ヴァイオレット・エヴァーガーデンの映画を観て目頭が熱くなりました
まだ行く予定ではなかったのですが、急遽ヴァイオレット・エヴァーガーデンの劇場版を見てきました。
朝起きてすぐ、某フリマサイトを巡回すると今日の昼過ぎからのチケット2枚がなんと千円で出品されていたのです。
しかも、舞台挨拶のライブビューイング付き。
見つけてからわずか2時間後には上映時間でしたが、これは観に行けという思し召しだと思い行ってきた次第です。
命ある今しか何かを愛することは出来ない
公開から二日後なので内容についてはもちろん触れません。
しかし一言で言うならばとにかく美しい作品でした。
映像や風景としての美はもちろんのこと、音楽、描写、そしてキャラクターの気持ちや感情。
表現としてはアニメーションですが中身は濃密かつ自然体のヒューマンドラマでした。
一つの芸術作品を鑑賞したような気分にもなり、本当に素晴らしい作品だと思います。
テレビ版からそうですが、根底に『戦争と人の死』があるので全ての描写に重みがあります。
人が人を想うとは何なのか。
繋がりとは?生きる意味とは?
そして【愛する】ということの本質とは?
そういったものが観た人の感情を次々と揺さぶるのです。
また、周知の通りこの作品を作り上げたのは京都アニメーションです。
ここに書くのも憚られるほど凄惨な事件で、多くの命が無慈悲に奪われてしまったあの会社です。
生き残った方達がどんな想いでこの作品を紡ぎ、完成させ、そして試写したのか…。
そこを思うと、より深い尊敬と感謝と哀悼の意を表さずにはいられません。
後にも先にも冒頭の製作会社名とスタッフロールに流れる文字だけで目が潤んだのは初めての経験です。
作中では『会いたいのに会えない人』『会えるのに会わない人』『会いたくないのにいつも会っている人』、様々なパターンが出てきます。
京アニスタッフの方の多くは『会いたくてももう会うことが叶わない』状況だったはず。
そこを踏まえながら作品を鑑賞するとよりただのアニメーション映画ではない重みを感じることでしょう。
むしろ、その重みを感じてほしい(わざわざ言わなくても皆さんそうかもですが)
本当にたまたまタイミング良く観に行けただけなのですが、今日これを鑑賞出来て良かった。
今の自分にとてもハマる作品だったし、心に深く刻まれる作品になりました。
日常生活に追われて誰もが忘れがちになりますが、今一度あなたの周りを改めて見て下さい。
大好きな人、大切な人、守りたい人はいますか?
もしいるならばその人に伝えてほしい。
『あいしてる』
と。
その言葉の意味を考えるのも意味を持たせるのも、きっとその言葉を放ったあなただから。
痛みを背負い傷を負った経験があるからこそ、世界を美しく感じられる。
哀しみがあるから愛を感じられる。
【 愛してるを知りたがるあなたに
愛してるを伝えたいのです 】
読んで下さりありがとうございます。
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