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「人生に無駄な時間なんてない」 堂本剛の言の葉に命を救われた経験から 「命」や「愛」を…

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「人生に無駄な時間なんてない」 堂本剛の言の葉に命を救われた経験から 「命」や「愛」を考える Twitter twitter.com/cheri_pb Bluesky bsky.app/profile/cheripinkblue.bsky.social

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私はただ、好きになれた人に感謝の気持ちを持ち続けていたいだけだ

私は人が嫌いだった 人を好きになることが分からないし 好きになっても伝えられないし 伝えてもいないのに裏切られた気になるし 好きになっても嫌いになることもある 2022年10月、当時一方的に好きになった人物を追い駆けていたことがきっかけで小劇場の舞台に触れ、観劇を趣味にし始めた私は、多くの役者と出会ってきた 2023年1月、『ラチカン』の感想を綴ったnoteを経て、志水もえのさん、斉木香穂さんがTwitterにリプをくださったことで、役者と共有できるものがあると知

    • 優しさを、大切な人へ――『産声が聴こえない。』

      「『当たり前』の対義語は、『有り難し』『感謝』」 「作品を通して感じたことを誰かに届けてほしい、優しさの循環が世界を変えられると信じている」 石川美樹さん、奥山佳奈さん御出演『産声が聴こえない。』 脚本・演出の久我真悟さんが前説と終演後の挨拶で述べたことが、ずっと心に響いている 久我さんの作品は、昨年11月の『三落短編集。』以来となる 『産声が聴こえない。』本編は、3人の女性に焦点を当てている 親に捨てられ住所もなく、性風俗でその日暮らしの生計を立てている美穂

      • 貴き縁に、「いつも ありがとう!!」

        私は常々、言葉の意味というものを考える 基本的に、真に意味を持たないのであれば発しないつもりでいる 既に発した言葉であっても、時期と使い方を間違っていたと思えば、消して考え直した 今改めて、「ありがとう」を「いつも」感じていたい人、届けたい人へ贈る 今年5月、三栄町LIVE『4x3』 美彩貴さんとは出会って1周年を迎え、2年目へと歩みを進めることができた 次に迎える"31階"は7月、50minutes 2024『最後の一票』新宿シアターブラッツ 出会って1年以上

        • 観劇記録 令和6年1月12日~6月29日

          令和6年上半期のまとめ 素敵な物語と大好きな人との大切な記憶

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        私はただ、好きになれた人に感謝の気持ちを持ち続けていたいだけだ

          今だから言う、「生きていてよかった」とーー『ピクニック』

          私はこのnoteで、以前作成した記事の一部を削除した 自分で読み直したとき、「何故この時期にこの言葉が出て来たのか」と違和感を禁じ得ない、筋が通っていないと判断したものだ それから時を経て言葉の意味を再考し、もう一度立て直すことにした その一つが前回の"言葉を記号で終わらせない"である 今また一つ、ここに綴る 村上えりなさん(うにょちゃん)との出会いは昨年5月、三栄町LIVE『誤解のBar』だった 当時の記事に残している通り、A班B班の全キャストで最も感情移入した

          今だから言う、「生きていてよかった」とーー『ピクニック』

          言葉を記号で終わらせない

          扉画像:ꓸENDRECHERIꓸ TSUYOSHI DOMOTO LIVE 2022 『勃』 JEBR-0040 以前作成して削除した記事を、現在の私の意識で再構築した 近頃、記号論に関する文章を読む機会があった 学生時代以来かと思うが、内容は入門的な話で、"言語とは記号である"ということ、一般的な記号と同様に一定の内容しか示さない場合(物の名前など)もあれば、その時々で示す意味が違うという場合(形のないもの、概念など)もある、ということだ 2022.9.24、BAY

          言葉を記号で終わらせない

          貴き想い、ひとつへ――『4x3』

          (……行ける、間に合う) 5月8日、私は定時で仕事を上がり、新幹線に乗り、四谷へ向かった 令和6年5月8日〜19日、三栄町LIVEにて上演された、劇団おらんだ主催『4x3』 出演者の今野美彩貴さんとは、昨年5月『誤解のBar』で出会ってちょうど1年になる 今年1月の『誤解のBar〈2階目〉』を経て、私の「1番」となった美彩貴さん 私が美彩貴さんに惹かれるのは、魂が込められたお芝居に初見から引き込まれたことに加え、「私はただ、好きになれた人に感謝の気持ちを持ち続けてい

          貴き想い、ひとつへ――『4x3』

          舞台と観劇についての徒然

          扉写真:R6.4.10 『将棋無双・第30番〜神局のヴァンパイア〜』初日 "叛逆の逆十字" 反転 『第30番』については、昨年の『将棋図巧・煙詰―そして誰もいなくなった―』にも出演していた真田林佳さんから匂わせがあった時点から、今年1番の作品候補になり得ると期待していた そして今野美彩貴さんの出演が決まったことで、私の中でツートップに位置する二人の共演が実現、期待は最高潮に達した 現地上野ストアハウスでの観劇、アーカイブ配信終了までずっと気持ちが高ぶり続けたことは、こ

          舞台と観劇についての徒然

          何者でもなかった私に生きる意味を与えてくれた喜びと感謝を忘れない。『将棋無双・第30番~神局のヴァンパイア~』の記録

          昨年観劇した作品の中で最も心を掴まれた、『将棋図巧・煙詰ーそして誰もいなくなったー』 私は当時同時並行で公演のあった別舞台との関連と、「友達」をキーワードとして感想を残している そのとき私が見ていたものは、実に美しかっ"た" それが今では、その一部は崩れてしまっている こうも脆いものかと、怒りを通り越した空しさを感じてしまう 『第30番』のストーリーも、玉将と飛車の愛憎が描かれていた 飛車は玉将に出会ってすぐ、「友達」だと認識した 「自分が何故生まれたのかもわか

          何者でもなかった私に生きる意味を与えてくれた喜びと感謝を忘れない。『将棋無双・第30番~神局のヴァンパイア~』の記録

          貴き人と、『将棋無双・第30番~神局のヴァンパイア~』の記憶

          1月28日、『誤解のBar〈2階目〉』千穐楽 私は美彩貴さんからお手紙をいただいた そこには、「しばらく会えなくなるの寂しいです」という言葉があった 美彩貴さんとの出会い、経緯は「貴きもの。『誤解のBar』〈2階目〉観劇記録1会目」に残してある 特に印象深い出来事は、「私はただ、好きになれた人に感謝の気持ちを持ち続けていたいだけだ」に残している通り、美彩貴さんが私の誕生日を祝ってくれたことだ 観劇特典の動画を私の誕生日に合わせて贈ってきたし、第一に「お誕生日おめでと

          貴き人と、『将棋無双・第30番~神局のヴァンパイア~』の記憶

          あと何度、この景色を見られるのだろう――最も身近にいる大切な人へ

          ――あと何度、この桜を見られるのだろう―― 18年前のことである ENDLICHERI☆ENDLICHERI(堂本剛さん)作詩作曲、『ソメイヨシノ』誕生のきっかけ あるとき剛さんが母親と桜を見に行き、母親が「あと何度、あんたとこの桜を見られるのかな」とふと呟いた言葉が、剛さんにとって胸が張り裂けんばかりの響きを持って感じられ、命の儚さや愛を綴ったというものだ 18年前の私は、自分自身に絶望し、家族からも疎まれているような気がし、生きている意味が分からなかった 4月2

          あと何度、この景色を見られるのだろう――最も身近にいる大切な人へ

          "真実のカクテル" は、"自分"と云う生き方を映し出す。『誤解のBar』〈2階目〉観劇記録2会目

          (1会目からの続き) 冬川あかねの次に"真実のカクテル"を振る舞われたのは、秋葉エリ 将来に夢や希望を持てず、就職活動を続けている大学生だ エリのパート冒頭、志望動機の長台詞は、「何のために働き、生きるのか」という問いへの、綺麗事を抜きにした現代人の本音が赤裸々になっていたと思う 誰だって楽をして生きたいと思うものだ 先に述べた理想と現実の間から逃げ出したくなる、という感覚は、幾つになっても変わらない エリとマスターとのやり取りの中には、今の私にとって非常に耳が痛

          "真実のカクテル" は、"自分"と云う生き方を映し出す。『誤解のBar』〈2階目〉観劇記録2会目

          貴きもの。『誤解のBar』〈2階目〉観劇記録1会目

          令和5年夏、水面下で「1月に何かある」と情報を得ていた私は、この日をずっと楽しみに待っていた 令和6年1月11日〜1月28日、三栄町LIVE『誤解のBar』〈2階目〉 令和5年5月、同じく三栄町LIVEで上演された『誤解のBar』のシリーズ化である 初演(以下〈1階目〉)の感想は記事に残しているが、春名イチカのキャラクターから自分自身の記憶を辿り、胸を抉られる感覚になった 太田守信氏の黒薔薇少女地獄シリーズ全般に言えることだが、死生観を問う内容にいつも過去の出来事を振

          貴きもの。『誤解のBar』〈2階目〉観劇記録1会目

          観劇記録 令和5年1月21日〜12月17日

          令和5年、2023年の役者別観劇記録、日付入りです 挙げた役者さんは3作品以上観劇した人です 私は「純粋にお芝居を観て好きになった人は片手で数えるほど」とTwitter上で述べていますが、上位5名がそのまま当てはまるわけではありません お芝居以外の点をきっかけに好きになった人もいますし、1作品2作品でも観たいと思う役者さんはいますのでご了承ください 1位 真田林佳(@sdk_rinrin)9作品 1.21 1.29 2.4『ラチカン』 4.9 4.16 『将棋図巧・

          観劇記録 令和5年1月21日〜12月17日

          観劇1年、今年最高の作品を挙げろと言われたら、『将棋図巧・煙詰-そして誰もいなくなった-』を選ぶ。

          R5.4.9 4.16 上野ストアハウスでの上演から半年を経て、遂にDVDが発売された『将棋図巧・煙詰-そして誰もいなくなった-』 当然のように両班ともDVDを購入し、繰り返し視聴している 観るほどに引き込まれていく、不思議な感覚だ この作品については、既に二度記事をまとめている 「罪を重ねて詰みとなる復讐劇の結末に待ち受けるものは、愛だった。『将棋図巧・煙詰-そして誰もいなくなった-』観劇の記録」は、上野ストアハウスでの観劇直後にまとめた考察 「怨念との決別。『

          観劇1年、今年最高の作品を挙げろと言われたら、『将棋図巧・煙詰-そして誰もいなくなった-』を選ぶ。

          僕は"リア充"なのかもしれない。『大日本非リア充同盟 最期の一日』と、誕生日感謝観劇祭りを経て思うこと

          太田守信氏の脚本、黒薔薇少女地獄シリーズは、人間の生き方を問うテーマがいつも心を掴んでくる ここまでいくつか観劇しては、その度に想いをこうしてnoteに綴ってきたが、『大日本非リア充同盟 最期の一日』も、当然のように観劇したい願望が強くなった 9月は休暇が少なく体力に不安もあったが、前日まで状況を見極め、四谷三栄町へ行くことを決めた 9月10日 13:00  Bキャスト 8月の『きゅうきょくのニタク』から続けて三栄町LIVEに出演している今野美彩貴さん、鈴木真衣さんへ

          僕は"リア充"なのかもしれない。『大日本非リア充同盟 最期の一日』と、誕生日感謝観劇祭りを経て思うこと