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◤セピアカラーの共演◢ 〜 La Co-Vedette Sépia ラ コ ヴデット セピア 〜

♢♢テーマイメージ♢♢
白木の如く滑らかに艶めく肌にサラサラと
しなだれる黒髪が自在に絵を描きだす。
それはまるで優しく甘い灰白色の白檀に、
苦みのある沈香を重ねて香らせたよう。

波打ち、円を書き、真っ直ぐに線を引き、
自由に、思いのままに、囚われず。
数多の姿を現す明暗の共演が魅せる、
上品で何処かミステリアスな美しさ。

ミステリアスに思えるのは、
選べる未来の姿が無限にあるからかもね。
そして選んだ選択が唯一の現実になるの。

ねぇあなたなら、どうするのかしら?
流れ落ちる髪を結い上げても良いし、
鮮やかな新しい色を纏っても構わない。

ねぇ気がついているかしら?
あなたも本当は願うままに振る舞えるの。

さぁ、お望みのままになさいませ。

Harmony with freedom and individuality💮

今回は「自由で個性ある調和」をテーマにした作品です。
※格好をつけて書いた上記の英語は先程Google先生に教えていただいたので、実はこれで意味が通じるかは不明です。(; ・`ω・´)

写真のアクセサリーはバレッタ(髪留め)です。正面画像だけだと、案外、何のアクセサリーか分からないんですよね。
ユザワヤで素敵なウッドボタンに一目惚れしたことで、今作品のきっかけを得ました。これぞ運命の出会いです。(笑)

自由や個性は、現代において重要なテーマとして扱われていると感じています。
自由も個性も調和も、同じだけ大切だと思いながら今回の作品を作りました。どれかが最も重要なのではなく、どれも同じだけ大事なこと、というのがポイントです。

自分の自由だけを優先すれば、無闇に他を傷つけ続けることになるでしょう。そして次第に孤立する結果を招きます。
共存できないものは、いずれ淘汰されます。

個性だけを優先すると、まるでネオンカラーだけの広告のように自他共に接することに疲れてしまうでしょう。同じ味付けは、料理でも創作物でも、他の全てにおいても、いつかは慣れて単調に感じるようになります。
そして最後には必ず飽きてしまうのです。

調和だけを優先した場合、自分のアイデンティティを確立できず、不安と不満がつきまとうことになりそうです。実際に「空気を読む」ということに疲れている人もいるでしょう。不和を起こさない心掛けは素晴らしい思いですが、全ての問題を解決できる手段ではありません。
不安と不満が常にある状態が続くのは、何故生きる必要があるのかと考えてしまうほどに、苦しく辛いものでしょう。

このように自由も個性も調和も、常にいずれかを優先すれば良いというものではないと、私は思っています。
バランスを欠いてはいけません。バランスの良くないものは、大抵の場合、効率的ではないのです。もっとも、良いバランスを保つことも大概難しいものですが。

「自由で個性ある調和」について、皆様はどのように考えるでしょうか?
これまでに考える機会のなかった方は、ぜひ一度考えてみてください。もしかしたら、意外な自分の一面が見つかるかもしれません。
この「セピアカラーの共演」のように、人は実に様々な姿を持っているのですから。「十人十色」と表すと、セピアカラーだけでは足りないかもしれませんが。

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