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心についた深い傷①

やっとここで書いておこうという気持ちになった。

我が子5歳、坊ちゃんの話。

私はここで散々、小さい時、幼少期の心の傷をいかにつけないか?そして、なぜ7歳まで、(10歳まで)が大切なのかを書いてきた。
なのに、一番近くにいる大切な坊ちゃんの心の傷に気づいてあげれなかった…そんな話。
なので自分の猛省の記録。

年中さんなってから、頻繁に保育園お休みしたいという日が増えた。
今まではなかったのに…今、うちの夫は療養中。なので、いきたくない日はお休みさせていた。さらに体調不良も多くなった。

7月に入り、さらに増えた気がしていた…。
夫が居るからかな?お家が大好きなのでそのせいかな?

そして9月の初めのある夜、訳のわからないことでぐずり始め…そのことを指摘すると
わ〜と泣き始めた。
いつもと違うな?と感じていた夫が
今日はどうしたの?とじっくり待って話を聞くと…

どうやら年長のクラスの男の子数人から嫌がらせをされていると言う。
お腹をパンチ、足をキック…
そして、先生に話したら嘘だって言われた…
だからもう保育園に行きたくない…

私たちは坊ちゃんの言うことを信じた。すぐに園長先生に連絡を入れたのです。
遅かった時間なので留守電にメッセージを残した。
翌朝、連絡が来て、事実の確認をすると言うので、私、園長、担任、嘘だと対応した先生とで話し合いの時間を取ってもらった。

その話し合いは…
まあ、案の定、そんなことはあり得ないの一点張り。上のクラスの子供と坊ちゃんの接点はありませんと。坊ちゃんが何か遊びを勘違いしてるのでは?←坊ちゃんが嘘を言っていると言うことですね。と言う。
まあ、予想通り。
で、さらにパンチをしていた園児と直接坊ちゃんと話をさせて、うちの坊ちゃんに相手の子に
お腹パンチしたよね?
と聞いて欲しいって言うんですよ。

私は反対しました。
何でですか?と言うので、今、すでに怖いと感じている相手に、直接話をするのは、さらに傷つきますから…と伝えると…

先生方から
え?話すだけで坊ちゃんに傷が付くんですか?

と言うんですよ…

この時、心からどうしてこんな先生しかいない園にこの子を預けてしまったのだろう…と。

この事実確認ができないと、あったかどうかも確認できない言う。対策もできないと言う。
ならば親が同席でもいいと言うので、次の日に立ち会うことになった。

私は仕事が休めず、夫に立ち会ってもらうことに。

すると、立ち会いで行われるはずの聞き取りは既に坊ちゃん、一人で済んでしまっていた…

結果、年長の子達はやったことは認めたようだが、坊ちゃんが話した時ではないという園側の対応。ただ、坊ちゃんが訴えていた行為はあったとして、謝罪があったようだ。でも、その行為があったのが最近かどうか確認できないので年長の子達の親に、こんなことがあったことは伝えられないと言う…。

まだ9月初め。来月の認可保育園の申し込み期限は10日。まだ時間がある!
転園準備を急いで始めた。
認可保育園への転園手続きは無事に提出完了。その時、担当の方が苦情窓口を教えてくれた。
そして、夫と話し、連絡することにした。

なぜかと言うと、あんなに明るく、3枚目だった坊ちゃんが笑わなくなり、大好きなブロック遊び、恐竜遊びも、しなくなり、ソファーで動画を見ているばかり…

ポツリと
坊ちゃんはひとりぼっちなんだ…
と言った。

ものすごく私に刺さった…。
彼は全てをブロックし、遮断したんだ…。
感情が動かない…

誰も自分のことを信じてくれない…なら僕は一人でいい…。

小さい体でいろんな思いをどうにかするために、この結論づけをしたんだ…

何をしてたんだろう…私は。
こうなったらダメなんだよ。ってわかっていたのに、こうなるまで気づけなかったんだろう…

結局、ちょこちょこと去年のクラスの時から上のクラスの子3人から嫌なことをされていた。
その時の担任が嘘でしょ?と言った先生。
坊ちゃんは、静かにやられっぱなしなんてことはないはず。本人もすぐに先生に話していたそうだ。いちいち話しにくる坊ちゃんはうるさかったのかもしれない…でも、味方になって欲しかった坊ちゃん。でも助けてはくれなかった…

だから私たち親は、出来ることをしようと。
子供がこんなことがあったんだ!と訴えた。
だから園長先生に話した。

ねえ?ママ、先生に話してくれたの?

何回も私に確認していた坊ちゃん。先生にお話してくれたなら、明日からは行ってみると保育園に行ったら、パパが同席してくれるはずだったお話に、一人で臨まないといけなかった坊ちゃん。
でも、ここに先生方の誤算があったようだ。
はっきりと、ここでこうだった、ああだったと、しっかり伝えたようだ。そんなにはっきりと説明できるとは思っていなかったようなんですよね…認めざるを得なかったようだ。

先生から、お母さんから聞いたお話と同じ話を坊ちゃん、私に説明してくれました。
そして年長さんにももう二度とやらないで!と言えたと言われた。

でも、怖かったよ…
帰ってからそう言った。

さあ、閉した心、どうしたら開いてくれるんだろうか?? 
坊ちゃんは一人じゃないよ。ママやパパはいつだって坊ちゃんの味方だよ、と伝え続けた。

このあと、坊ちゃんの心を再び開かせてくれることが起きたのです。

②に続く。

長いのに読んでいただきありがとうございました。



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