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【旅の記憶】2019年11月 九州の思い出(最終日:上五島から福江島に渡る)

(前日の旅の模様はこちら)

会社の勤続20年の休暇を利用して訪れた2年前の九州旅行もいよいよ最終日。東京でみる風景とまるで違う美しい風景を毎日目にしていたため、かなりの長期間東京を離れていたような感じがします。職場復帰できるのか?みたいな不安も入り混じりながら(笑)、最終日を楽しみました。

上五島から福江島まで、途中にある島の世界遺産教会に立ち寄りながら半日かけて福江島に移動するツアーに参加しました。五島列島の島々を移動しながら、観光スポットを巡り、福江島に移動できるツアー、非常にありがたいものでしたが、昨年度で残念ながら事業終了になったようです。(リンクは参加した当時のツアー状況がわかるページです。)

朝は上五島・中通島の有川港から出発。鯨の骨をあしらった鳥居が目立つ神社にお参りしてからツアーがスタートです。

上五島・中通島の風景。遠くに見えているのは、石油備蓄基地です。

中之浦教会。入り江に建つ教会です。めったに見られないという、穏やかな入江に写った逆さ教会を見ることができました。ラッキー。

若松港から、水上タクシーに乗り換えて島を移動します。

若松島の南端にある、キリシタン洞窟周辺を巡ります。

奈留島に到着。いったんバスに乗り換えて、世界遺産の江上天主堂を目指します。奈留島は、松任谷由美が離島の高校の生徒のラジオリクエストに応えて、「瞳を閉じて」という曲を作ったエピソードで知られているとか。今でも島では歌い継がれているそうです。

世界遺産・江上天主堂に到着。水色の窓が特徴的の素敵な教会でした。五島には、実に素晴らしく、個性的な教会が各所にあります。

続いて久賀島に船で移動。なかなかスリリングな接岸方法でした(笑)。

着いたのは、これまた世界遺産に登録されている、旧五輪教会堂です。ちなみにこの地区の世界遺産の教会は、現役の宗教施設は館内の撮影ができませんが、ここは新しい教会ができて、今は教会ではないので、館内撮影ができる場所です。

教会内の雰囲気、実に素晴らしいです。この地区の教会は、上五島出身の大工さん、鉄川与助によって作られたものが多いです。船大工の技術を生かして、曲がった木を組むことを多用したりしていたとのことで、どこもとても美しい教会ができています。

いよいよ最後の目的地、福江島に到着。五島列島のどの島よりも大きく、何だか大都会にやって来たような印象です。

福江の市街地。商店街は人影まばらで少し寂しい状況でしたが、週末だったので仕方ないのかもしれません。

お昼ご飯に、きびなごづくしの定食をいただきました。刺身に寿司、てんぷら、どれも絶品でした。

福江城跡。いまは五島高校が建っています。風格ある石垣がいい感じの高校です。

福江城の城下町の武家屋敷群。塀の上に石が積んであるのは、外敵が来たときにボロボロ崩れて外敵の襲来に備えるためだとか。独特の美しい風景です。

観光バスに乗り、少し遠出してきました。堂崎天主堂。これまた個性的で立派な教会でした。

堂崎天主堂のすぐ隣で、素敵なおばあさんと息子さんが経営するお店で、チリンチリンアイスをいただきました。

福江島のシンボルのような山、鬼岳が車窓から見えました。

福江港に再び戻りました。ちょうどクルーズ船が来航しており、出港直前だったので、お見送りのセレモニーをやっていました。

五島市のゆるキャラ、バラモンちゃんとつばきねこもお見送り。市役所の方と話しましたが、クルーズ船が来てくれると、たくさんの観光客が一挙に来てくれるので、積極的に誘致したとか。この船は、屋久島などを巡ってこちらに来たそうです。

クルーズ船のための、地元の中学生のブラスバンドの演奏を、拝聴させていただきました。クルーズ船のお客さんもたくさん聴き入っていました。演奏していたのは、五島市の歌、「凛々と」。作曲はさだまさしです。中学生が生歌&生演奏を披露してくれていて、とてもいい演奏でした。クルーズ船の皆さんのおかげで、良い場所に立ち会えたと思います(笑)。

クルーズ船のいた場所から立ち去り、福江空港から小型の飛行機で長崎空港を経由し、羽田空港まで戻りました。長い旅でしたが、とても充実した旅でした。長い休暇をいただいた会社や上司・同僚に感謝です。

【終わりに】
楽しい九州旅行も終わりました。今から考えても、とても充実した毎日でした。災害の影響で、今は同じルートで旅行を楽しむことができないようですが、是非災害から復興した九州を再訪してみたいと思います。

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