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年末挨拶を忘れて、我を忘れたおっさんが、アヘアヘしながらチャーリーブラウンを語る‘’世にも奇妙な記事‘’

毎週土曜日の早朝4時30分。

薄暗いリビングで一人、
恍惚の表情でポツンと椅子に座る中年男性をご存じだろうか。

そう。
見事なまでに、オレである。

暇人の中の暇人。
多少控えめにいっても暇である。
この暇な時間、最近はいつもPCをたちあげてバコバコとnote更新を続けてきた。

しかしあろうことか前回、

今年最後の土曜日だったことに気づかずに、年末のご挨拶をすることもなく、

クリスマス気分にどっぷりと浸かって
「ありの~ままの~♪」
とルンルン気分で呑気に歌ってしまった。

さすがにこれは社会人として、大人として、親として、世間知らずも甚だしい。

次にいきなり「あけおめ~」なんて言うノリもどことなく挨拶としての滑らかさがなく、気まずさの方がまさってしまおうか。

それならばと意を決して、
不慣れな金曜日でイソイソとおこがましい話ではござるが、
今年関わりました全ての方にきちんとご挨拶をさせていただきたいと存じあげ、筆をとることを決意いたしやした。

という前のめりの反省の弁をいま書きました。

どう見なおしても素晴らしい内容で、大晦日に凄く良い事を言ってるなぁ、と誰もいない薄暗いリビングでアヘアヘしております、ご満悦です。

いや、それにしても忙しい。

この時期になると皆さんの周りにもいるだろう。

やたらと忙しそうにしている
「忙しいアピール」
を主張することに余念のない人物。
いつも何かに追われている感のあるサラリーマン。

何が忙しいのか、
本当に忙しいのか、

気にならないだろうか。

ボクは気になって仕方がない。
なぜボクはそういう人が気になって仕方がないのだろうか。

乙女座であるボクは、たった今、テレビから流れてきた誕生日占いで
「今年の悩みは、今年のうちに…」

そう指南されたので、この謎を解くべく
自身の深層心理を探ってみた。

……
そうか、
わかったぞ。

つまるところ
自分自身がどこからどう見てもこの
「忙しいアピール」を主張する人間以外のナニモノでもないからだ。
自分という男性が、やたらと忙しぶってしまう。

今自分は手が回っていないんだ、
今とても忙しくて大変な状態にあるんだ、
だから色々とできないことを大目に見てくれ、
失敗しても責任をとりたくない、

それを相手に対して、
暗に伝えたくて仕方がないのだ。

だから「あぁ忙しい」と言う。

話しかけようとする相手を制止して
「ごめん、あと5分待って、これが終わってから話を聞くから・・・」
スカした真顔で言う。

会社のスマホをいじりながら
「うわ、こりゃやっべえな・・・」
と眉をひそめた顔芸を披露しながらつぶやく。

なんなら、ちょっとレスポンスまでの「間」をはさんでみたり、顔芸の眉間のシワの深さを変えたりして微妙に変化をつけていることが、相手からすると鬼のように気持ち悪い可能性もある。というかその可能性の方が高いだろう。

昨日だってそうだ。
なんと一日中、こたつの中に寝転がっていたにもかかわらず、オレの方が忙しいマウンティングを妻にしてしまった。

が、手慣れたように
暇人の中でも頭一つ抜きんでて「暇」である客観的証拠をひとつひとつ列挙され、白鳳の立会いばりにキレイにいなされてしまった。

そんなこんなの暇な一日を送っている最中だった。

堕落した時間の経過に変化が訪れた。

ピンポーン

こたつの定位置に縄張りのように陣取って地蔵か?と妻に手を合わせられるほどに固まっていたボクは、
突然の来訪者に胸が高鳴った。

インターホンを覗く。
あ、ヤマトのお兄さんだ。
発砲スチロールに入った大きな箱を手に持っている。ボクは満面の笑顔でドアを開け、荷物を迎え入れた。

宛名を確認すると、、、、、

おぉ、なんと極寒の地、
北海道の山本さんからだ。
中身を確認すると
「毛ガニ」と「紅鮭」

実は、過去にも贈答していただき食したが、

これ、ガチで旨いヤツ

高額品であり気を遣いながらもめちゃくちゃうれしい。

しかし、この山本さん。
実はボクは会ったこともなければ、顔も拝見したことがない。

でも地産品を贈っていただけるし、
ボクもスキなものを贈り返す。
その逆もしかり。

とくに強制ではないし、ボクは楽しんでいるが山本さんに強制概念があるかないかは分からない。けどそれを考えても答えは出ないので考えることをやめた。

なるようになるだろう。

この関係がかれこれ6年も続いている。
なんとも魔訶不思議な関係なのだ。

チャーリーブラウンが生んだ出会い

スヌーピーで好きなキャラクターは何ですかと聞かれた時に
「チャーリーブラウン」です、
と答えるのは

ゴレンジャーの中で好きなのは何ですかと聞かれて
「アオレンジャー」です、
と答えるのに似た‘’いぶし銀の渋さ‘’があるが、

ボクはチャーリーブラウンが世のキャラクターでもっともスキだ。

Wikipediaで検索したらわかるが、実はチャーリーブラウンは、ピーナッツというコミックの‘’主人公‘’なのだ。

考えてみてほしい。
飼い犬のスヌーピーという圧倒的マスコットのせいで主人公なのに市民権を得ていない。

公式ホームページにも
‘’ジグザグTシャツを着た愛すべき敗者‘’
と書かれている。

主人公なのになんとも冴えない不遇な扱いで、これが斜に構えるボクの感情と見事に調和するのだ。

目立ちはしないが、なくてはならない存在という理由では同様に
ムーミンは圧倒的にミイちゃんが好きだし、
アンパンマンはチーズが好きである。

で、山本さんとの出会いの話の本筋に話を戻そうか。

それ以上でも以下でもないので
単刀直入に言うと‘’メルカリ‘’である。

6年前の12月中旬。

よーし次の夏は、ちゃんと歩きだした娘とお揃いでチャーリーブラウンの服を着よう!
と唐突に思って、鼻息荒く検索した。

実際の商品

おぉ、こ、これはなかなか良い。
飼い犬もいねー。主人公単独じゃねーか。

しかも800円か、や、安いぞ。
さくっとポチった、キャラクターとは相反する物凄いイヤらしい顔つきで。

これで親子でチャーリーを着て街ナカを歩き
「やだ、あれ素敵じゃない?イクメンパパ。大スキ♡」
と世の女子をブイブイ言わせるんだ。

そんな自分を想像し、もはやこの時点でボクはもう高揚感を抑えきれなくなっていた。

それから3日後だった。
一通のメッセージが届いた。
お、‘’発送しました‘’の連絡かな、と思って開いてみると…

「大変、申し訳ございません。直近で引っ越しをしたのですが、その過程において商品を紛失した可能性が高いです。いくら探しても見つからないのです。すでにお支払い頂いているので、ナニかダミーで同額の商品を出して頂き、私がそれを購入する形でキャンセル扱いさせて頂けないでしょうか」

えええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
な、な、ななんと!?

そ、それは困ったぞ。
困るこまるコマル………こマルぞ!!
大パニーーーック!

ナニがそんなに困るのか。

実はワタクシ。
ポチりは得意でも、
商品の売りかたが分からないのだ。

もう一度じっくりと文面を読んでみた。

引っ越しをしたとある。
おそらく3日間、新生活を楽しむ気持ちで収納していった服を、全部引っ張りだして、てんやわんやしたに違いなかろう。

ボクがポチったのは一瞬。まさにノリ。
しかし、こんな800円で売ったものを探すのにどれくらいの時間をかけられたのだろうか。

3日間ボクのために真剣に悩んだのだろう。

突然、胸がキューっと窮屈になった。

・・・
もうコレいいよね

って。
それだけで800円の価値があるでしょ。

ボクは返信した。

「わざわざ探して頂き、そして勇気をだして言いづらいことを正直に伝えて頂きありがとうございます。お恥ずかしい話、商品の出し方が分かりません。ナニもいりませんとなると、逆にお気になさると思いますので代替案で。ボクには1歳の娘がおります。クリスマスなのでナニか相応のモノを送って頂きそれで終わりにしませんか。」

そう。
もうココからはお分かりであろう。
相応ではないものが贈られてきて、ボクもこれはもらいすぎだと贈り返す。

……
年末のこの時期になると思い出す。
山本さんと、チャーリーブラウン。

ボクの人生を楽しませてくれる
そんな出会いに今でもボクはココロから感謝するのだ。

シェイクスピアは「人生は選択の連続である」と言った。

ボクはこのコトバを何度もnoteに取り上げてきたように思う。

山本さんが、あと何日間かメルカリに出品をためらっていたら、

ボクが娘とおそろいでチャーリーブラウンの服を着たいと思わなかったら、

あたりまえにメルカリ売買が成立していたら、

とくに二人の人生が永遠に重なりあうこともなく、淡々とそのまま続いていた。ボクにはこういった選択によって生まれる奇跡、偶然の出合いの連続が人生に絶妙なスパイスを与えて彩り豊かにしていると思っている。

だからこそ‘’変化‘’が生まれることを積極的に選択してきた。

しかし一方で人生には自らが選択できないことの方が圧倒的に多い。

今年の流行語の「ガチャ」の話に通ずるものになるが、

人生には‘’親ガチャ‘’だけでなく、
クラス替えガチャ、担任の先生ガチャ、異性との出会いガチャ、入試や就職活動ガチャ、職場の人事ガチャ、災害ガチャ・・・など、

どんなに努力しても自力ではどうにもならないことがたくさんある。

こういった自力ではどうにもならずに
判断に迷うとき、辛いとき、逆境に立たされて自分を奮い立たせるとき、
やっぱりこんな時でも何度もこのコトバを思いだして打破する最善の選択をしながら生きてきたように思う。

人生は、「良い環境」に身を置いたからといって、それだけで成功するわけではない。

「悪い環境」だから失敗するわけではない。

だから環境が悪い中でいくら努力してもできないことを
「ガチャ(環境、周囲、遺伝的なモノ)」
のせいにして嘆くのではなく

重要なのは
「自分の能力を向上する環境を自らがどう作っていくか」である。

承認欲求を含めた他者に期待する他力本願ではナニも残らないのだ。

自分の環境がおかしいと思ったら、変化する意思を持つこと。

自分が環境に合わないと思ったら、辞める(避ける)意思を持つこと。

のび太がしずかちゃんのお風呂をのぞくのが「性犯罪」といわれ、
サザエさんの家族も「時代錯誤」と糾弾される。

クレヨンしんちゃんの野原ひろしは「冴えないサラリーマン」キャラだったけど、35歳で管理職、マイホームも車も持って専業主婦の妻と子ども2人を養って、犬を飼っている時点で、現代では圧倒的な勝ち組と言われる。

誰がこんな世の中を予想しただろうか。
環境のせいにしたって、その環境における常識は時代とともにあっという間に変化する。

2021年も、あと10時間そこらで終わる。

また1歳、時代は年をとり、
それに伴って過去の常識はまたアップデートされていくのだ。

だから努力のモチベーションはいつの時代も自分に向けるものであって、
変化する環境のせいにしたって、他者からの評価に依存したって意味がない。

人生は思った以上に短い。

ボクの子どもには自らが選択し、
できないものには「変化を怖れず、柔軟に対応する」そんなダーウィンさんが提唱する‘’強者な人格‘’を形成してほしいと切に願う。

みなさんのように‘’noteの振り返り‘’みたいなのもパクってやっておきます。

今年5月から始めたnote。
128記事を数えました。

ひとつひとつに自分なりに魂をこめて綴ってまいりましたが、こっ恥ずかしいがこの中で、最もお気に入りの記事はナニかと聞かれたら・・・

やっぱりボクはこれかな。

ワカモノ諸君にしつこいが改めて言おう。

人生を自ら選択する人間にね。
変化を怖れない人間にね。
好きな子に思いきって告白してね。

………
さてさて、最後になりますが
来年のnoteの向き合い方をひとつ。

普段からスマホを見ないボクは
なかなかタイムラインを流れるフォローしたnoterさんの更新記事を見過ごしてしまう。
(※なお、スキを頂いた方の記事には必ずいって、読んだら無条件で‘’スキ‘’をしているつもりですが、できていないのであれば申し訳ございません)

だからフォロー数が少なかったのですが、

来年は、
千世さんのようにひとつひとつの記事に‘’熱量‘’を感じる人や

ショーンさんのように毎日バタバタしながら人生の学びをしている人や

なかじさんのように背伸びをしない“等身大の自分”を綴り続ける人や

うううみうさんのようにアオハルを感じさせてくれるキラキラ女子や

はそやmさんのように日々の出来事でクスっと笑わせてくれるような人や

そんなリアル人生でも巡りあいたいと思える方々を積極的にフォローさせて頂きながら、ちゃんとスマホを携帯して、もっともっとたくさんのnoterさんの記事を読んで学ばせて頂きたいと思っております。

あ、あともうひとりいた。

たぶんボクのファンだと思う笑
いや、否定されようがそうに違いない。
そう思いこむ。

一日一記事、淡々とボクの過去記事まで遡りスキを押し続けてくれたけむぼさん。

記事にいくと毎日、朝飯を律儀に綴ってリアル実況する。
いやいや、おっさんの朝飯なんてしらねーだろよ、って笑
しかも手作りではなくコンビニもの。
しかし、ここまで徹してくれると朝飯紹介自体が新しいジャンルのギャグかな、ってそう思えてくる不思議がある笑

120個以上頂いたスキ分を込めて言います。本当に嬉しい。
いつもありがとう!感謝。

と、最後までふざけた記事を綴ってまいりましたが、お付き合い頂きましたフォロワーさんには大変感謝しております。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年を〜

プロフィール欄の「毎月FIREまでの道のりを記します」、はどうなったのか?

note開設当初より、学資用として位置づけている「子どもの証券口座」のみを月末に公開していた。

しかし、文章を綴るnoteで口座を公開するのは自分の中では違うのかもしれないと思い始めて、3ヶ月前よりアメブロに掲載するようにした。

殆どの人が興味ないと思いますが、もしも興味がございましたらご訪問ください。

【12月概要】子ども口座 総合計 12,370,531円
日経平均の上昇に伴い保有株も上昇。
前月比+741,416円とプラスになった。子ども資産1,200万を達成、一人平均で初めて400万円を超えた。

これに主力の夫婦口座を合算すると、17年間の投資歴で最高の資産増の一年でした。

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