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子宮という宇宙世界vol.7《しばらく安静にしてください》


産休は出産予定日の6週間前から取得できます。

ちょうど予定日の6週間前から産休に入りました、が、本当は、もっと産休の前に有休をくっつけて早めに休もうと思ってました。(実際そうしてる人が多い気がする)

でも産休取得できる日の直前に、仕事上大きなイベントがあり「引き継ぎつつ次の担当者フォローしつつ無理しないでやってね~」くらいだったのですが、このイベントが去年異動してきて初めて任された大きいイベントでかなり強い思い入れがあったことと、その割に次の担当者が正直あんまりちゃんとやってくれなさそうだったので(笑)、このイベントを最後までちゃんと見届けてやり遂げてから産休に入ると自分自身で決めました。


この決断した時の自分は、妊娠9か月のからだナメてたなあって思う…



なんたってこのイベントっていうのは、各地域から選ばれた社員のナレッジ発表。役員が順位を決めて表彰式もやる。企画から、発表者の面倒見から、役員への進講から、最優秀賞への賞品決定から、当日の演出までぜーんぶやった。全部やったし、ちゃんと想いを込めてやった!

ここまではよかった。在宅でやらせてもらったので体の負担が大きかったわけじゃないし、やっぱり楽しかった。


しかし当日は朝っぱらから一日かけて「仕込み・本番・バラシ」をやるような日。できるだけ自分の負担がないように、役割分担したつもりだったけど…

引き継ぐ先輩は初心者も同然なので、結局自分も動きながら教える。…仕方ない。

そして先輩なので、自分が座ったまま顎で遣うわけにもいかず、結局自分も動く。…仕方ない。

運営人員もギリギリなので、偉い人への声掛けとかカンペ出しとか、本番中その場で気づいたことは結局自分が動く。…仕方ない。

終わったらすごい達成感で嬉しくなって、偉い人やゲストたち全員に声かけてしゃべって写真を撮る。…仕方ない(?)。

先輩は時短勤務なので、終わってからの片付けは上司も手伝ってくれたけど結局ある程度は私がやらないといけない。…仕方ない。

帰り道はお腹が張ってたものの、頑張って家に帰らないといけないので、丸の内のど真ん中を3歩歩いては止まり、3歩歩いては止まりのガチ牛歩で何とかバスに乗り込んだのでした。


この結果、このイベントの一日で妊婦とは思えぬほどはちゃめちゃ動いてしまった…


そして翌日以降、お腹がガチガチに張って痛くなったのだった。しかも寝ても全然治らない。

3日くらい経つと、3歩歩くとお腹が張って、子宮を丸ごとぎゅっとつかまれる感じに…

胎動はあるし、出血も破水もないので大丈夫とは思いつつも、おなかの中で苦しい思いしてたらごめんね……と何回も謝りながら急遽祝日の病院へ。



助産師さんに「3日も前から?もっと早く来てよかったのに!」と少し怒られつつ…

赤ちゃんは全く元気だったので問題なし。
ただ、頑張りすぎなので、切迫早産にならないように、横になってしばらく安静にしてください。と言われました。


とりあえず赤ちゃんに何もなくて本当によかったけど、この日から動くのはトイレと食事の時だけに。あとは家事も買い物も、何か物を取るのも夫が動いてくれました。なんか悪阻の時に戻ったみたいだった…介護状態。

どうやら座ってじっとしてても子宮に重力がかかってるのでダメで、横にならないと「安静にしている」とは言わないようです。(確かに座っててもつらかった。)

ただただ寝ながらオリンピックを観ることしかできなかった…



仕事も1日追加で休み、1週間したら元に戻りました。よかった。

やっぱり、今まで通りとか、1日くらいは、とか思っちゃいかんなあと反省しました。


産休前の最後の1週間はそんなこんなで急遽休んだりしながらゆるゆる消化試合をおこない、9か月にも入ったのでなんだか急にお腹もかなりでっかくなり、なんとか乗り越えた感じでした。

結論あと1週間早く休み入っちゃえばよかった(笑)


でもここまで働かせてもらえてありがたかったです。

チームの皆さんやフロアの皆さんに、たくさん声掛けていただいて励ましてもらえて元気出ました。いい人に囲まれて仕事できてよかったです…



産休中は暇になりそうなので、何やるかこれから考えます!



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