14 知識ゼロから3DCGのお仕事をする

今日は知識ゼロから3DCGを初めて実際にプロとしてお仕事をする
という内容で記事を書いていこうと思います。
実際に業界に興味がない人でも
へぇ そうなんだ
位に知識として読んでいたただけると思います。

紹介動画は映画での3DCG活用例で、Blenderという無料のソフトを使っているものばかりを集めた動画です。


仕事に必要な事を知る

まず大前提としてのお話になりますが、知識ゼロから3DCGを始めてプロになれるかという話は、ほぼ100%誰でも可能です。
 ※物理的に目が見えないや身体が動かない人を除きます

その上で3DCGを仕事にするためにどんな事が必要か解説していきます。

必要な事やモノ
 ① やりたい気持ち
 ② PCの基本的な操作スキル
 ③ 最低限のコミュニケーションスキル
 ④ 3DCGが動くパソコンとその周辺機器
 ⑤ 3DCGが作れるソフトウェア
 ⑥ 仕事先もしくは仕事をくれる人
 ⑦ インターネット環境と検索能力

① やりたい気持ち
兎にも角にも一番重要といえるのが
この やりたい気持ち です!
これが無いと何も始まりません。
始まってもどこかで強制終了のリスクが高くなるので
やりたいかどうか?
これがすごく大事になります。
楽しいかどうかは行動した後についてくるものなので
ここでは取り上げませんでした。

② PCの基本的な操作スキル
パソコンの電源の入れ方や消し方からファイルの取り扱いやアプリケーションの起動方法など、初歩的なものからちょっと便利なものまで。
大体の専門学校では1から分かるまで全て教えてくれます
始める前は難しいと感じますが
それは今出来ないからで
出来る様になってしまえばどうしてあんなに悩んでいたんだろうかという気持ちになってしまうでしょう・・・
分かりやすい例は自転車が乗れるかどうかかもしれません。
転んで痛い目にあいながら練習する気にもなれませんが、友達と一緒になら頑張れたり、乗れるようになった後にありがたみを感じます。
不思議なことに、誰でも呼吸をするように簡単に乗れるようになってしまうのは教育的観点から見たらとても興味深いと感じています。

③ 最低限のコミュニケーションスキル
仕事をするうえでやはり対人でのコミュニケーションスキルは最低限必要になってきます。学校やオンラインスクールでも先生やクラスメイトとのやり取りで、そのあたりを自然に身に着ける事が可能です。
最近では、チャットやボット、作品をオンラインショップで一方的に売る方法も増えてきましたが、それでもサポート対応などでこれらの最低限のコミュニケーションスキルは訓練で身に着けて置いた方が無難です。

④ 3DCGが動くパソコンとその周辺機器
3DCGの仕事をするのであれば、当然それが動くパソコンが必要になります。仕事内容によりパソコンの金額は変わりますが、20万円もあればかなり良い制作環境が整います。
会社の場合は自分でそろえる必要は無いですが、会社の業務内容により
15万円 ~ 数百万円
規模の制作環境を整えてくれます。
周辺機器はノートパソコンであれば、プラスでマウスだけでも大丈夫ですが、作業効率を高める為に、大型の外部モニターなどを導入する人も多いと思います。

⑤ 3DCGが作れるソフトウェア
これも3DCGのお仕事なので必須ですが、今はBlenderなどの無料のソフトでも十分なお仕事が出来る様になっています。
仕事によってはソフトの指定がありますのでそれに合わせる事も必要ですが、自分が使っているソフトで可能な場合は特例で使える場合もあります。
依頼者に相談をするとよいと思います。
依頼者によってはソフトの購入費用を出してくれる大変ありがたい会社もありますので、聞いてみるだけ聞いてみましょう。
会社の場合はすべて会社が準備してくれる場合がほとんどなので、金額面は心配いりませんが、使うソフトはその時その時に合わせて覚える必要があります。強制的な勉強になるので個人的には嫌いではありませんが、新しいソフトを覚えるのが苦手な人は多いようです・・・

⑥ 仕事先もしくは仕事をくれる人
自分で仕事を生み出せるタイプの人は問題ありませんので、多くの人は会社に所属するかフリーランスとして仕事を受ける立場になります。
学生などで言うと、
就職をする。独立する
この選択を迫られます。
技術能力が秀でている
もしくは
コミュニケーション能力が秀でている
これらの人は就職時に大変有利です。
秀でているものが少ない人はどのようにアピールするか作戦を考える作業がとても重要です。(自己分析やポートフォリオ制作など)

⑦ インターネット環境と検索能力
3DCGのお仕事をするうえでインターネット環境は必須です。
特にデータのやり取りが仕事の成果(納品)に結び付くのでこれらの環境が無いとお仕事が難しいです。
個人であれ企業であれ、インターネット環境が無い人はいないでしょう。
また、個人の能力としては検索能力は意外と重要になるので覚えて置くと良いと思います。
何か問題があった場合のトラブルで検索能力が高い人は一瞬で事例を探し解決しますが、検索能力が低い人は延々と一日の作業時間を失う事になります。大事な時間を節約するために検索能力も身に着けてく必要があるのです。

以上7つが
3DCGをお仕事にするときに必須になる事です。
プラス技術を身に着ける!
という感じになるので次の項目では仕事に必要な能力を身につけるのがどれくらいの難易度なのか解説していきます。


3DCGを仕事にする技術を身に着ける難易度は?

過去の記事で書いている内容も混じりますが3DCGは誰でも出来る仕事です。必要なモノは先ほどの7つと3DCG技術です。

具体的に何をすればよいのかという部分まではかなり話が長くなりそうなので、今後の記事でゆっくりと増やしていきますが、一番だいじなのは

  やりたい気持ちです!

他の必要な経験は
学校やオンラインスクール、コミュニティなどで自然に身に着けられるものがほとんどなので、自分に合った方法を活用するのが良いでしょう。

今回は3DCGを仕事にする技術を身につけるのがどういう難易度なのかという部分に関して少し突っ込んで書いていきます。

一般的な多くの人にとって
3DCGは未だに未知の領域という場合が多いです。
それはどういう事かというと
3DCGという道具が使える事にまだ価値があるという事です。

無くなった祖父の戦争時の事を交えた例え話になりますが
昔は小学生レベルの読み書きが出来る人が少なかったらしいです。
多分1940年前後だと思います
まだ戦争中で、祖父も満州などに行っていました。
そこでの祖父の階級は比較的高い方で(何だったかは忘れました;)
理由が小学生レベルの読み書きができたからだったそうです。
それによりどんな事があるか?
情報を正確に伝える事が出来た
その一点が貴重だった
わけです。

今の日本では識字率100%なので、小学生レベルの読み書きが出来る事はそこまで特別な価値もないと思います。
少し現代風に考えてみると、小学生レベルの読み書きが出来るだけで平社員が部長になれるとしたらどうでしょうか?
お給料は上がり、安全も多少保証され、大事にされるかもしれませんよね?
それが当時の価値観でしたというお話です。

3DCGもまだまだ未知と感じる人がいて
3DCGが出来る事自体に一定の価値が生まれています。
そして、VTuberやVRなど以前にもまして3DCG制作者の需要は高くなっているので、仕事を選ばなければ食っていくだけの仕事をすることはそこまで難しくないです。

ここで注目してほしいのは3DCGが出来る事 = 技術の高い人
という点です。
これはかなり敷居が低くて、スポーツ選手の様に体格で諦めたりする必要が一切なくて、努力の分だけ技術が上がり評価に繋がります。
そういう面でもやりたい気持ちは非常に重要です

過去の学生指導を振り返ると、就職自体が受験勉強に近いなと感じていて、学校自体も置き換えれば塾に近いなと思う面も多数あります。
進学校からの入学者は勉強の仕方成長の実感の感度が高いおかげか大体は大企業に入れるだけの技術力を身に着けて卒業出来ています。

この技術を伸ばすうえで重要になってくるのは以下の点

カリキュラム(勉強内容)
学習環境・コミュニティ(ライバル・刺激・多様的な考え)

ざっと言うとこれらの価値を買いに専門学校にお金を払ってまで通っているという事です。そしてその結果として就職をしていきます。
これが塾と変わらないなぁと感じた点で、塾もより高い学力を得て上位の進学校などへ行くために通っている・通わされているのがほとんどだと思います。目的(良い学校へ入学)と価値(金額)がマッチするので成立するビジネスといえますね。

本題に戻してい行くと、3DCGの技術をある程度の領域まで伸ばしていくと仕事として簡単に成立します。
学校などでの就職サポートの経験からもお話すると、まともなカリキュラムと学習環境さえ整っていれば、1年あれば普通に就職できるレベルになります。始めはなんとなく好き!くらいの状態の学生でも面談を重ねて自己分析をしていく過程で、なぜやりたいのかに本気で向き合い・考えるので、1年間の学校生活を通じて残り6つの必須項目を就職できる問題の無いレベルまで伸ばしてあげている結果です。

もう少し一般向けにハードルを落としてみると
卒業過年度(社会経験あり)学生は既に7つの項目が満たされている場合が多く、単純に技術を自分に合うステップで学習出来るだけで容易に上達します。特に重要なやりたい気持ちも、一度社会に出てから今の仕事を辞めてまで来るのですから申し分ない理由になります。(逃げ場を作ってない人は更に上達が早いです)

更に具体的な数字のお話をしていくと
全国の専門学校を見ていくと1年(12か月)コースや半年(6か月)コースが存在します。なぜこんなに短いのか考えてみてください。

   それは結果が出せるからです

多くの専門学校は何で評価をされるのか?

 業界への就職率
 資格の合格率

塾と同じ基準で評価されています。
ただし、半年コースや1年コースではかなりハードな生活スタイルが要求されます。それを踏まえて入学をしていく人はやる気にあふれている学生が多い為、必然的にライバルの質が高く環境も良くなる傾向があります。
しかし多くの20歳前後の学生にとっては、2年ほどで結果を出せるくらいのゆとりが必要かなと感じます。
1年余る学生にはそれ相応な特別な教育を準備して対応したりも出来るので悪い事ではないと思います。
最近ですとオンラインスクールも増えてきており
技術だけであれば3か月コースなどもあります。
これは目的を明確に持った、新しいスキルを学びたいという需要にこたえているものなので、素人がなんとなく受けるものでは無い場合が多いように感じます。(受けても趣味で終わる可能性が高いです)

1年ほどで結果が出る(就職に値する能力を身に着けられる)
という視点で考えると案外いけるかもと思わないでしょうか?
  部活を3年頑張った経験がる人
  受験勉強を頑張った経験がある人
  ゲームに夢中になれる人

この辺りの経験がある人はほぼ問題なく結果が出る世界なのです。
個人的なお勧めは、我慢耐性よりは夢中になれる力を持っている方が将来楽しく仕事をしている人が多いのでお勧めです。
素人だからとか年齢がとか言い訳している人は伸び辛いですが、やりたい事がしっかりしていれば、絵だって3DCGだってメキメキ上達します。未経験とか年齢も全く関係ありません。

独学が難しいという場合も多いですが、今は学校やオンラインスクールもしっかりしていますので活用してみてはいかがでしょうか?

これを書いている僕自身もオンラインスクールに興味を持っていて準備中ですが、色々やる事や自分の誘惑と戦いつつスタートはもう少し先になると思います。
形としては、興味がある人が無料で学べる情報の提供と協力して学び合えるコミュニティをベースに考えています。
興味がある方はフォローしてもう少しお待ちいただけると嬉しいです。

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