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【滋賀&福井】ぼっちフリーランスの旅。越前がに/比叡山延暦寺etc.

大した趣味もなく、普段は家に引きこもっているぼっちフリーランスのちーたーですが、旅行と食べることは大好きです。

完全ぼっちのソロ旅にも行きますが、たまに両親や妹と予定を合わせて一緒に出掛けることもあります。
家族が友達のようなものです。

今回の滋賀・福井旅は両親が一緒だったので、旅自体はぼっちではありませんでした。
前々から母がカニを食べたいと言っていたので、越前ガニが旅の目的です。
せっかくなので、少し観光もということで、滋賀にも寄ることにしました。

長浜と彦根は行ったことがあったので、初日はまず近江八幡に行ってみることに。
お天気が良くなかったので、屋内の施設を探して、たねやグループの経営するラコリーナ近江八幡へ。

その前に腹ごしらえということで、「近江牛処ますざき」さんに寄りました。
店内は掘りごたつのあるお座敷で、空間も広々。
窓の外にはキレイに手入れされたお庭がありました。

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父はひつまぶし御膳。

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母はハンバーグ。

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私はビーフカツ御膳。

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母のハンバーグをひと口もらいましたが、こちらはやわらかくてジューシー。
私のビーフカツも、上品でやさしい味のデミグラスソースで、ボリューム的にもちょうどよかったです。
この空間で、手頃なお値段で、近江牛を楽しめるって、とても素敵なお店だなと思いました。

お腹も満たされたところで、ラコリーナ近江八幡へ。

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自然の中に溶け込んだような作りに心が惹かれます。
中に入ると、こんな感じ。

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「たねや」と「クラブハリエ」が入っています。
白を基調とした開放的な明るい店内です。
たねや側の壁には、お菓子の型らしきものがたくさん並んでいます。

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とても細かくて繊細なデザインのものがたくさんありました。
クラブハリエには、何とも高額な「1本焼き」との商品が。

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これは何人で食べるのがちょうど良いのでしょう?

店内を抜けると、今度は田んぼや畑が広がっています。

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あいにくのお天気と季節もあって、あまり映えない画像になってますが、デザインされた農の感じが先進的で、夢があります。

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ところどころにおしゃれで可愛い演出がなされ、こちらの一角はクリスマス仕様に飾り付けされています(12月上旬)。

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ディスプレイや店内の装飾、商品のパッケージなど、何もかもおしゃれで感心です。

夜のカニに備えて、おやつは我慢し、ラコリーナ近江八幡を後にすることに。

滅多にお目にかかれない日本海を横目に越前海岸沿いを走り抜け、宿に向かいます。
今回は、カニをメインに宿を探し、開高丼で有名な「こばせ」さんという宿にお世話になることにしました。
ボリューム的に完食できる自信がなかったので、今回、名物の開高丼は断念。
写真で見る限り、昭和感溢れるお宿だったので、少々そわそわしながら、現地に到着。
写真を撮り忘れましたが、なんとも味わいのある想像以上のレトロ感です。
まるで昭和にタイムスリップしたような感覚を味わえます。
宿の入り口にはカニさんがたくさんいる水槽が設置されています。

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後から話を聞きましたが、こんなにたくさんのカニさんも、一週間分だそうです。

館内もなかなかのレトロ感です。
お部屋はバス・トイレなしの和室ということでしたが、畳はそこまで古さを感じず、部屋も清潔に保たれていたので、何の問題もなく快適でした。
斬新だったのは。。。

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テレビが金庫の上に乗っていたことです。

お部屋のすぐ外には日本海が広がっています。

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こちらは朝の光景ですが、西側に見る日本海は、普段南側に見ている太平洋と、日の差し方も異なり、ちょっと印象が違います。
なんとなく少しさびしい感じもしますが、個人的にはわりと好きな雰囲気です。

そしてついに今回のメイン。お待ちかねのカニです。

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左から月見がに、奥がセイコがにのみぞれ和え、手前がカニ味噌、右が甘エビのお刺身です。
画像からは伝わりませんが、月見がにとセイコがにのみぞれ和えの下は、これでもかってくらいカニがひしめき合っています。
スタートから贅沢なカニの食べ方に感動です。
ここから続々とカニがやってきます。
まずは黄色いタグ付きのゆでガニ。

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ありがたいことに、スタッフの方が、食べやすい状態にしてくれました。

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お箸にたっぷりカニをつかんで頬張ります。
幸せ過ぎて、天にも昇る気持ちです。

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続いてカニのアライ(蟹刺し)。

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とても立派で美しく、芸術品のようです。
甘みがあり、とろけます。
今度はカニではなく、バイ貝。

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こちらも新鮮で食感が良く、美味。
ダメ押しで焼きガニがやってきました。

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香ばしさを感じる焼きガニは、ゆでガニとはまた違ったおいしさがあります。
お腹がいっぱい過ぎて既に戦意喪失している母を横目に、締めの雑炊に立ち向かいます。

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普段、あまりたくさん食べるタイプではないですが、こういう時だけアドレナリンが放出されて本領を発揮します。
デザートのみかんは父にあげましたが、心ゆくまで存分にカニを楽しみました。
元々ごはんを食べるのは好きですが、ここまでの感動体験は滅多にないです。
朝食も海の幸たっぷりでおいしかったです。

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いつか名物の開高丼も食べてみたいです。

2日目は比叡山延暦寺へ。
自然の中をお散歩するのは楽しいです。
苔が好き。

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至るところに見られる最澄の言葉が素敵でした。
「一隅を照らす。此れ即ち国宝なり。」

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「自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも代えがたい、貴い国の宝なのです。」とのこと。
一隅とは片隅のことで、誰もが注目しない物事に、自ら取り組む人の貴さを表現したものです。
誰もが一隅を照らせば、全体が明るくなるというわけです。
今回、特別拝観をやっていて、戒壇院に入ることができたのですが、その解説の中でも「一隅を照らす。」についてお話がありました。

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もしかしたら私の解釈が間違っているかもしれませんが、物事だけでなく、身の回りの一人ひとりにもスポットライトを当てることの大切さをおっしゃっていたように思います。
私自身、自分に対して、ちっぽけで無価値な人間と思って悲しくなることがありますが、誰もが身の回りの人の素敵なところに光を当て、お互いに認め合うことができるようになれば、とても平和で幸せな世界になるだろうなと感じます。
私もそんな人間でありたいなとしみじみ思いました。

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なんだか最後にしんみりした感じになってしまいましたが、滋賀も福井も魅力溢れる県でした。
まだほんの一部しか行けていないので、ぜひまた開拓したいです。

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