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「大いなる秋田」がきっかけの、「区民施設」をめぐる街歩き

2023年6月24日、文京シビックホール。「大いなる秋田東京公演2023」のステージに立ちました。コロナ禍以来、数年ぶりとなる合唱のステージに立ちました。仲間ととても感動的なステージを楽しむことができたのは本当に幸せでした。

この演奏会、前回の2018年の際にご縁あって出演した関係で、その楽曲と仲間がとても楽しかったので、今回も迷わずにエントリー。そういうことで、今回も何度か練習会場に足を向けることがありました。練習の初回は、赤羽駅の近くにある、「北区元気ぷらざ」で練習がありました。練習会場は、たいてい駅から少し歩いたところにある各区の区民音楽ホールが多く、何だか合唱練習をしながら、「区民施設めぐり」と言う名のプチ街歩きをするようなことになりました(笑)。そういう「ちょっと変わった」演奏会秘話をお届けします。

■①北区元気ぷらざ(北区)

最初の練習は、東京都北区の「元気ぷらざ」でありました。JR赤羽駅から歩いて10分強と言う場所。

駅前から伸びる道は、とても味わい深い道で、実は元・鉄道廃線跡を歩いて元気ぷらざまでたどり着くことができます。その模様は、過去に記事にしているので、そちらを参照ください。

■②文京シビックホール(文京区)

区民施設めぐり、2番目は、本番でお世話になった、文京シビックホール。言わずと知れた、音楽をやる人には有名な施設です。

演奏会があった、文京シビックホールのあるビル。文京区役所のある、
シビックセンターに併設されています。

本番前に待機する楽屋口。地下鉄丸ノ内線の後楽園駅付近の線路沿いになります。ここは珍しく地下鉄が地上を走る区間。高架線を走る丸ノ内線を眺めることができました。

楽屋口は、地上を走る東京メトロ丸ノ内線の目の前です。
地上を走る丸ノ内線と、楽屋口。
お客さんが入る前の、大ホールです。
今昔マップで見た、戦前と今のシビックホール周辺。
かつては東京砲兵工廠という旧日本軍の施設の跡地です。
地理院地形図でコンターを書かせてみました。
文京シビックホールは谷底にあるので、丸ノ内線も高架構造なのですね。

■③森下文化センター(江東区)

森下文化センターは、一番多く練習に行った場所。ある意味「ホームグラウンド」のような場所になりました。

文化センターには、「のらくろ館」が併設されています。
のらくろが紹介してくれる、江東区マップとか、なかなか素敵なものも。
こんな素敵なジオラマもあります(笑)。
練習は、こんな感じでした。

ホールのすぐ近くには、小名木川が流れ、もう少し歩くと隅田川。このあたりは運河の町、という感じがします。何度か練習で訪れたので、近くで見つけたお気に入りの風景をいくつか。

文化センターの近くには、小名木川に架かる、西深川橋が。
何故か巨大な魚のオブジェがあります。
小名木川沿いの昔のレンガ倉庫の遺構なのだとか。
少し東側にある、大横川に来てみました。
一部川を締め切って、耐震護岸工事中でした。
街の片隅にある、昭和39年の東京五輪の国旗掲揚塔。
河川改修に合わせ、橋の架け替え工事を行っている場所も。
と思ったら、この新辻橋の下を流れる川は、もう水の流れがありません。
だんだん川としての機能が失われる部分も。これは大横川と交差する竪川に架かります。
首都高の北側は、既にずいぶん前に埋め立てられて公園化しているようです。
こちらは、小名木川に架かる新高橋。
こういう景色がつながる町です。
こちら、隅田川に架かる新大橋。新しく見える橋ですが、こちらは旧橋を架け替えたもの。
これが、明治時代の旧橋の親柱だそうです。
隅田川の様子。見えているのは、重要文化財、清洲橋です。
高潮など、いざと言う時にゲートを下ろす水門。
今昔マップで見た、森下周辺。縦横に伸びる運河網が特徴です。

■④としま区民センター(豊島区)

としま区民センターは、池袋駅に近い場所にあります。東口のアニメの聖地のすぐ隣のような立地なので、他の街とは歩いている人がちょっと違います。

池袋駅前にある、西武百貨店。
最近こういう駅前百貨店が減少中です。
ト音記号のオブジェを発見。
「としま未来へ」という歌の歌碑らしいです。
作曲は、さだまさしさんだそうです。

■⑤サンパール荒川(荒川区)

さいごは、サンパール荒川。東京の北東部にあります。JR常磐線の三河島駅から歩いてアクセスしました。

三河島駅で見かけた、荒川区のキャラクター、あら坊。
長いホームとそれに合流する貨物線が特徴的な駅です。
昭和を代表する鉄道事故の、三河島事故の現場としても知られています。
三河島駅の日暮里寄りで貨物線と常磐線が交差します。
常磐線は大きく円弧を描いて、日暮里駅を目指します。
貨物線の踏切があります。都心ではちょっと珍しい光景かもしれません。
なかなか楽しい街歩きができるエリアかもしれません。
そして、ブラスの皆さんの演奏風景です。
ホール練習、とても良かったと思います。

■終わりに

大いなる秋田東京公演を終え、とても充実した本番を迎えられたことにとても満足していて、ちょっと「大いなるロス」に近い状況になっているかもしれません。ひそかに、練習に行くときにその場所周辺を多少ぶらつくのが大好きだったので、その楽しみもありました。毎回懇親会が開かれ、団結力の強まった仲間と、一緒に楽しんだ練習。また是非近いうちに再演したいと思う今日この頃です。

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