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あの頃、二十歳ひとりパリ旅行記2

1はこちら♡「あの頃、二十歳ひとりパリ旅行記

初日からてんてこまいのひとり旅。でもC'est la vie!って言ってみる。今こそ使いどきの言葉、と思いながら街歩きを始めました。

昨日救ってくれたお姉さんたちが、初日だめならこれから良くなるしかないからね、と。本当に励ましてもらった。今でも泣けてきます。

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もちろん名所もいいけれど、とにかく路地に迷いたくなるのがパリ。足を止めてはまた歩き、の繰り返しがなんと楽しいことか。

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メトロの入り口は特にパリらしく、音楽が流れてくれば、それはもう映画に入り込んだようでした。空が綺麗。

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小さなブティックや花屋、本、雑貨屋も絵になります。
お孫ちゃんに絵本でも買うのかな。

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その日は、朝一にオルセー美術館へ向かいます。好きな印象派の絵画たちを観ることがこの旅の目的の一つでもありました。

早起きしてオープンと同時ぐらいについたので頭が少しぼんやり。

でも命以外、盗まれないように生きながらも、パリを楽しまなきゃ!と思い、このあと大時計の近くにあるソファーで30分くらい、うとうとしました。笑
もちろんポシェットだけは服の中(なんなら下着の中ぐらい!)に、しまって。

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起きて下を覗くと、まもなく入場してきそうな観光客たちの列が。早くきてよかった。早く観たい絵に会いにいかなきゃ。

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そしてやってきたのがここ。
La Rêve(夢:デタイユ,ジャン=バティスト=エドゥアール,1848‐1912)

戦争画であるが、激しい戦闘場面ではなく、死と隣り合わせの兵士たちの、戦いを前にした束の間の眠りを表現している。夜明けの明るむ空には、ナポレオン軍と思われる過去の栄光がおぼろにかすんでみえる。(DNPアートコミュニケーションズ より)

前回見た時より大きく感じたこの絵画。実際かなり大きいです。言葉で言い表せないけれど、自分としてはなんかデジャヴで。この時代に生きていたのかもしれない、と思える忘れられない絵なのでした。

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天気がよく、その日の午後のスタートは、パリで一番好きな橋、Pont des Arts(芸術橋)から始めました。最高かよ。エッフェル塔も凱旋門もパリの象徴ですが、わたしにとっては、ここへきて、ああパリに来た!という感じ。

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南京錠、かかりすぎ!後ろからのぞむノートルダム寺院です。焼失した時のニュースを見て、母と泣きました。思い出たちが…。パリの人たちこそ正気ではなかったはず。

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早く元の姿に戻ってね。

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パリは今も昔も時代に翻弄される場所。それでもこの街が特別な理由は、どの時代からも人間の息遣いが感じられるし、そこにまさに愛があるからなんでしょうね。

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ジャベール、この橋から堕ちていったのかな。。

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大時計から見えたサクレクール寺院が美しく、翌日は18区モンマルトル散策に決めました。ブラブラ散策がもう本当に楽しすぎる。

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そうそう、わたしは海外のスーパーが大好きで、フランスは特に乳製品コーナーが最高すぎる。さすが農業大国、壁一面ヨーグルト。

もう…全部試したい♪  一日2つ、朝と夜分買って帰るのが日課でした。

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22:00の帰路、エッフェル塔はシャンパンのように煌めきます。帰る場所、眠る場所があることは幸せだなーとつくづく思ったのでした。

続く・・・。

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