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6 救急車

今朝は通院。

朝起きて、通院の身支度をしながら
母の異変に気づいた。

片目の視線がズレている
呂律が回らない

加えて下半身不随となった身体で普通の乗用車への乗車も難しい。その中で30分も車に揺られて通院はもはや不可能だった。

「救急車を呼ぶ!」

父の判断は正しかった。

救急車で通院となった母。
近所の目を気にする母は、
「ピーポーは鳴らさないで!」
と強く言っていた。

しかしピーポーサイレンは必ず鳴らさないといけないらしい。


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