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納得いくまでやめられない性分なんです

Charites Accessories-カリテス-です。
スパンコールとビーズをオーガンジーやチュールに刺繍して、透け感の美しいアクセサリーを作っています。

1日中、スパンコールとビーズについて悩んで刺して解いて、また刺して解いてを繰り返していました。
よくあることなのですが、何をやっても何かが違う感じ。
だからと言って完成じゃないから、なにかをやらないと気持ちが悪い。
どれが正解かわからないけれど、どれが不正解かはわかる。

そんな感じでまた没頭の海に潜っていたら夕方になっていました。

今回なにが悩みの種だったのかというと、この黄色いお花のビーズ刺繍。

ビーズで縁取りをして、スパンコールで埋めて、なんとなく綺麗に刺せている感じがします。
しかし、これだけでは平面的で面白くない。
黄色一色でのっぺりしていて、深みがない。

ビーズを重ね刺ししても違う、濃い目のスパンコールを入れても違う、ステッチを入れても違う。

もう、途中でどうにもならなくなって、ホリエモンのYouTubeを見たり、アイスクリームを食べたりして気分転換をしました。
しかし、こういうときの気分転換なんて何の慰めにもなりません。
頭の中は黄色のお花のことばかり。 
結局、これを解決できなければ私の心の平安は永遠に訪れないのです。

でもこういう時に何時間か悩んでいると、突然ピンとくるんです。

「あ、あのスパンコールを使おう!」

で、できた〜!
これが正解だ!

黄色いビーズのお花に、スパンコールを重ねることで立体感が出て、さらにスパンコールの色の透け感が深みを出しています。
こういうとき、私って本当に天才だと思っています。
昨日あれほど本物の天才に憧れていたのに、今日この瞬間はどんな天才にも引けを取らないくらいにすごいと思ってしまう。
テンションが上がってしまいます。

この作品は今の私しか作れないのですから。
まだ悩むポイントはたくさんあるのですが、今日のところは正解が見つかってよかった。

私のアクセサリー作りは、【正解は簡単に見つからないけど、不正解は即座にわかる】の繰り返し。
もっとも、これはアクセサリー作りだけに限りませんけどね。

今日も新作アップの告知をしようかと思っていたのですが、次回作(この黄色いお花ね!)に振り回されてしまってそれどころではありませんでした。
私の製作現場からお伝えしました。

よろしければサポートをお願いいたします。 新しい技術習得のための刺繍学校の学費にいたします。