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ノースリーブと日常

昨日、数年ぶりにノースリーブを着た。

あまりにそれは心地が良くて、冬でも袖は要らないと思った。たぶん要るけど。

先日サンダルを履いた。つまり、靴下を履かずに家を出た。

それもあまりに心地良くて、靴下はできるだけ履かない方向で生きていくと、彼に宣言した。

日頃あたりまえにあるものを失ってみることで、案外なくても大丈夫なこと、ない方が快適なこと、これまで実はストレスを感じていたことに気づく。

失ってはじめてわかる不要性があるのだ。

しかし、はじめは解放感に満ちていても、数日失ってみるとやはり日常にガタが生じてきた、ということもある。

彼は今日、どんな1日を過ごしただろうか。
彼は明日、どこへ行くのだろうか。

先人たちが多く語ってきたように、失ってわかる大切なものも、やはりあるのだ。

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