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✧親愛なる星の騎士✧ Cher Chevalier étoilé (シェール シュヴァリエレトワレ)

♢♢テーマイメージ♢♢
青空より暗く、夜空より明るく。
日暮れ後の僅かな時間、
瑠璃紺(るりこん)の空に星が輝きだす。
太陽よりも月よりも静かに佇みながら、
1粒の宝石のように美しく輝く星。

太陽も月も、他の誰もいなくても、
星はいつでも見守ってくれている。
遠くで瞬く星から言葉は届かない。
それでも、あなたは心の傍に居てくれる。

私を勇気づけて守ってくれる、
愛しい、恋しい、星の騎士。

「騎士」をテーマとして星モチーフを取り入れた作品です。
今作品で成したかったことはただ1つ。

剣を!作ってみたかったー!!!(๑•̀ㅂ•́)و✧

という訳で、今回はテーマイメージと分けて書くほどでもないかな、という文量になると見込んでこのまま製作に関するアレコレを書き添えます。

剣のチャームが無い状況で、剣と分かる物を作ってみたい。ここが発端です。
例えばレジンモールド枠で最初から型になっている物を利用すれば作れるだろう、と予想はついていました。
ですが、専用の型を用意するのも手間ですし、何より「できる」ことが分かり切っている手法より、別の手法を試してみたい性質なので……。前々からどうすれば上手く “それっぽく” 見える物を作れるかと思案していました。

常に新しい創造を。未来を。
“可能性” という夜明けの世界を切り開いて進む、Charmant Chambre(シャルマン・シャンブル)。

……実験体質も格好をつけると何処かで見たようなキャッチコピーができますね。
☆(ゝω・)vキャピ
まぁそんな訳で、念頭に置きつつもそれなりの期間を放置されてきた課題が、この度1つ、めでたくも解決に至りました。
レジンに頼り切らない、同時に、極度に高い技工も必要としない方法を。基本的に特別な技量はないので、アイデア勝負です。

結果として、剣は「十字」と「氷柱(つらら)」のパーツを組み合わせることになりました。

元々、剣という物は細長い形状をしていますので、素材と作り方によっては強度に支障が出る懸念もありました。十字パーツの隙間と、氷柱パーツの丸カン部分をテグスで結びつけてからレジンでコーティングすることで、強度問題も無事に解決。
横から捉えている写真を見ると分かりますが、作りから自然と、十字と氷柱の境目が盛り上がった形状になります。※横からの写真は末尾のリンク先か、上述のInstagramに掲載しています。
吊り下げの場合はパーツがうつむきがちなバランスになりやすいので、柄にあたる十字が上向くような盛り上がりにより、むしろ剣が綺麗に見える形状になりました。これぞ怪我の功名。

約3.5cm(丸カン含めず)のミニ剣がこうして誕生しました。
氷柱パーツなので刃が無いため、武器の形状としては刺突専用で刃がついていないスモールソードが近いでしょうか? 握り部分がいっそ持てない程に装飾的(笑)なので、式典等で使われる儀礼剣ですね。

もう片方の星デザインのチャームは、盾に見立てた物です。戦闘職で片手剣を持つなら盾も欲しい。(儀礼剣なので盾を持つような場では使われない想定になりそうですが)
盾もラウンドシールドやカイトシールドがイメージしやすいのですが、取り入れたいモチーフが「星」でしたので、厚みのあるデザインチャームをそのまま丸っと持ってきました。

剣単品では、相方にしようと考えていたこの星デザインのチャームと縦横幅が違いすぎてバランスが悪いため、背景パーツを導入してサイズバランスを調整しました。
背景パーツは何か適当に良さげな雰囲気を目指してレジンで彩色しました。全体的に装飾的なレースのような曲線が美しいので、曲線が目立つように単色チョイスです。
やっぱり最後はレジン頼り。(笑)

いかがでしょう。皆様には一見して、剣という武具のアクセサリーに見えますか?

ファンタジー好きとして、テンションアゲアゲになる作品ができてワタクシは満足です(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠♡
日頃は余暇時間の配分もさることながら、見れば分かるような簡単な作りのアクセサリーしか作らないこともあり、中々製作話を書けません。今回は課題解決の嬉しさもあって書いてみました。顔文字を3種類も使う程に、はしゃいでいます。(顔文字も(笑)もわりといつも使っていることは棚上げ)

せっかくですので、この製作話をご覧になった方に「なるほどー!」と思ってもらえたら幸いです。

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