シェフ渡辺
自分へのフィードバックとして、覚えておきたい食事の記録。
我が家の食卓事情を赤裸々に綴ります。
心を動かされた食事のお話。
子供の頃、台所の入り口に立って、祖母が料理をするのを見ているのが好きだった。 ただ好きで見ていたのかと言われれば、少し違うようにも思う。 あれはきっと、お腹が空いてしまって『早くご飯が出来ないかなぁ』という思いと、いつも食べているものがどの様にして出来るのだろう?という好奇心から来る思いとが半々ずつ、自分をそうさせていたのだろう。 私の子供時代の家庭事情は少々複雑なところがあり、小学校3年生から実家を出て一人暮らしをするまでの間は、ほぼ毎日、祖母の作るご飯を食べていた。 祖
●宮崎市 東南アジア料理 狙いをつけて行ったお店が、時間によりランチ終了となっていた。 店主に『他に良いお店はないですか?』と尋ねると、斜め前の日当たりの良い建物を指して、 『あそこの2階のお店は評判良いですよ。』 と教えてくれた。 勧められるままに伺ってみたのだが、これが “ 大当たり‼︎ ” ラクサが既に売り切れていていただけなかったのは残念だったが、 チキンライス、ココナッツカレー、パッタイをオーダーし、 そのどれもが都内でもなかなか食べれないような逸品であった。
●自宅 牛蒡づくしのお弁当 この日は小冊子撮影用にお弁当を作った。 お題は牛蒡づくし。 メニューはごぼうの炊き込みご飯のおにぎりに、ごぼうの唐揚げ、牛ごぼう、ごぼうサラダ。 季節のものをふんだんに使って料理を作るのは楽しい。 機会を与えてくれた友人に感謝。 ●柏駅 中華料理店 家族で買い物前にランチへ。 各々が好きなメニューを一品オーダーし、みんなで取り分ける事に。 手前左から、牛肉おこげご飯、サンラータン、五目あんかけ焼きそば。 子供の頃からある名店は、どれを食べても
2日ほど前のことだ。 いつものスーパーに行くと、豚ロースの塊が特売になっていた。 格好良く脂の乗った厚さ8cmほどのそれを手に取って眺め、カゴに収めた。 冷蔵庫のチルド室から取り出して3cm弱の厚さに切り出し、しばし常温に慣れさせた後、脂身と赤身の間の筋を数カ所切り、肉たたきで両面を叩いてから米粉を軽くつける。 これで下ごしらえは完了。 少し多めの油をひいたフライパンに、くし切りにした玉ねぎと一緒にのせて、遠赤外線コンロの上で強火にかけた。 焼いている間にキャベツの千切
最近は布団の中が心地良くて、休みの日はついつい長居をしてしまう。 起き出して大したこともしないうちに、いつの間にか時計の針は真上を超えていた。 特別にお腹が空いている訳では無かったが、身体を温めようと思い、うどんを作り始める。 昨日買っておいた大根と茎わかめが脳裏に浮かんだ。 うどんを茹でるための湯を沸かしながら、うどん出汁を作る。 我が家の出汁は市販のだしパックと塩が味の基本だ。 そこに薄口醤油、日本酒、みりん、わずかな量の砂糖を隠し味として加えて整えると、味も色も関西風
西武新宿駅に着いたのは14時15分。 今日の目的は新宿御苑周辺の散策と写真撮影。 そしてお目当てのお店でランチを取ること。 お店のラストオーダーは14時半。 携帯の時計を見ながら足早に歩き、5分前にお店に着いた。 しかしお店に着いてみると、立て看板に 『本日のランチは終了しました』の貼り紙がされていた。 こんなこともあろうかと、事前に調べていたお店がもう一軒。 さっさと足を右に向けて靖国通りを横切る。 5分ほど歩くと、少し暗めの路地裏にそのお店はまだ営業していた。 お店の
仕事に使用する道具を見に行くついでに、食事をしようと日暮里へ。 遅くに起きて、今朝はやけに寒いなと思い、天気予報をみると雨。 最高気温は一桁台。 ゆっくりと熱いシャワーを浴び、身支度をして家を出たのはお昼をまわったところだった。 暖かい格好をしてきたつもりだったが、 なかなかに体が冷える。 日暮里に着き、お目当ての店に向かって歩きはじめると、駅前のビル街を通り抜ける風が、やたらと堪えた。 5分も歩くと可愛らしい小さな紺の暖簾が目に留まる。 ちょうど1人が通り抜けられる程度