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【泣きたい時に聴く曲】This Is Me

先日、映画についてほんの少し語っていたら
大好きなあの動画を再び観たくなってしまった。

2017年に公開されたヒュージャックマン主演のミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の挿入歌、「This Is Me」。

歌っているのはこの女性、キアラ・セトルさん(アメリカのミュージカル女優)演じるレティ・ルッソ。


* * * * *

まずは何も言わずにこの動画を観てほしい。



* * * * *

個人的にはこの動画さえ共有できれば満足なのだけど、私の好きなシーンをまとめてみました。


1:48 それまで囁くように歌っていたキアラの声が力強くなる

2:00 紫パーカーの男性がウズウズしてくる

2:04 コーラスの女性たちが参加してくる

2:17 キアラが男性に向かって「Come on!」の合図を出す

2:19 紫パーカーの男性の力強いソロパートがスタート
  (セッションのボルテージが一個上がる)
  (※ここで私が泣く)

2:24 紫パーカーの男性とキアラの歌声を聴いて
   コーラスの白トップスの女性もアガってくる

2:34 ピアノの男性のボルテージもガンガン上がる
  (この合間に譜面捲ってるのがスゴい)

2:46 「For we are grorious(輝く私達のために)」のフレーズで一体化

2:50 ピアノの男性、演奏しながら身体がバウンドする

3:04 この辺から制作側もフレームインしてくる
   (※ここで私が泣く(2回目))

3:07 左端の女性が静かにノッているのが最ッッ高にクール!!

3:47 キアラのハイトーンに歓声が上がる

3:49 キアラが眼鏡を外してヒューの元に歩み寄る
   どちらからともなく手を取り合う
   ※キアラが感極まって涙ぐんでいる
   (※ここで私が泣く(3回目))

3:56 キアラの「this is me」を聴いて
   思わずヒューの口から出た「…Hah」の言葉
   (クールすぎて、ここでゾクゾクする)
   そのあとのヒューの表情と仕草も最高

4:09 ひたすらボルテージMAX、全体の躍動感 

4:22 ピアノの男性も思わず立ち上がる
   もう歌いながらピアノ弾きながら、最高!

4:24 思わずキアラもジャンプし出す
   ヒューも隣の女性もスタンディングでノリノリ

4:37 キアラがカメラに振り返って「this is me」で締め括られる


…Phew.

ポロポロと涙を零しながら

深い深い溜め息が、私の口から漏れる。


何なんだ。

この映画1本を観終えたかのような感覚は。


* * * * *

この歌は

「隠れていろ」「お前は欠陥品だ」と言われて

世間から虐げられてきた人達の

反逆の歌。


どんな言葉の刃にも負けない。

そんなものは洪水で溺れさせてやるんだから。


弾丸に撃たれながら、尚も突き進む。

気を付けなさい、私が行くわよ。

どんな目で見られても、もう怯まない。

―これが、私。


* * * * *

曲の中盤で歌声はか細くなる。

強く振舞っていても。鋭い言葉は、止まない。

負けそうになる。声が震える。

「歌いながら、怖くなって」、そうキアラは語る。


だけどそこには

彼女の勇気を後押しする仲間がいる。


ヒューがしっかりと彼女の手を握ってくれて、

アイコンタクトを取りながら

何度も何度もnodを繰り返す。

大丈夫。と、力を与えるかのように。


だから、戦える。戦う。

私が行くわよ、と。


* * * * *

最近、私自身も

強かったり弱かったりする日が続いていて。


「このままでいいのだろうか」

そう問い質すことが、何度もある。


「私には愛される価値があるのだろうか」

どうしても、自問自答を繰り返してしまう。


―愛される、価値があることを、私は知っている。

知っている?本当に?

私はそれを、信じられる?


少し、背筋を伸ばす。

And I know that I deserve your love.

私には愛される価値があることを、知っている。

そして、それを、信じる。信じてみる。



THIS IS ME.

少し顔を上げて、そう唱える。


…これが、私の戦い方なの。

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