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星と月と楽しい音

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最近の記事

ご祝儀も贈れない私はただひたすらに喪失のベールを纏う。

もう、何度読んでも、必ず泣いてしまう。 「変態ごはん」の作者小林潤奈さんが、2020年10月18日にインスタグラムに投稿した漫画。私がこの記事を下書きにしまい込んでいる間に潤奈さんはインスタグラムを辞めてしまったのだけれど。 (Twitter https://twitter.com/kobayasisters では読めます。) 「推し」を持つ身、持ったことのある身ならば誰もが涙するのではないかと思う。初めて読んだ時に特定の推しを持っていなかった私でも、共感だけで泣いた。

    • もう10月も終盤。下書きだけがたまってゆく。

      • ラピスラズリ。青い石を買った

        ある夜急に青い石を好きになって、小さな石のネックレスを買ったのはある夏の終わり。 青い石を持ったことというよりは、青い石を持とうとしたことそのものが私にとっての転換点だった。 ターコイズがわりと好きで、グリーンよりもブルーのものが好きだけれど、ラピスラズリの青はそれどころじゃない。深い青。深いけれどネイビーとは少し違う鮮やかさがあって、どことなくアジアっぽい華やかさ。(実際にイスラム圏が産地のようだし、日本名は「瑠璃」だ。)わかりやすく美しいとは思うが、まさか自分が、そう

        • ペラと「面倒くさい」私。

          いくつかの記事が書きかけのままになっているんだけれど、なんとなく仕上げきれなくて、今日になった。もう4月が1/3終わる。 今日の空は晴れだが、嫌だなと思うことばかり考えてしまう日みたいだ。 「ペラ」という言葉がある。紙じゃなくて、お喋りな人の意味で。 嘘つきは論外として、お喋りな人というのは時として他人に本当に嫌な思いをさせることがある。特にそれが嘘でない場合、お喋りな人にとっては何が悪いのか理解できなかったりするのでややこしい。 かくいう私もわりとペラだ。でも今では

        ご祝儀も贈れない私はただひたすらに喪失のベールを纏う。

          あまから

          甘辛い、あまじょっぱい、食べものが好きだ。 昔は甘いものはあまり好まなかった。特におかずは、ひたすらしお辛いほうがおかずらしい、甘いものでご飯は食べられないじゃないか、と思っていた。塩や醤油で白いご飯がいくらでも食べられた、あの頃のこと。 今でも塩むすびを食べたくなる日はあるけれど、それ以上に「あまから」が好きで、つい色々と甘辛くしてしまう。 私の生まれたところ、港のある田舎では、あらゆるものがしお辛かった。そして女たちは、はっきりと甘いものを好んでいた。甘納豆はおやつ

          あまから

          嘘の正解が正解だという世界の嘘

          すゑ(え)ひろがりずがラジオで、今、自分たちのいる世界は三島の夢の中だと話すくだりがあった。(突然のすゑひろがりず。わりと好きな私です。) そうだったら、と思う。 夢から醒めたら、三島さんは四畳半の部屋でジェラートピケにくるまっているかもしれないけれど、私もこの嘘の世界の嘘の平安に気づかず気にせず、心安く生きているかもしれないから。 そんなふうに考えていると涙が零れそうになる。 外は、なま温い雨だ。 病んでそうなタイトルになってしまった。 けれど、自分に嘘をつくこ

          嘘の正解が正解だという世界の嘘

          やる気のないやつはやめろ論

          「やる気のないやつはやめろ、なんて言うのは簡単だけれど・・・」と言う、言われる、ことがある。かつて、私もそう言ったこともあるかもしれない。今はそう思わないので、言わないけれど。 今、私の結論として「やる気のないやつはやめろ」なのだ。 だって私がそう思ったって、そう伝えたとしたって、やめるかどうかは本人次第だし、そもそもその人にやる気があるかないかなんて、本人にしかわからないのだ。 だから思う。「やる気のないやつはやめろ」 やめたほうがいいよ、と。

          やる気のないやつはやめろ論

          カッとなって

          「緊急事態宣言」ってなんだろう。 気づけばそんなことを考えている年始になってしまった。ものものしい、ともすればぶっそうな字面で、しかし内容はあんまり、わからない。それがなんとも今ふうだ。 ひと月ほど前にこんな記事を書いた。よく憶えているんだけれど、実はカッとなって、トイレで書き上げた文章だ。 この「カッとなって」というのは、ものを書くときにすごく役に立つ。私のように私事をとりあえず書くだけなら、カーッとなっていさえすればどうにかなる。まあ別に書かなくてもいいのだけど、そ

          カッとなって

          つま先のエポックメイキング

          そもそも、暖かい地域に住んでいる。雪が降ることは殆どないし、積雪などということがあれば大騒ぎだ。さらには車移動で、ドアtoドアの生活だ。 だからウールのコートに袖を通すことは殆どないし、少しシックな(と、私は思っている)ダウンコートなど買ってしまったものだから、その重たくて暖かいウールのコートはついぞ丸2年、クリーニングから戻ってきたままの姿で押入れの中に吊るされている。そろそろ、処分かなとも思っている。 ハイネックやタートルネックは好きなのだけれど、マフラー・・・はぎり

          つま先のエポックメイキング

          12月28日。

          “誰かのあなたへの「愛の意志」が、まっすぐに投げかけられてくる気配” 毎週金曜日、楽しみにしている筋トレ週報。 実を言えばだいたいは、筋トレ週報を見るためにnoteを開き、ついでにnoteを書いているのだ。 占いで悪いことが書いてあると気が滅入ってしまう。だからといって良いことだけ書いてあります、というのもまた違う。 その点、石井ゆかりさんの占いはそういうことがなくて、まあどっちでもないというか、夢見がちなきれいごとと思う向きもあるのかもしれないけれど、ともかく私は好き

          12月28日。

          筋肉痛

          よく筋肉痛になる。 ジムに通い始めた頃のように全身隈なく痛んで息をするのも辛い、というようなことはなく、面白いくらいにトレーニングした場所にぴったりと痛みがくる。 これは良いことだと考えている。効かせようと思った場所がぴったりと痛いのだから、今日の或いは昨日の私の行いは間違っていなかったという証明になるのではないかと。 だから筋トレは面白い。簡単ではないけれど、苦しいことも沢山あるけれど、わかりやすく結果を知らせてくれる。 人間関係も、そんなものかもしれない。 筋力

          俯瞰の苦しさ

          ある頃から、気づいた時には、俯瞰で物ごとを見るようになっていた。俯瞰的な視点で物ごとを見よう、と思うまでもなく俯瞰しているようになっていた。 それはあくまで、私の視点に過ぎない。 私の視点ではあるのだけれど、そうなのだけれどもそれでも、何かを見るときにはいつも幾つかのの思考が巡るような、いつも幾つもの私が私の中にいるような感じ(すら、ろくに感じないほどごく自然にそれは起こり、続く。) 物ごとを俯瞰で見ること、捉えることは、一見すると良い事のようだ。広い視野だとか、思い遣

          俯瞰の苦しさ

          holiday

          クリスマスが好きだ。 (この記事はただひたすらにクリスマスが好きだと思うところ、クリスマスの好きなものを書き綴るだけで、おちはありません) クリスマスの季節が好きで、クリスマスのある世界観が好きだ。 田舎生まれ田舎育ち田舎暮らしで田舎の不自由さを感じにくいと我ながら思うし、実際に満足して暮らしているのだけれど、ひとつだけ都会に恋しいものがある。それがクリスマスの街並み。 どこからともなく、そして永遠のように流れるクリスマス音楽がまず良い。長時間のアルバイトなどしていよ

          narrow,yellow.

          こうならないようにしよう、ということが幾つかある。 こうならないようにしよう、こうはしないようにしよう、こう言わないようにしよう、とか。様々。 それは大事なことであるし、実際にそういうことが幾つかはあるのだが、出来れば私としては、ああなろう、こうなろう、こう言おう、のほうがいいのになあと思う。だいたい表現がシンプルで良い。文字の数ひとつとっても、だいぶ短い。さっくりとしていて、感じが良い。 話題は逸れるが翌檜というのは教育業界でだいぶ好かれている植物だと思う。木だからな

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          眠い日

          どうしようもなく眠い。 眠い理由は特にない。昨夜いつもと同じくらいの時間に布団に入ったし、6時間、いや7時間くらい眠った。 私の睡眠は浅かったり深かったりするけれど(よく面白い夢を見る)夜中や明け方に起きることもほとんどないし、なにしろすばやく寝入る。 寝起きは、今は比較的良い。寝起きが良くなったと言うよりも、寝起きを良くするような生活になったのかもしれない。以前は起きていられる限界まで起きていて、起きなければならないぎりぎりまで寝ていた。今はなんとなく毎日6時から7時

          たまに歌を詠む

          文字が好きだ。 文字が連なった言葉が好きで、言葉が連なった文章が好きで、文章が連なるブログや本が好きだ。 すごくすごく若い頃に、小説を書いていた。ずっと恋の話ばかりを書いていた。(実に私はよく恋をしていた)お下がりのワープロや、やがて携帯電話にぽちぽちと打ち込むこともあったけれど、それ以前には原稿用紙を買い求めて鉛筆で書き狂っていた。 あれはまさに、書き狂っていた時代だと思う。手元に道具がなかったこともあるけれど、僅かな小遣いで、趣味に使う原稿用紙を買う子どもなんていう

          たまに歌を詠む