まぶしい食べもの「エビリゾ500%」
ー本名ですー
しとしとと雨が降る夜の茅場町。
前に雑誌で見てから気になっていた「エビリゾ500%」とやらを食べに、「ロットチェント」へ向かった。
メニューには「エビリゾ500%(特濃注意!)」と書かれていた。
おしゃれなイタリアンレストランという雰囲気で、1人で入ってエビリゾの単品を黙々と食べて帰るという行為はこのお店にふさわしくない気がしたため、テイクアウトすることにした。
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できあがりを受け取り、いそいそとお店を出る。
容器はアツアツで、ほわほわと海老の香ばしい匂いがもれ出ている。
エビリゾが揺さぶられないように、手をヒヨコのようにして、何なら足もヒヨコのようにしてトテトテトテっと家まで走る。
この匂いを前にしたら誰もはやる気持ちを抑えることなんてできない。
光の速さで帰宅。
ひとくち食べてみるととにかく濃いエビ。
色も味も濃い。
エビ味噌を食べたときとか、エビを殻ごと食べたときみたいな濃さと香ばしさ。
エビって500%にするとこうなるんですね!っていうありきたりな感動しかできなかった。
けどそれが全てだった。
てか500%ってなんだ。
硬めのお米とローズマリーの香りもいい。
一粒一粒が幸せに包まれて輝いているまぶしいリゾットだった。
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