子どもの気持ちを聴きたい時に私がしていること 傾聴から得たこと
前回、モヤモヤ、イライラするのは子どもも大人もみんな経験のあることで、子どもは割と単純な感情でそのモヤモヤやイライラが起こっているだけかもしれないぞ、というお話でした。
(前回の記事はこちらです)
さらに、そうしたモヤモヤ、イライラに出会った時に私が自然とやっていること、それは傾聴から得たことですよ、ということでした。
ここで先に言うと、私は子どもと向き合う中で以下の方法でもダメだった経験がたくさんあります。何が言いたいかと言うと、言語化が苦手な子やもっとプロの力を借りて聴いた方がいい子もいると思うのです。その子にはまたその子に合ったモヤモヤやイライラを出す方法があると思います☺️
それはまた今度お話ししたいなと思うのですが、
話を戻して、
実際に私が傾聴を学んだのは大学の心理学科のカウンセリング法実習の授業でした。確か1度ロールプレイでカウンセラー役、クライアント役をしました。が、もう年月も経っているのでほとんど忘れています。
その中で、私が子どものモヤモヤ、イライラ(もちろん楽しい時の感情を引き出したい時にも)に向き合う時に、今でも何気なく使っているなぁと思う内容は以下の2つです。それは、
①子どもにもっと話してほしい時は、子どもの話の語尾を繰り返してハテナ❓をつけたりつけなかったり。(小さな子はおうむ返しでも十分だと思います。)
②何度か①をして、ある程度情報が出てきたら、その情報を整理して伝え返す。(ここで子どもが伝えたいことが合っているか確認しています。)
以上の2つに、私は前回の「情緒の分化」を助ける言葉「嫌な気持ちなんだね」を組み合わせていることが多いと思います。(小•中•高生には「何か嫌なことあった?」と聞いてましたかね☺️)←当たり前にできている方も多いと思いますが、この言葉は割と重要だと思います。(またそれも今度お話しできたらなと思います。)
例えば4歳の子で、いつもはこんな感じだとします。
子「ママ〜😭」
母「どうしたの?」
子「ママ〜😭」
母「何かあった?」
子「○○ちゃんね、○○ちゃんね、、嫌なの😭」
母「どうしたの?」
子「•••○○ちゃん、、あっちがよかったの😭」
母「あっちってどっち?」
子「•••うぇ〜ん😭😭😭」
このように「どうしたの?」と聞いても泣いてばかりだとします。
一方、先程の方法を使うと
子「ママ〜😭」
私「どうしたの?何か嫌な気持ちだった?」
子「うん、、○○ちゃん嫌な気持ちなの😭」
私「そっか、嫌な気持ちなんだね☺️」
子「うん、、なんか嫌なの😭」
私「なんか嫌なの?😌」
子「うん、なんか、、あっちがよかったの😢」
私「そっかぁ、あっちがよかったんだねー😌」
子「うん、、あっちで、、遊びたかったの😢」
私「そっかぁ、○○ちゃんはあっちで遊びたかったんだねー😊💡」
ここで、もう1つ
ある程度、情報が出てきたらその情報をこちらで文章にして伝え返します。
私「○○ちゃんは、あっちで遊びたくて嫌な気持ちだったのかな?☺️」
子「そうなの、遊びたくて、、😢」
私「遊びたかったの?☺️」
子「うん、、でも大きなお兄ちゃんいて、、😢」
私「そっか、○○ちゃんはあっちで遊びたかったんだけど、大きなお兄ちゃんがいて遊べなかったんだね。それで嫌だったのかな?☺️そっか、そっかぁ🙂」
と、情報が出てきたらまたまとめて伝え返します。
すると子どもも、「そうか、そういうことで嫌な気持ちだったんだ!」と何だかスッキリした表情をする時があります。たったこれだけなのですが、これって「情緒の分化」をとても助けていると思うのです。そう思う理由もまたお話しできたらなと思います。
これは基本なので、基本をマスターしたらもっと自然な会話にアレンジされていいと思います。特に、中•高生くらいだと、アレンジ必須ですね!
これ、本当に自然とできている方や、聴きたいことが聴けてるなと思われる方はスルーしてくださっていいのですが、意外とできていないことも多いと思うのです。
何でそう思うかというと、私は子どもに対しては割と聴く体勢が整いやすい方だと思うのですが、夫には全くできてません!😂(夫すまん!)
さらには私はオンオフがはっきりしていてオフの時には全く聴く体勢ができていないことに、これを書きながら気づきました。←遅い😅でも意外とそんなもんです!笑
だから、この「聴く」というのには、今から聴くぞ!というスイッチを入れるのがまず重要だと思います。(そして☺️←こんな顔で聴けるコンディションのときがいいと思います。)
逆に言えば、スイッチが入りそうにない時や、自分のコンディションが悪い時は無理しないでくださいね。
え?これだけ?と思われる方もいるかもしれませんが、試しにあの方法やってみるか💡と前向きな気持ちの時に、是非意識してみてくださいね。
子どもの「今、自分の感情が整理できた」というようなスッキリした表情を1度見ると、きっとあなたもホッとするんじゃないかと思います。その積み重ねがあなたと子どもさんの絆に繋がればいいな、とそんなことを思います。
(※補足 あと、子どもにとって良い感情を聴く(「いいことあったの?」など、)ことから練習して、お互いがその調子に慣れてから、子どもにとって嫌なことを聴くとより聴きやすいかなと思います。)
次は番外編です!それではまた☺️
(最後までご覧頂きありがとうございました☺️こちら続きです。宜ければご覧くださいね🌸)
この記事が参加している募集
一緒に生まれた家族の死をきっかけに、人生を楽しんでやりたいことやろうと過ごしてきた私の日常や思い出を、優しさの伝染を心がけて記事にしていきます☺︎今の夢は子どもに絵本を書くことです。あなたから頂いたサポートは優しさにかえて記事にしたり夢を叶える為に使わせていただきます☺︎