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エッセイ集

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薔薇色の夢

薔薇色の夢

美しい香りにかこまれている
平凡なわたし
いつかはこんな花々に囲まれていたい
ガーデニングをして
ニワトリや子馬や
動物たちにかこまれて
くらしたい

ここにはたくさんの人が
薔薇を見るため
訪れているけれど
いつかはひとりで

噴水近くのベンチで
このエッセイをかいている

風が強い日。
ここまで飛沫が飛んでくる
頬や唇にひんやりしては
消えてゆく

果てしない夢を
平凡な日々に
調和しているよ

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きみの哲学と浮き雲

きみの哲学と浮き雲

きみの哲学が好きだ

やさしい水のような
冷たくも熱くもなく
その時の気分だけを
満たすものではないこと

おだやかな波のように
果てしなく広がる海に
抗うことなく
美しい音楽を伝えていること

いつかきみと話してみたい
カチコチと
時の音が揺する
浮き雲のうえで

レコードは何をかけようか
最近聞いてる音楽を
君にきかせてあげたい
まだ誰も知らない
j-popを

胡座をかいて
関係のない世界の

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ポエムの主人公になりたい、って話

ポエムの主人公になりたい、って話

ながれ星に乗って旅をしたり

(首元がリボンできゅっとなってるワンピース着て)

都会が見渡せる窓にブランコみたいに腰掛けて夜にかえる光をみつめたり

(傍らには珈琲、カラフルな部屋のソファーに茶トラの猫が眠ってて)

古いピアノがある教会で17時になったらトロイメライを弾くおじさんに出会って毎日通うようになったり

(イメージはイギリスの田舎町の鄙びた教会、少しずつ教えてもらって弾けるようになっ

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