山口周さんの「独学の技法」が好きで、三度読みした話

山口さんの本が好きで、たくさん読んできた中で特に面白かった本の一つの「独学の技法」について。簡単に内容と自分の考えをまとめたいと考え、まとめつつメモに残しています。こちらがテーマの本です。

ちなみに山口さんご本人による解説はこちらより

目次                                                                                                                      ▪ この本の何が好きなのか                                                                                  ▪ 私的考察                                                                                                            ▪ 簡単な本の内容

まず、何が好きなのかっていうと、「時代性」「心地よい内容」ってのがあるかなと。

「時代性」っていうと、ビジネス書には当然求められてくるかもしれないけど、まあ基本は「〇〇が大事です。その理由は△△」みたいな内容。だけど、この本ってすごくこの△△の理由が骨太っていうか、歴史的、経験的に考察してて、それを踏まえて具体的にこういうアクションの方向性が筋がいいですみたいなところまで落とし込んでくれてるあたり。アクションまで導線を張ってくれてるとすごくありがたいなと。

もう一つの理由の「心地よい」ってのは、平易すぎず、少し難解めの文章を何とか頭を使いながら読むと理解する感じ、個人的にすごく好きでまさにそれを感じられる所だと思っています。普段使ってない脳の部分を使えてる感じたまらないっす。

この本を読んで、とても印象的だったことは、「インプットの量とアウトプットの量はいつかクロスしていく」っていう事。 

経営者の方とかってすごく本読む印象だったけど、それっていうのは良質なインプットがあるからこそ、良質なアウトプットを出せているということで、つまり経営者はなるべくしてしかならないという点。これってすごい救いだなって思ってて、言い換えると正しく努力すれば確実に良いアウトプットを出せる人になれるってことですよね。ちなみにshowroomの前田さんは日に1冊読むとか。かなり良いインプットを日々続けててきた成果って感じですよね。

あともう一点、よく言われることですがパイ型人材の必要性について、イノベーション関連の書籍では越境型人材とかいう名前でよく出てくるけど、要は専門性を複数持つ人材ってことで、わかりやすい例は落合陽一さんとかですよね。で、この人材に関して、専門性を二つ持つ事だけが目的というか正解ではないんですよね。縦軸が専門性だとしたら、横軸をリベラルアーツ(LA)でこの二つの専門性を結ばないといけないそうです。つまり専門性に関する深い知識や経験という個別の事象(具体)を抽象化し、公理へと昇華させる為にはこのLAが大切だということ。これをやってこそ、二つの専門性が意味を持ってくること。とても大切だと学びました。

以下にはこの本に関する内容を私の解釈で書いています。

本の本筋は、なぜ今この独学が必要とされているのかという「目的」そしてその理由が明確にされています(①)。そして、独学をしっかりした効用(②)、結果どういうアクションにつながるのか(③)。最後に、おすすめの独学書ジャンル等紹介されています。

で、それぞれ簡単に冗長にならない程度に、かいつまんでいくと

①:「独学=知的戦闘力の向上 」と捉えてます。 多様化する社会、平均寿命が延びる中、会社寿命は加速度的に短くなっています。つまり人の人生において、複数ドメイン(会社等)をまたぐキャリア人生が考えられる中、生き残っていくための人生戦略としての二つもしくは複数のバックグラウンドに立脚したクロスオーバー型人材の必要性の向上のためにこの独学が重要。

②独学によって効率的なインプットとインプットが定着化した結果、良質な「問い」が自分の中で生成される。この良質な問いを保持していると、カラーバス効果というか、問いの周辺にある疑問が湧き上がりやすくなる=良質な疑問を生み出す力?ひいてはそれが知的戦闘力の向上につながる。

③:良質な問いに関する答えを導く過程で抽象化する力が必要で物事の抽象化、メタ認知力はまわりまわって、社会の根底にある公理の把握にもつながる。そしてこの公理の理解こそが知的戦闘力の向上に通づる。 

具体的に言うと、同じインプットをしたとしてもそれを踏まえた意思決定レベルに圧倒的な差を作る事が出来ることなど

以上より、厚いインプットこそがビジネスマンにとって必要なものであるという感じで全体を解釈しています。とてもかいつまんでいるので、よくわからないかなぁ。すいません笑

ここまで文章力のない文章を読んで頂き、ありがとうございます。


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