Chaco

大学院生*フランス文学/漫才好き/HSPぎみ人間の日々の考え事

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大学院生*フランス文学/漫才好き/HSPぎみ人間の日々の考え事

最近の記事

電車に乗る瞬間。なぜそんなにぐいぐい行けるの。

誰が自分より先にホームに立ってたかは、わかるはず。たとえきちんと列になってなくても。 けどドアが開いた瞬間、なりふり構わず、そんなん関係なくぐいぐい入ろうとする人、結構おる。 先に待ってた人に先に入ってもらおう、って思わんねや?っていつも不思議。 人を押したりぶつかったりまでして先に入っても、もしそれで座れたとしても、申し訳なさと恥ずかしさで逆にしんどくなる、そんな私が変なんやろか。 chaco

    • 着るべき服が決められない

       外出前のパニックは、久々だった。  わたしは普段、ワンピースしか着ない。  服が決められないから。  しかし先日、慣れないフォーマル姿で外出せねばならないことがあった。     シャツまたはブラウスと、   パンツまたはスカートと、   パンプスなどの革靴、   カーディガンなんかを着てもいい。  組み合わせが多すぎる…。  シャツはこれでいいかな、パンツでいいか、パンプスは?ローファーの方がいい?靴下?タイツ?髪型は?何だか決まらない。カーディガンどうしよう?カバン

      • 父のスケジュール帳

        小学生の時、父が死んだ。 12歳、六年生の冬、ちょうど10年前の1月のこと。 父は突然、心臓発作で急死した。 けれどもずっと、あまり実感がなかった。 ここ1年くらいの間、自分の中で整理がようやくついてきたのか、受け入れられるようになってきたのか、分からないが、父の死の前後の記憶が鮮明になりつつあった。 その分、思い出せてしまう分、涙する機会も増えたし、誰かを大切だと思ったり幸せな思い出を作るのが怖いと思うことも増えたが、思い出せないよりはいいと思った。 今日、誰かの

        • きらい

          饒舌に話をする自分が、本当に嫌い。 話すことが好き。 喋っているいるのが一番楽しい。 そうして喋る自分を、 楽しくなってどんどん饒舌になる自分を、 楽しそうにする自分を、 その後度々思い返して、 何度も何度も嫌悪する。 話し相手のところに行って、私と話したその記憶を抹消したい。 嫌い。

        電車に乗る瞬間。なぜそんなにぐいぐい行けるの。

          のど自慢

          今日、 お昼を食べつつなんとなく観てしまったのは、 某放送局の「のど自慢大会」。 泣けた。 みんな笑顔で、 緊張しながらも堂々と輝いていて、 客席で懸命に応援するご家族と 全力で手を振り合ったりして、 泣けた。 昨日は、とある中学校の吹奏楽部の演奏会に行った。 3年生は、昨日の演奏会で引退らしい。 舞台上で引退式があった。 泣けた。 わたしは彼らの誰とも話したことはない。 対面したこともない。 ただ三度ほど、客席から演奏を聴いたことがあるだけ。 けれどもキラ

          のど自慢

          やくそくしない

          なんだか最近、 決まった時間に決まった場所に行くということが ますます出来なくなってきている。 例えば習い事、 幼い頃習っていたクラシックバレエをここ数ヶ月、 月2回のペースで復活させていたのだけれど、 まともにいけたのは結局2回? バレエは楽しいし、 夜中にふと気が向いて、 Youtubeを観ながらやったりもする。 けれども前々から「〇曜日の〇時」と決まっていると、 不思議なまでに行きたくない。 時には涙するくらい憂鬱。 数日前までは踊りたくて仕方なくても、 前日

          やくそくしない

          寂しい、の正体

          なんだかずっと、寂しかった。 寂し「かった」というか、まあ今でもなのだが、 日々なんとなくずっと寂しくて、そしてたまに、 どうしようもなく寂しい時間がある。 一人でいるわけでもなくて、学校に行って仕事に行って、 人間の存在は感じていて、話をして、 その時すごくつまらないとか、そんなこともない。 確かに深い話をできる相手は限られるけれど、 ただ楽しいだけの馬鹿話も好きなわたしは、 しょうもない話でわいわいするのも得意だ。 けれどもなぜか、寂しい。むしろずっと一人の方が

          寂しい、の正体

          かいわ

          わたしは母と会話が合わない。 昔はそれでいらいらするばかりだったが、最近は、なぜ上手くいかないのか、わたしとは少し違う母の思考回路を、考えるようになった。 わたしは最近ニキビに悩んでいる。 (21にもなるとニキビというべきか吹き出物というべきか分からないが、まだニキビであってほしい。) 実家に帰った今日。 買い物に行く母が、ニキビ用の薬や洗顔を買ってこようかと言ってくれた。 わたしは極度の面倒くさがりで、しかも性分なのか何なのか、「たまに使うものがたくさんある」状況に耐

          読書とストレス

          読書はストレスに良いらしい。 「読書をすると六十数%ストレスが緩和され、これはあらゆる娯楽の中でも優秀な、ストレスを打ち消す手段と言える」というような記事を今までに何度かネットで見かけたことがある。 これは確かに、経験的にも、そうらしいと言えそうな気がする。 大学の授業や課題、Youtube鑑賞、メッセージのやり取りetc…電子的な毎日に疲れたある日、ふと小説を読んだ。そしたら、はじめはこの疲れた状態で本を開くなんてと絶望的な気分で始めた読書だったが、しばらく読んでいるうち

          読書とストレス

          夏は休もう

          なつは皆やすもう。 なつは皆で引きこもろうよ。 暑いから、 ではない。 なつは暑くて、 そのせいで皆の気が立ってるから。 街に出れば、皆、暑さや眩しさ、充満する汗の匂いに顰めっ面をして、 我先にと苛立った様子で歩き、 ごめんなさい… おじさんが、っかーっと大きな音を立てて痰を吐いては、ぶつくさと文句を言い、 えー… これでも仕事に行かなければいけない?経済を回さなければいけない?暑いので休みましょうは、怠惰ですか? そんな世の中、奇妙な気がする。 Cha

          夏は休もう

          ちょっと違う自分

          成長というのは、案外、些細なところでこそ感じる。 街でたびたび遭遇する、なんだかおしゃれな香りを提供するお店。 おしゃれな内装、おしゃれな人々、おしゃれな商品。商品名までおしゃれ。 ボディーミスト、シャワージェル、 他にもボディーなんちゃらかんちゃら、聞いたことがないカタカナの渋滞。 いつも、素敵だなとは思うけれど、いざ入ってみようとして、店員さんがこちらを向いた途端、怖くなって、何食わぬ顔で通り過ぎる。 そんなお店に今日、はじめて1人で入った。 知人の誕生日プレゼ

          ちょっと違う自分

          たいとるはつけられない

          今日も絶望的な気分で駅に向かう。 数ヶ月前、このホームから鹿児島旅行に向かったなあ楽しかったなあ、 そんなことを思いながら、ふとスマホを開く、 お笑いライブのチケット予約アプリが目に入る、 瞬間、 突然に猛烈に、ぐぐぐぐっと、鳩尾から浮き上がる感覚、 わくわくした。 この先の人生に、わくわくした。突然。 何とかなる。 何とかなるし、そういえば楽しく生きられるかどうかは、たぶん自分次第なんだよなって。 旅行に行って漫才ライブに行って、美味しいもの食べて、そのため

          たいとるはつけられない

          まだなにも。

          そういえば、わたしはまだ、何もしていない。 そういえば、わたしはまだ21歳で、まだ大学4回生で、いろんなことをひと通り考えてしまったから、なんだかもう人生終盤のような心持ちだったけれども、人生何周目やねんって度々言われるけれども、実は何も、まだしていないんだよな。 むしろ、まだ何もしていないからこそ、何も真には「知らない」からこそ、何でもかんでも敏感に考えてしまうんだろう。 わたしはまだ、何もわかってない。 頭で考えてばかりじゃ埒があかない。 ただどんどん、社会に参加

          まだなにも。

          おと

          音が大きい。音が多い。 地下鉄の唸るような轟音、ドアが開閉する音、心拍数が上がる。 コンビニで電話をするおじさんの大きな大きな声、怒られている気分になる。 エスカレーターに響くヒールのコツコツ音、威圧的に感じて、ごめんなさいって思う。 咳をしたりくしゃみをしたり、スマホをカンッと落としたり、車内に絶え間なく発生する軽い衝撃音たち、耳が毎回キンとする。 後ろから迫る重たい革靴の音、わたし、邪魔? ATMでお金を引き出した後、取り忘れ防止の大きく鋭い警告音、あと数秒遅

          山月記とわたし

          「いっかげつ」と「ふっきれたとおもったけど」で、大学と自分について考えた。そして、それらのようなことを色々と考える中で突入した教育実習。 実習中、何度も思った、私は結局、虎になる前の李徴なのだなと。 「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」にまみれてる。 なぜここで『山月記』なのかと疑問を抱いた方は「がっこうとは、べんきょうとは」の記事をお読み下さい、と宣伝。 具体的に何がどう李徴なのか、あまりに自分が最低で「語るに忍びない」。けれど、臆病な自尊心と尊大な羞恥心のおかげで、

          山月記とわたし

          ふっきれたとおもってたけど

          大学4回の私、 来年以降、今の大学の今の学部で院に進もうと考えている。 そして今になって、何だか進路に迷ってきた。 今の大学は第2志望だった。第2志望というか、志望していなかった。 第1志望の大学以外はどこもあまり関心がなくて、ただその大学の文学部には後期試験がなかったので、後期で一応出願しておいたら?と勧められたのが今の大学。 母子家庭で、しかも姉が私立大学の理系だったし、私も国公立の方が気が楽だなと思い、出願をした。 結果、第1志望の大学には3点届かず落ちた。1、2

          ふっきれたとおもってたけど