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保育園と幼稚園はどう違う?どちらも通った我が家の経験談

秋になり、来年4月からの保育園申し込みが始まっています。また、幼稚園に入園予定の場合は、願書提出・面接などが済んだ頃でしょうか。

保育園と幼稚園では色々な面が違います。働くママの中には、3歳以降は幼稚園に通わせたいと考える人もいますし、さまざまな都合で保育園と幼稚園を併願しているケースもあるでしょう。

そもそも2つは管轄も違いますし(保育園:厚生労働省/幼稚園:文部科学省)施設の目的も異なります。どちらが良いか比較するものではありませんが、子どもが大切な時期を過ごすからこそ違いは気になるものです。

そこで今回は、どちらも経験した我が家が感じた6つの違いを紹介します。園によって大きな違いがありますので、あくまで一例ということで参考にしてください。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

我が家のこれまで(経緯)

保育園と幼稚園の違い_2

まず前提として、我が家のこれまでを簡単に説明したいと思います。

うちは夫婦で共働き、5歳の娘がいます。待機児童となった後、2つの保育園を経験し、今は預かり保育のある幼稚園に通っている状況です。

2015年春 早生まれのため0歳児クラス申請せず
2016年春 1歳児クラスの保育園に全落ち→待機児童
2017年春 2歳児クラスの認可保育園に入園
2017年夏 自宅購入で引っ越し、再保活
2017年秋 空き枠のあった小規模保育所(2歳まで)に入園
2018年冬 再々保活&幼稚園併願→希望の認可保育園に落ちる
2018年春 現在の幼稚園に入園

いわゆる「3歳の壁」で希望の保育園に入れず、併願していた幼稚園への入園を決めたパターンでした。そのため、最初から幼稚園志望だったわけではありません。しかし、あと数ヶ月で卒園を控えた今となっては、良かったこともたくさんありました。

違い①お昼寝がない

保育園との大きな違いは、幼稚園にはお昼寝がないということでした。娘はあまり体力がある方ではなく、お迎えの自転車で寝てしまうことも多かったです。そのまま夕飯も食べず、お風呂にも入れずといったこともあり、年少の頃は疲れから体調を崩すこともありました。

幼稚園の通常保育は14時頃に終わりますが、働いている場合は夕方までそのまま活動しっぱなし。保育園の生活リズムに慣れていると、かなりハードになると思います。私も早くお迎えに行かなくてはという気持ちから、働き方を変える大きなきっかけとなりました。

違い②保護者の出番が多い

幼稚園と保育園の違いといえば、保護者の出番の多さ、平日の行事の頻度ではないでしょうか。これは園によって違うと思いますが、娘の通う幼稚園ではそれなりに多いと感じました。実際こういった点を理由に、同じクラスのワーママさんは保育園に転園したほどです。

例えば、保護者は必ず何らかの「係」に就かなくてはならず、バザーの準備や運動会、発表会、遠足やその他雑務などの手伝いを担当します。役員となればさらに大変。そして平日の面談や母親の親睦会もありました。今年はコロナ禍でずいぶん負担が減りましたが、この違いは大きいと言えます。

違い③お金がかかる

保育園と幼稚園の違い_3

私立と公立ではずいぶん違いますが、私立の幼稚園は何かとお金がかかります。我が家は預かり保育も利用しているので、毎月の引き落としは6万円以上。さらに教材費や記念品費、写真代、寄付金、先生方へのお礼など、保育料以外の出費も多いものです。

しかし昨年10月から「幼児教育・保育の無償化」の制度が始まり、負担は大きく変わりました。実際は完全に無料にはなっていない(上限をオーバー)のですが、とてもありがたいことです。この負担軽減もあって、去年から幼稚園への出願数がかなり増えたとも聞きました。

違い④施設・カリキュラムが充実

幼稚園の大きなポイントとしては、施設やカリキュラムの充実でしょう。娘の通う園は施設がかなり充実していて、園庭も広々。実は小規模保育所(園庭なし)の頃に道路で事故を経験していたこともあり、敷地内でのびのび遊べることは魅力的でした。

それから幼稚園は「教育」を目的とした場なので、日々のカリキュラムがとても充実しています。読み書きを学ぶ時間、英語、工作、リトミック、体操、プールなど、保育園ではできなかったことを存分に経験できています。

また、イベントもすごく多いです。今年はコロナ禍でずいぶんコンパクトになりましたが、それでも先生たちが工夫を重ねてくれています。こんなに小さな子たちが…と毎回感動するほど立派な姿が見られます。

ただし、このあたりは家庭の方針との相性もあるかもしれません。幼稚園では集団行動が基本となり、イベントへの練習も忙しく、お友達同士で自由に過ごす時間は少なめ。保育園とのギャップを感じて「もう少しのびのびと好きに活動できる時間はないのかな…」と思ったこともありました。

違い⑤習い事ができる

幼稚園では課外教室として、任意で習い事をさせることができます。私立の保育園などでは同様の取り組みをしているケースも増えているようですね。

園内(もしくは近所の連携先)でさまざまな習い事ができるのはとても便利です。保育終了後にそのまま移動できますし、お友達と一緒なら楽しく通えます。うちの園では預かり保育中に送迎などもすべてお任せできるので、親は通常通りお迎えにいくだけ。本当に助かります。

違い⑥制服・体操着がある

保育園と幼稚園の違い_4

保育園では基本的に「動きやすい私服」で登園しますが、幼稚園では制服や指定の体操着を着て過ごします。決まった服を指定通りに着ればいいだけなので、私としてはかなり楽になりました。と同時に、入園した3歳以降は私服が大幅に減りました(笑)

フードのない服を探したり、スカートやフリル付きはNG、お着換え用の服も準備して、朝のコーディネートで悩む…といったことが一切なくなり、お友達と比べることもありません。あれこれ考えず子ども自身ですべて準備ができます。そして、小さな制服・体操着姿はとっても可愛いものです。

おわりに

今回は我が家が感じた保育園と幼稚園の違いを6つ紹介しました。それぞれ特徴やメリットがあるため、家庭の教育方針やライフスタイル(働き方)に合った選択ができるといいですね。

以上、少しでも参考にしていただければ幸いです。


▼今回のnoteはこちらのマガジン内記事となります。


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