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アフリカの難民キャンプで働く

今年の2月まで、NGO職員として3年ほどアフリカの難民キャンプで教育支援の仕事をしていました。難民キャンプで仕事するってどんな生活なのか。真面目な仕事編はまた追って書くとして、今日はゆる~く僻地生活編。

働いていた場所

ケニア北西部カクマ難民キャンプという場所と、ウガンダ北部いくつか難民居住地で働いていました。
どちらも主に南スーダンからの難民を受け入れています。

アフリカと一口に言っても、国によっても色々違いますし、都心と田舎でもやはり全然違います。首都で出会うシティボーイ/ガール達に話すとたまに「何でまたそんなとこに。。」「え、そこって南スーダン(国境の向こう)じゃないの?」なんて言われることもありました。

気候

どちらもむちゃくちゃ暑いです。現地は雨期と乾季があって、乾季の真っ盛りが一番暑いです。雨季はほぼ降るし乾季はほぼ降らないので、3年間、傘を持ち歩いたことも天気予報を見たこともありません(今日は雨が降るぞ、、と勝手に予報するおじさんは沢山いる)。

ライフライン

最初の事務所や住居がないときの立ち上げはなかなか大変ですが、いったん事務所の最低ライフラインを整えてしまえば、それなりに整った生活です。インターネットも使えます。しかしそれでも何かと「水がない!」「電気がない!」という事態が起こるのは割と茶飯事で、ライフラインの大切さをひしひしと感じます。。ペットボトルでシャワー浴びたりミニマムの水量で生活する逞しさは養えます。

生活

もちろんいかしたスーパーマーケットはないですが、市場に八百屋さんぐらいはあります。カレーの材料ぐらいは揃います。肉はヤギが全身ドーンと吊るされてるやつはよう買わんので、首都からパックされたお肉を買い込んでいったりします。たまに首都に上がるのが楽しみになります。首都では食事や買い物で1000円ぐらい飛ぶように使えるのに、任地だとまぁ使うところがありません。一番の支出は圧倒的にビールでした。

休日

やることないです。自分は寝るのが趣味なので、起きたら昼でゴロゴロ、たまに仕事したりネットとか見てたらあっという間に週末が終わるのですが、アクティブな方は大変ですね。やることないので。同僚は100本近く映画が入ったハードディスクを最初の数カ月でコンプリートしていました。

じゃあ何が楽しい

なぜそんな僻地で働くのか。やはり、やりがいのある仕事です。
特に自分の場合は、月並みですが、子どもたちの笑顔に癒されていました。
話を聞くと、内戦で親を失っていたり、人が殺される瞬間を目撃したなど目をつぶりたくなるような辛い経験をした子どもたちが、新しい生活環境で学校に通って、新しく友達を作って、本当にたくましく前を向いて生きている。目を輝かせて「将来は医者になって祖国の人のために働きたい」なんて言われたら、むしろこちらが勇気や感動をもらいます。実際はそんなにキラキラしたことばかりではない仕事なのですが、やはり心が洗われるというか、こういう子達の夢に少しでもいい事業をしたいと思う瞬間です。

はい。そんなところで。

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