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“妊娠力”を検査する婦人科検診「ブライダルチェック」のすすめ

「ブライダルチェック」という言葉を聞いたことはありますか?これから結婚や妊娠を控えた人が受ける、総合的な婦人科検診のことです。いずれ赤ちゃんを授かりたい人はもちろん、自分の身体の健康状態を把握しておきたい人にも役立ちます。

私自身も、結婚後すぐにブライダルチェックを受けました。結果的にその検査で問題ないことが分かり、めでたく妊娠。安心できただけでなく「卵巣年齢」や妊活の基礎知識も知ることができ、受けて良かったと思っています。今回はそんなブライダルチェックについて見ていきましょう。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

ブライダルチェックとは?

ブライダルチェックとは、その名前から分かるように、一般的には結婚を控えた女性が受けるヘルスチェック(健康診断)のことを指します。もちろん結婚後でも、妊娠・出産や結婚の予定がない人でもOKです。(ちなみに「プレママチェック」「プレママ検診」と呼ばれることもあるようです)

ブライダルチェックは婦人科で受けることができ、妊娠や出産に影響を及ぼす可能性のある病気・不調がないかなどを詳しく調べます。具体的には、以下のような検査内容が挙げられます。

<検査項目 例>
・問診
・超音波検査
・女性ホルモン検査
・子宮がん検診
・貧血検査
・性感染症検査
・風しん・麻しん抗体検査 など
(※その他、病院によってオプションは多種多様)

最近では妊活への意識の変化から、女性だけでなく男性もブライダルチェックを受ける人が増えているとのこと。男性向けメニューを提供している病院・クリニックが少しずつ広がっているようです。

当然、女性だけでは妊娠できませんから、双方の健康状態を知ることはとても意味があります。万全の状態で妊活に臨みたい、できる限り早く妊娠したいという場合は、二人一緒に受けるのも良いでしょう。

ブライダルチェック費用の目安

受けてみたいと思った時、やっぱり気になるのが検査費用ですよね。ブライダルチェックは基本的に保険が適用されない自費診療です。

そのため病院・クリニックによって金額には差があり、1万円台~数万円台とさまざま。それぞれで自由に価格を設定できる上、検査項目が多岐にわたるので、ブライダルチェックといっても内容はかなり異なるからです。

多くの婦人科では、基本コース+オプション検査(任意)という方法が一般的です。もしくは、松竹梅といった感じでいくつかのコースから選択できる場合もあります。詳しくは、気になる病院・クリニックの情報を事前に確認してみてください。

なお、ブライダルチェックと不妊検査との違いは、その目的にあります。不妊検査は妊娠しづらい状態の原因を探るための検査であり、この場合は保険が適用されます。 

ブライダルチェック、受けるべき?

では結局、ブライダルチェックを受けた方がいいのでしょうか?私個人的には「受けて良かった」と思っていますが、実際にブライダルチェックを受ける割合はまだそう多くないと感じています。

「セキララゼクシィ」の調査では、以下のような結果となっていました。

20~30代の既婚もしくは結婚予定の女性に「ブライダルチェックとは何か、知っていますか?」と質問したところ、「知っている」が44%、「知らない」が56%と、知らない派が優勢でした。
また、「ブライダルチェックを受けたことがある?」との問いに、「ある」と答えたのはわずか6%。「受けたいと思ったけれど受けたことはない」との回答も19%にとどまりました。

セキララゼクシィ:結婚前に知っておきたい「ブライダルチェック」とは?

ブライダルチェック経験者はたった6%という結果。回答者数は全体で188人と少ないのですが、仮に多く見積もったとしても、かなり少数派であることは間違いなさそうです。

ただ、「みんな受けてないから私もいいや」と考えるのは要注意。自分の身体のことは自分にしかケアできませんし、誰も責任を取ってくれません。必要最小限の項目だけでも検査をしておくことは、後悔しないための一手といえるでしょう。

身体を知ることは妊活の第一歩

いずれ子どもを授かりたいと思っているなら、まずは自分の身体を知ることが第一歩。普段問題なく過ごしていても、思わぬ問題が隠れていることも少なくありません。実際に、妊活をしていた知人夫婦は検査をして問題が分かり、対処したことでその後無事に妊娠・出産へとつながりました。

これから結婚や妊娠・出産を控えている人も、そうでない人も。自分の身体の状態を把握しておくため、一度検討してみてはいかがでしょうか。


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