贔屓も入ってしまうかもしれませんが、何よりもこの作品はわかりやすく面白いです!!(贔屓です!!!)
いつでも体験できる、という点ではこれからオープンするイマーシブ・フォートもいいかもしれません!テーマパークとして友達も誘いやすそうだし。
もちろん上野で上演されている『Lost in the pages』もおすすめです。こちらは6月までの常設公演ですよ!

常設シアターならではの
季節ごとのイベントや装飾もあったりします!

没入の心得

物語の一部になって楽しむこと。それだけです!
もし仮に出演者からの誘導やアクションに戸惑ったり、どこを見るか迷う瞬間があっても全然大丈夫。
それもきっと素敵な没入体験の一部になるはずです。
実際後輩ちゃんも出演者の誘導を間違えてしまったり、『あの時どうリアクションしたらよかったんだろう?』もあったようですが、終わったあとはそのエピソードも楽しそうに話してくれました。
そして他の観客が自分と違う行動をしていても(例えば謎解きとか)気にしないで、自分の見たいと思うものに集中して楽しんでみてください!

強いていえば、イマーシブシアターには必ず入場前にアナウンスされる注意書きや誓約書があるはずなので、自分の没入を楽しむためのガイドラインとしてもしっかりと目を通してくださいね!

イマーシブシアターを一度の参加で楽しみ尽くせるか

イマーシブシアターは複数のキャラクターが別の場所で同時多発的に物語を演じるので、一度で全てのシーンや全てのストーリーを見ることはできません。
ではイマーシブシアターはリピート前提なのか?
これは強く言いたいことなのですが、全てのシーンを見れなくても、ストーリーにわからないことがあっても、たった一度の参加でもイマーシブシアターを楽しむことはできます!!(主催の皆さんすみません。)
というか、見れなかったシーンやわからないストーリーなんかどうでもいいんです。
どれだけ会場に人がいて、あなたが見ていないシーンを見ている人がいて、あなたの知らないことを知っている人がいたとしても、あなたが見た物語には関係ありません。
イマーシブシアターではあなたの目撃したものが全てです。
見れなかったものを気にする必要はないんです。

私はこの「わからなかった」という気持ちが、もしかしたら体験したあとのフラストレーションに繋がるのでは…?と思っていました。
なので後輩ちゃんに、一つだけアドバイスをしていました。

『一人のキャラクターをずっと追ってみて!』

一人のキャストをずっと追い続ければ、少なくともその役のストーリーや感情は何となく把握できるので「わからなかった」が減ると思ったからです。
当日私は自分の体験の合間に、後輩ちゃんがどのキャラクターを追うのかチラチラと観察していました(笑)
結果、後輩ちゃんはあまり関連性のない三役を数珠繋ぎで追ったようでした。
私は終演後に、どうしてその三人を追ったのか聞きました。

『最初ついていった役はそこまでの物語で気になったから、次の役は一緒になった時に引き込んでくれたから、最後にみた役はその人の結末を見届けたくなったかったから。』

その三役には直接関わるシーンがほとんどなく、おそらく途中でたくさんの「知らない」が発生したはずです。
それでも彼女は公演終了後に『なによりもストーリーが面白かった!!!』と言いました。
そのストーリーの感想を聞くと「知らない」ことも、彼女の中で物語になっているようでした。

冒頭で【ネタバレ禁止】がマイナスのような書き方をしてしまいましたが、それは違います。
イマーシブシアターにおけるネタバレ禁止は、これから作品を見る人のためでもありますが、物語を目撃した人の、その人だけの物語を尊重するための大切なものだと私は思っています。
もちろん一緒にに参加した友達と、見てないシーンを話し合うのも素敵な体験の一部です!
だけど何よりも、自分のみた物語と抱いた感情を大切にしてみてください。
そして、もしもう一度その世界に飛び込みたくなったら、その時はまたその時だけのあなただけの物語を見つけてみてください。

おわりに。

ここまで読んでくださってありがとうございました!
まだイマーシブシアターに出会っていない人が、興味を持ったり体験したりするきっかけになればと思い書いたのですが、少しはその魅力が伝わったでしょうか……?
いろいろ分かった顔で書いてしまってはいるのですが、『行ったらなんとかなるから何も気にせず興味のある人はどの公演でもいいからとりあえず参加してみてください!!!!』が正直な気持ちです(笑)
そしてついでにこのnoteを踏み台に、楽しそう!を話したり、私はイマーシブシアターのここがおすすめです!を語ったり、たくさんシェアしていただけると嬉しいです!
みんなでイマーシブシアターをもっと盛り上げていきましょう…!!

コロナ禍を経て、止まった時を取り戻すようにあらゆるエンターテイメントが需要を超えて溢れ、自分の知らない「楽しい」に出会うことは、限られた時間やお金の中では中々難しいことのように思います。
それでも、そこに無理を言ってでも、イマーシブシアターという新しい楽しさを知って欲しいのです。
日常に退屈したり、これまでの楽しいに新鮮さがなくなった時、ぜひ足を運んでみてください。
イマーシブシアターが与えてくれる非日常的な体験は、きっとあなたの日常まで彩ってくれるはずです。

どうかあなたのイマーシブシアター初体験が最高のものになりますように!!

DAZZLE『SHELTER』




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