鈴木萌夏

レントゲン藝術研究所の研究の進捗状況などを報告します。

鈴木萌夏

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最近の記事

修了と修了展を終えてのご報告

昨日、修了展の撤収作業と研究室の撤収作業を終えて、晴れて女子美術大学の修士課程を獲得しましたので、ご報告いたします。 そもそも修士に進学したのは、卒業研究を提出する1週間くらい前に多摩美の芸術人類学研究所から大量の資料が送られてきたことがことの発端です。 せっかく送ってくださったのに、研究を投げ出す訳にはいかん!ということで、とにかく修士2年でこの資料を解析せねばならんのだ!私を修士に行かせてくれ!と両親に土下座して、どうにかこうにか学部と同じアートプロデュース(以下、A

    • とりあえず修了できそうだよのご報告

      ご無沙汰しております。 何だか、すごく時間が空いてしまって…どうしましょう…何から話したらいいのでしょう…という気持ちでいっぱいです。とにかく今日は「修了ができそうだよ〜」というお知らせをしたいと思います。それよりも自慢することがたくさんあるじゃん!美術手帖やartscapeの話を早くしてくれ!とお思いでしょうが、今日は一旦、「修了できそうだよ〜」と言わせてください。 修了するにはですね、審査会に通らないといけないのですが、それが1月の末に終わったところです。「修了できそう

      • 新宿少年アート

        こんばんは!みなさんいかがお過ごしですか?前回の投稿から時間が空いてしまいましたが約束通りに本日は「新宿少年アート」について説明を試みたいと思います。かなり長くなってしまいましたが、お付き合いください。 概要「新宿少年アート」は、1994年4月23日〜5月14日に東京・新宿の歌舞伎町一帯で行われました。中村政人さんなどが中心となって銀座の路上で開催した「ザ・ギンブラート」に続く、若手作家による自主企画展です。参加作家は公募で集まった約84組(※1)のほとんどが20代(※2)

        • ザ・ギンブラート(それからちょっぴり告知など)について

          おはようございます!みなさんいかがお過ごしですか。本日は「ザ・ギンブラート」(「新宿少年アート」に関しては長くなるので後日)について紹介しようと思います。 なぜこの話をすることになったのかというと、ご存知の方も多いとは思いますが「アーリー90's アートスクアッド」展(以下、スクアッド)が現在絶賛開催中だからなのだよ。 この展覧会は90年代前半に東京の一部のアート・シーンでゲリラ的に行われた活動、具体的に言えば今日のお題である「ザ・ギンブラート」や次回のお題「新宿少年アー

        修了と修了展を終えてのご報告

        マガジン

        • マガジンのマガジン
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        記事

          TAMAVIVANT'92村上佐保太郎左ェ門隆之介「ナンセンス・オンセンス」《Love Letter from Wall》について

          資料の中からこんなものを見つけました! TAMAVIVANT'92の資料です。 今日はこの資料について話をしようと思います! TAMA VIVANTについてまず資料の一番上に記載されている「TAMAVIVANT」について説明をしましょう。これは、多摩美術大学の故・東野芳明名誉教授が1984年にスタートさせた展覧会です。「プランナーやプロデューサー、あるいは研究者など、これからの美術・芸術、広義における文化の案内人たる人材を育てたい」という思いから始まったこの展覧会の第1回

          TAMAVIVANT'92村上佐保太郎左ェ門隆之介「ナンセンス・オンセンス」《Love Letter from Wall》について

          fo(u)rtunes展と研究環境の見直し

          コロナの影響で大学が入校禁止になり、早数日が経ちました。研究資料が大学にある為、調査が全く進みません。皆さんはいかがお過ごしですか? 私は只今、絶賛「fo(u)rtunes」展についてのZINE制作に取り掛かっています。が、大学に入れない!!!作品の情報を調べたくとも、大学に入れない!もっぱらネット上にも情報がない!イライラして、この記事を書いております。 イライラしても埒が明かないので、心を落ち着ける&頭を整理する為に、今日は「fo(u)rtunes」展について少し話

          fo(u)rtunes展と研究環境の見直し

          中ザワさんと初対面ごある。

          こんばんは。鈴木は現在、大門駅近くのマクドナルドにいます。 なぜか、というと、今日(実際は昨日2月19日)神保町の美学校にて”中ザワヒデキ文献研究”を見学しに行き、その後ご飯に行ったのですが、中ザワさんに会えたという事実がとてつもなく嬉しくて(『現代美術史日本篇1945-2014』は愛読書なのだから)お酒が弱いと言うのにビールを3杯も飲んでベロンベロンになり、電車に乗ったはいいが途中で終電が…という訳で、散歩がてら秋葉原から線路をずっと辿って浜松町まできました。道中、お付き合

          中ザワさんと初対面ごある。

          ART NAGOYA 2020

          おはようございます☺︎ 私は只今、名古屋に来ております。 アルバイトしている画廊:レントゲンヴェルケ がART NAGOYA2020に参加しているので、お供した次第です。 まずは、名古屋の喫茶店のモーニング文化があるおかけで、このように朝活ができていることを感謝したいと思います。目が覚めた時に朝焼けが綺麗だったので一旦画像を貼ります。 携帯に貼ってる松の木タクヤさんのステッカーが映り込んじゃってるな。まあ良いか!やっぱり夜遅くまでダラダラとしているより、こちらの方が体にいい

          ART NAGOYA 2020

          2020年2月11日

          こんにちは。 気が付けば、1週間も投稿をさぼってしまいました。 でもたださぼっていたわけではなく、結構バタバタとしていたので、ここ1週間の出来事を「えいやっ!」と書いていこうと思います。 2020年2月4日は大学院のクラスメイトと国会図書館に行きました。私が国会図書館に出没する率はかなり高いですが、集中しているため普段みなさんとお会いするときの私とは別人・すごい形相で本を読み漁ってることでしょう。けれどこの日は友人が初めて国会図書館を利用するとのことで、いろいろ案内をしたり

          2020年2月11日

          2020年2月3日

          こんばんは。 本日も昨日に引き続き、おすすめ情報を共有していきたいと思います。 その前に、進捗報告です。 昨日お伝えした通り、本日は、八谷和彦さんにインタビューをしてきました! 八谷さんは現在、東京藝術大学の美術学部先端芸術表現科の准教授をされています。ジブリの『風の谷のナウシカ』に出てくる「メーヴェ」を飛行可能な航空機として試作・試験飛行を行うプロジェクト《OpenSky》や、《ポストペット》(小さい頃、モモちゃんのお菓子食べてたな…)の原案、ディレクションを担当されたり

          2020年2月3日

          2020年2月2日

          先日の東京藝術大学での公開講義で、中原浩大さんに「情報が限られてませんか。アイテムを拾ってるように聞こえたんだけど。もっと情報ではない部分がたくさんあると思うので。」と言われたことをずっと考えています。なるほど、情報以外の部分ですか…。しかもそれが、たくさんある、らしいではないですか…。なんてこった。と思い、それはどうしたら、どこへ行ったら、誰に聞いたら、何を見たら知ることができるんだと調べたりしていました。が、調べて知れることって、それは情報ではないかと、今、気がつき、愕然

          2020年2月2日

          2020年1月31日

          おはようございます。 昨日は、なんと!小沢剛さんにインタビューを行いました。「fo(u)rtunes」展について、メディアではあまり語られていないようなことを、色々質問してきました。そうそう、小沢さんが《地蔵建立》をスタートさせたのは23歳なんです。今の私と同じ歳なんですよ。 ここでお聞きした貴重なお話は、また後日、ZINEにまとめますので、乞うご期待! それから昨日は、藝大のGAPの今村ゼミ主催の公開講義を聞いてきました。今村有策先生、長谷川新さん、中原浩大さん、曽根裕さ

          2020年1月31日

          2020年1月30日

          こんばんは。 今日からnoteをはじめます。 こちらには日々の調査・研究の進捗を報告していけたらと考えています。 折角なので、簡単に自己紹介をば。 私は1996年8月6日東京都大田区出身で、現在は大学院の修士(博士前期課程)1年生です。4月になったら2年生になってしまうのでかなり焦っています。 学部の3年生から「レントゲン藝術研究所」について調査を始めました。 修士でも引き続き調査をしていて、大学に行ってはFAXをスキャンしたり、VHSを見たり、雑誌の切り抜きを集めてみたり

          2020年1月30日