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☆神田川沿い街歩き道中☆④鉄道構造物を眺めて御茶ノ水へ

神田川沿いを歩く街歩き、前回は万世橋周辺にかつてあった2つの廃駅の跡などを見て歩きました。
(前回の記事はこちら)

今回は、少し上流側を歩き、御茶ノ水方面に行きたいと思います。このあたり、とても印象的な鉄道構造物のオンパレードで、とても楽しい場所です。

■1枚の写真にすごい構造物が沢山

今回は、神田川の昌平橋から神田川を西側に見た写真から始めましょう。

総武線の神田川橋梁。橋脚が神田川の両岸にㇵの字に分かれています。
近未来感を感じさせる風景。

正面に見える高い場所にある鉄道橋は、総武線の神田川橋梁です。川にほぼ平行に走る総武線が、高い位置で神田川を軽快に跨ぎ越す鉄橋。これだけ見ていても、何だか近未来感を感じさせますが、この橋、実は昭和初期にできた土木遺産とも言ってよい名橋です。

すぐ左に見えるアーチの下に店舗がある場所は、実は明治時代の中央線の執着駅であった昌平橋駅跡。万世橋駅ができるまでのわずか4年だけですが、中央線のターミナル駅だったことがある場所です。

さらには、後ろにちらりと見える、御茶ノ水駅前にある名橋、聖橋に、地下鉄丸ノ内線の橋梁。このワンカットだけで素晴らしい構造物がたくさん見られるとても贅沢な場所です。

■昭和初期から続く光景

こちらは、今昔マップで戦後間もなくの航空写真と今の地図とを比較したものです。総武線の高架線は既に出来上がっており、万世橋駅も残っています。この頃にできた構造物が今も現役で使われています。

今昔マップで戦後間もなくと現代の状況を比較。あまり変わってなさそうですね。

■では、昌平橋周辺を歩きます

こちらが、昌平橋。1923年にできた車道橋の両脇に、歩道橋が増設された形です。
あまり古そうに見えないのは、
増設された歩道橋が表に見えるからでしょうか。
こちらは、万世橋駅跡に続くアーチ高架橋。
そして、こっちは中央線の昌平橋駅跡と、総武線の神田川橋梁。
こちらが、中央線の昌平橋駅跡のレンガ構造物。
この直上に、駅のホームがあったようです。

■そして、総武線のもう一つの名橋:松住町架道橋

万世橋駅跡から、少し引いた形で昌平橋を眺めると、総武線の高架橋には、ひときわ目立つ鉄橋が出現します。

神田川と昌平橋と、総武線の神田川橋梁、松住町架道橋
直下を走る幹線道路を、一跨ぎするダイナミックな鉄橋です。


松住町架道橋を真下から。高架下にはお店もあります。

■御茶ノ水駅に向けて歩く


駐車場から垣間見える、神田川橋梁の橋脚。
この角度から見ると、ダイナミックです。
そして、御茶ノ水駅付近に来ると目につくのが、丸ノ内線の神田川橋とトンネル。

御茶ノ水駅、つい先ほど(この街歩きを始めるちょっと前の時間)に駅のホームから下見していたので、反対から眺める形になりました(笑)。

おー、来た来た中央線(笑)。こうしてみると、総武線と立体交差するために、下っていく中央線の姿がよくわかります。

中央線がお茶の水駅に到着。ひっきりなしに列車が来るので、飽きない場所です。
おー、今度は丸ノ内線。しかも両方向の電車がすれ違い。
そして、この角度が、また撮影ベスポジです。

この角度で見た丸ノ内線、ネタバレするのであえて書きませんが、「最近観た、ある大ヒット映画」の聖地でもありますね。(見た人は必ず、頷いてくれている・・はず)

そして、この色の電車を見ると、その映画のワンシーンが(笑)。
御茶ノ水駅と聖橋を眺めます。

■終わりに

昌平橋から眺める鉄道橋、昭和初期にできたものとは思えない、素晴らしい橋を眺めることができる場所に、中央線の線路の周りには、昔の駅の跡とアーチ橋の下に広がるレトロモダンな店舗群。神田川の周りには、こんな素晴らしい場所があるとは。その魅力を改めて実感した。街歩きでした。

次回はさらに御茶ノ水から水道橋駅を目指して歩きます。こちらでも新たな楽しい場所に訪れていますので、お楽しみに。

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