ヒアリングに参加して思ったこと

おはこんばんちは🧀 新規事業開発インターンをしている大学生です。この記事では、最近行った中小企業の経営者さんとのヒアリングで得た経験と反省を綴っていこうと思います。

前提として、地元に店舗を構える製造業の店長さんと、直接お話をしてきました。

自分にとってこのヒアリングは、このPJで2周目であったので、以前の記事にも記載した通り、前回の反省も生かし、注意を払って挑みました。

① 「相手に沢山話してもらうこと」を意識した

今までのヒアリングでは、会話の中に聞きたい質問に対する答えが出たと判断するとすぐ、次の質問に移りたいという気持ちが湧き、話を切り上げて次へと向かうように会話を進めていたと思います。

しかし今回は、質問に対し、何かしらの回答を期待してそれを文字通りに捉えようとせず、その質問を聞かれた瞬間にどんな反応を示すか、開口一番何が飛び出してくるのか、どんなキーワードを繰り返し使っているか、言葉に詰まった時は何を言わんとしているのか、など、完全に質問の答えではないとしても、文字に起こされる事以外にも注意を払い、洞察的に相手を「深く」聞くことに挑戦してみました。

そのために、なるべく自分が話を遮らずに、時間の許す限り出し切ってもらう方が、本当の答えに近づくのではないか、と感じました。そのため、深堀りや不明点に対する質問はあるにしても、基本的に聞くことに徹してみました。

② ビジネスにおける「建前」を体験した

すでに述べましたが、私は文字通りに言葉を捉える傾向があります。それが良いケースも悪いケースもあるとして、少なくとも、ビジネスの世界では建前が共通言語であり、文字通りに捉えてしまうと勘違いに繋がることがあると感じました。(日本では?)

例えば、「10分だけなら取れそうだよ」と事前にお伺いしていたので、自分でもそのつもりで準備を進めていたのですが、結果として30分ピッタリに切り上げることになり、向こうは想定として30分用意していたのか、と気がつきました。

人と人が会話するとなると、10分では挨拶と前置きや準備だけで終わってしまうことも多々あると思います。「10分だけなら取れそうだよ」とは、「なるべく早めに切り上げられるようによろしく👍」と訳されると学びました。

また、距離感の近い店舗さんだったので、お菓子も用意したのですが、「うちではそういうの貰わないことになってるんだよね!」と仰られる場面がありました。これも一瞬、そういう社内ルールでもあるのか?と思ったのですが、「大学生なんだしそんなに気を使わなくていいよ」という意味かなと解釈したので、帰りにお菓子は置いて帰ってきました。

他にも建前を感じる瞬間があったのですが、日本人としてビジネスを行っていく上では重要な要素であり、文化として受容する必要性があると感じました。

③ 結局聞きたかったことが聞けたか分からず終わってしまった

これは、反省です。どうしても会話の世界に入り込んでしまうと、自分の想定していない方向に進んだりすることももちろんあって、それを理解したりメモに構造化することに必死になり、質問の意図として文面には現れていない「本当に聞きたいこと」が分からなくなってしまいました。

のちに冷静になって、まとめとして紙に起こしたり、社長さんに報告してFBを受ける際に、「〇〇のことはどうだった?」と聞かれて、ハッとする瞬間がありました。聞くのを忘れてしまった、と思ったからです。

いくら事前にプランを練っていても、当日、ヒアリングに挑む直前には何よりも、「今日絶対に聞きたいこと」を念頭に置いて、会話をしなければならなかったな、と反省しています。

次回へ向けて

もう幾つかのヒアリングをする予定はあるので、今回の学びと反省を生かし、また新たな発見ができたら良いなと思っています!🐭🧀


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