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インターナショナルスクール(小学校)再受験への第一歩

何か言わないといけないので「えーと、その場合はどうなるんですかねぇ。子供にはどう伝えたらいいんでしょう?」という私の質問に、今度は事務局の方も困るばかりでした。

どう伝えたらいいでしょう?

「子供にはどう伝えたらいいんでしょう?」
そんな私の質問に困り、電話口で沈黙する事務局の方。

思い切って私から聞いていみました。
「では、どうしたら結論を出してもらえるのでしょうか?うちは、入学させていただきたい気持ちでいるので、つまり、どういう状態になったら入学できるのか、教えていただけないでしょうか?」

「そうですね…コロナ以前は、筆記テスト、エッセイ(作文)ライティング、校長先生との面接を総合して合否を判定していたんですけれど…今年はちょっと特殊な試験の仕方をしているんですよね…」
と、事務局の方。

そこでは、母はドキドキする心を抑えながら、さらに思い切ってお願いしたみました。
「うちの子の試験なのですが、通常の年と同じようにしていただけないでしょうか?筆記試験とエッセイライティング、やらせてください。その結果で、もう一度検討の俎上に載せていただけないでしょうか?」

学年が下がる可能性!?

粘る母に、事務局の方はこう答えました。
「その結果、もしかしたら、1学年または2学年下がっての入学となる可能性もありますが、大丈夫ですか?お子さんのプライドを傷つけたり、学習意欲を低下させる恐れもあるので、理想的には、同じ生まれ年の子ども達と一緒の学年をお勧めしますが…」

「その時は学年が下がっての入学となっても大丈夫です。英語で授業を受けてついていけなかったら結局仕方ないですから…ただ…大変図々しいお願いなのですが、受験料は2回払いますので、もし1回目で1学年あるいは2学年下の学年に入学できるという結果になった場合、本来の学年の席に空きがあれば、1-2か月後にもう一度受験させてもらい、成績の伸びを見て、もう一度学年の判断をお願いできないでしょうか?…もちろん、結果的に最初のテストと同じ結果になってもそれは受け止めますので」


私の必死感がお相手にも伝わったのか、「分かりました。では、そういうことで進めましょう」と回答していただいた時の安堵感といったらありませんでした。

粘る理由には理由があります…

こんな私の粘り、もしかしたら、しつこすぎると思われるかもしれません。
でも、長年の海外の方と仕事する中で学んだこと…それは「簡単にあきらめない」姿勢。


そして、少しでも相手が譲れるラインを探し、そこが突破口になれば、少しずつでも目標に向かって前進できるということ。

特に、日本の学校でない、インターナショナルスクールだからこそ、この姿勢をポジティブに受け入れてもらえたという点も大きかったと思います。

とりあず、ドアは少し開きました。まだ、中がほんの少し見えるか見えないかというわずかなスキマです。

でも、そこに希望の光を見出し、わが子と改めて受験にチャレンジしよう!少し明るい気持ちになったことを覚えています。

まずは、子どもにもう一度(あるいはさらにもう一度)受験するということを、どう上手く伝え、本人のモチベーションを引き上げられるか。
そこが次の悩ましい点ではありました。


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