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人事ってどうやったらなれる?採用のプロが理想の人事を語ってみた。

皆さんこんにちは!チアキャリア の平塚です。

【人事に興味あります。】これって結構日頃からよく聞く言葉で新卒学生からも転職希望の方からも結構言われます。

でも、実際に人事の仕事ってどんなことしているのか、具体的にイメージするものって、面接とかの求職者対応のイメージによっているケースが多いです。

確かに人事は面接したり、説明会したり求職者対応もしていますが、企業によって求められるものって結構異なったりします。

ちなみに一般的な採用チームの役割を図解したのがこちら。

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今回は人事になりたい、という意見も多かったり、その一方で人事を採用したいけどいい人がいない・・・そんな企業の声も多くいただいているので、採用のプロから見た理想の人事をお伝えしていきたいと思います。

学生の理想の人事のイメージ

採用のプロとしての見解をお伝えする前に、面白いデータがあったのでご紹介します。

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マイナビさんの発表する、理想の人事ランキング。

1位は、嵐の櫻井翔さん3連覇達成 
選んだ理由
論理的に話をしてくれるし、場を明るくしてくれそうだから。
(理系男子)
インタビューなどを拝見すると、とても聞き上手で、
相手の話をうまく引き出していると感じるため。(理系女子)
2位はトップ3の常連、スポーツキャスターの松岡修三さん。
熱心で入社意欲をかきたててくれそう。
面接前に勇気づけたり、励ましてくれそう(文系女子)
3位は、ドラマでの教師役が記憶に新しい、俳優の阿部寛さん。
4位は、数多くの番組の司会をこなす、ウッチャンナンチャンの
内村光良さん、
5位には、俳優のムロツヨシさんがランクインしています。

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女性のランキングでは、

第1位は、アナウンサーの水卜麻美さん
面倒見が良さそうで、頭も良いイメージがある。
真剣に向き合って評価・判断してくれそう。(文系男子)
話がしやすそうな雰囲気がある。
程よい笑いを挟みながらしっかりとコミュニケーションをとってくれそう。(理系女子) 

知的でありながら、明るく優しい雰囲気が支持を集めました。

2位は、去年1位だった俳優の天海祐希さん。
カッコイイ大人の女性という印象があり、頼りになりそう。
誰とでも対等に接しているイメージがある(文系女子)

続いて、新垣結衣さん、有村架純さん、綾瀬はるかさん
明るいイメージをもつ人気俳優のランクインが目立つ傾向に。
全体として、人当たりが良く話しかけやすい人、
インタビューが上手で、自分の意見を引き出してくれる
イメージを持つ人が理想的だと捉えられている傾向にあるようです。

明るく、傾聴力のある話しやすい、親しみやすい人事が理想ということですね。確かに、素敵です。人事は会社の顔、とも言われるくらい学生にとっては最初に接触する人なのでとても重要な要素を担って今さう。

しかしながら、親しみやすいポジションで求職者対応することが人事の仕事ではない、ということは考えてみたら当然ですよね!

では、実際どんな人が優秀な人事、と言われるのか。

優秀な人事とは

優秀な人事とはもはやオペレーティブな業務を高速で回せる人材ではありません。
経営目線で必要な人事・組織面での企画提案・実行ができる人であり、
かつそれをできるだけ定量化して組織ノウハウとして蓄積できる人です。

社員のモチベーションアップができる、タレントマネジメントができる、など、優秀な人事の特徴は他にもいろいろありますが、時に経営者・役員と一緒になり、戦略的思考を持って会社をリードしていく存在である必要があるのです。

たとえば、HRTechサービスを活用して組織の状況を可視化し、
そこから経営陣が気づいていない課題を発見し善案を含めて提言できるような人事は、まさに優秀な人事として多方面から引き合いを受けることでしょう。

仕事を進める上でまず現状を正確に把握し、そこから課題を見つけて方法を検討・実行し改善に導く。これは何も人事に限りません。
社内のTOP人材を人事に据えるべき」という意見があるのは、
こういった進め方ができる優秀な人材に会社の命運を握る人事を任せるべきだという考えがあるからなのかもしれません。

採用難の時代ということもあり、「いかに優秀な人材を採用し定着してもらうか」ということが人事には強く求められています。


採用面では採用決定力が求められる

マーケット・採用ターゲット・自社の3つのことを理解し、
いかにして優秀な人材を引き付けるかという「採用決定力」が求められています。
転職エージェント経験者が人事担当へ転身するケースが多いのも、この採用決定力を見込まれてのことでしょう。

最適な組織環境を作り上げる能力

そして定着面。

せっかく優秀な人材を採用できても、定着してくれなければ意味がありません。
会社のビジョンや戦略に沿いながらも、社員それぞれが最も効果的な形でパフォーマンスを発揮することができるよう、
育成・配置・環境整備・制度構築の観点から最適な組織環境を作り上げていきます。
個別のマンパワーに頼るのではなく、組織的に動けるように仕組みを作っていくことが求められます。

数値に基づく科学的な視点

人事の業務は定性的になりやすい部分が少なからずあります。これらを感覚的に行うのではなく、テクノロジーを活用して数値化し、科学的に業務を捉えることが求められるようになりました。
ときには統計的な手法も用いて、何か課題があったときにそれがなぜ起こっているのかということや、どのようにすれば解決できるのかということを、データとしてノウハウ蓄積することが採用力向上に直結するのです。

社外パートナーを巻き込む力

これも重要です。社外パートナーというのはリクナビさんやマイナビ さん、チアキャリア などの媒体パートナーはもちろん、人材紹介会社さんなど、社外の採用パートナーをどう捉えているか、これは大きく差が出るところです。

我々人材パートナーからすると、人事は、企業の採用ミッションをお伺いし、その採用成功・達成に向けて、同じ目標をともにする同士なわけです。

そこに対し、情報連携のスピードや密度、信頼関係構築はとても重要です。

そのため、社外パートナーを業者扱いするような人事は、人を動かす能力に長けているとは言えません。いかに【この会社は素敵な会社だ・・・!絶対採用成功させよう・・!】と魅力を伝え、仲間に引き込むか、もとても重要なのです。

(私自身、中途採用などでエージェントさんや媒体さんに依頼する際、心がけています)

まとめ

人事ってどうやったらなれる?と冒頭からはじまりましたが、やることはきっと皆さんがイメージするより奥が深く幅広い領域になります。

面接とか説明会登壇のイメージだとキラキラして見えますが、どの職種も共通で日々泥臭いことの積み重ねで仕事って成り立っているんですよね。

人事は企業の顔、と言われるくらい重要ポジションです。企業は人で成り立つわけなので、いかに優秀な人材がジョインしてくるか、で未来が変わります。

Cheerもトップセールスや、トップマーケター、トップコンサルから人事を抜擢したいと考えており、絶賛募集中です。ぜひ、人事に興味がある、という方からのご連絡お待ちしております〜🙌!

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