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4 オンライン授業を実施

コロナウイルスの影響で多くの学校が休校中もしくはオンライン授業を展開しています。僕が関わる学校でもオンライン授業での対応許可をもらい授業を行っています。

今回はオンライン授業をどう行っているか紹介をしていきたいと思います。

オンライン授業に使っているものを紹介

オンライン授業で準備をするものは実はそこまで多くありませんし、お金もあまりかかりません。
先に必要なモノをまとめていきます。

ベース環境全般
ノートパソコン
オンライン環境(wifiなど)

システム・サービス全般
チャットツール
ビデオ会議ツール
情報共有ツール
クラウドストレージ

番お金がかかる唯一のものがノートパソコンやタブレット端末ではないでしょうか。僕の専門分野は3DCGなので15万円~のノートパソコンが必要となりますが、別の分野ですとwebカメラが付いたノートパソコンやタブレット端末でも問題ありません。
音声の質が大きく損なうような場合も、スマートフォンに付属してくる様なマイク機能が付いたイヤホンで十分な品質の音声の入出力が可能です。
次に必要なモノはインターネット環境です。
こちらも極端に容量制限がかかっていない限り今のところ速度での大きなトラブルは起きていません。

次は使用しているサービスについてです。
主に次のツールを使用しています。

Slack
Zoom
Notion
GoogleDrive

これはどのツールもある程度代用が可能ですので、自分の組織で使っているものに合わせる事が可能です。
Notionという管理ツールを採用しているので、チャットツールはSlackの方が相性が良いです。

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画像にするとこのような関係性で活用をしています。
全ての根幹的なコミュニケーションをSlackが担う構成を採用しました。
これは今後の業界的な動きを見越してシステムを設計しています。
3年ほど前に働いていたフルリモートのIT企業では既にこれに近いシステムで業務を行っていましたが、より教育機関に適した構成や用途にブラッシュアップしたうえで各学校にカスタマイズを施して活用をしています。

Slackの次に重要なサービスとしてNotionというサービスを採用しています。
これは色々な情報を蓄積して共有する為に不可決なものとなっています。
slackなどのチャットツールは情報が流れていきオンラインストレージは大容量のデータを蓄積するサービスです。
Notinoは情報を蓄積・共有して活用するために使っています。

これは学校ごとのテンプレとして使っているベースのものですが、こちらはトップの情報ページです。

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こちらは授業の中身のページです。

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こちらは予習や復習や自習用に準備するwikiになります。gifアニメーション対応でどのようなアニメーションなのか確認する事が出来ます。

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こちらは実際にオンライン授業を終わった後にZoomなどの録画動画をアップして繰り返し見る事が出来るようにしています。
合わせて授業でやった内容の要点をまとめておき、いつでも復習が出来る様になっています。ここで大事なのはすぐには結果が出ないので、1年ごとに数を増やしたりブラッシュアップをして資産を形成していくというイメージを持って作る必要があります。(無理は禁物です。プロの動画講師や教科書を作っている様な方の真似は中々出来ないので、出来る範囲で資産を育てて教育の質を上げる場として活用していく心構えが必要です。)
(ボブはあくまでサンプルです・・・)

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その他で言うと学生向けのページだけではなく、教員向けのホームも準備可能です。

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合わせて保護者の不安を取り除きコミュニケーションを促進させる為のローカルスペースとして以下のようなページも作って公開することも出来ます。

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それぞれの個別ページや記事にはすべて掲示板形式のコメントがつけられるようになっており、コミュニケーションが可能になってます。

合わせて教育機関や学生などはこれらのサービスを無料で使用する事が出来ます。セキュリティ面や運営管理の上での権限などもページごとユーザーごとに設定が出来ますので、管理安全かつ安価(0円)で運用が可能な事も大きなメリットになっています。
以前はBaseCampというサービスを有料(年間999ドル)で契約をして運用していました。Notionと同じく、Win・Mac・iOS・Android・ブラウザすべて対応しておりとても重宝していたのですが、有料部分がネックとなりコロナウイルスを機に新たに20サービス近くのサービスを検証して一番希望に近かったNotionを採用しています。
GoogleクラスルームやClickUpも一定期間使い検証を行ったのですが、望んでいる結果と使用者の学習コストなどを判断してもダントツでNotionが良かったのです。

このNotionで更新があるものはすべてSlackへ通知を飛ばせる為、漏れもなく確認や連絡が可能になります。

データはNotionにもアップが可能ですが、取り回しを重視してGoogleDriveを採用しており、そのリンクを張り付ける事で、データに情報をプラスして付加価値を付ける様にしています。

BaseCampからNotionへ移行する際に次の事を気を付けています。

  ・ 使いやすくわかりやすい
  ・ セキュリティ対策が可能
  ・ システム管理のコストはかけられない
  ・ 料金が安い
  ・ 設計、カスタムコストが安い(ノンプログラム)
  ・ マルチデバイス対応

以上の事を加味して20種類近くの類似サービスを検証してたどりついたのですが、今はかなり満足しています。

興味がある人は是非使ってみると良さが伝わると思います。
ネットでNotionと調べると有志の方が色々な記事を書いてくれているので参考になると思います。

初めての方はこちらから登録をすると10ドル分のクレジットが付与されるようですので、是非お使いください~
https://www.notion.so/?r=8d635774b78843bb9cdf5625e2f4b9ba

教育関係向けNotion(コロナに限らずいつも無料)に限らず、Zoom(月2000円程度)、Slack(無料)、Googleサービス(月1000円程度)と金額的にもかなり抑えた構成なので、負担も少なく維持のコストも必要ない為、人件費も増やす必要がありません。



Afterコロナを見越した教育環境の構築

今いろいろな所でオンライン授業に取り組んでいるかと思いますが、何のためのオンライン授業かをよく考える必要があるなと感じます。

先日の記事で書いたものですが、オンライン授業の本質を理解しないまま環境を構築してもすぐに元に戻り不要な投資や混乱が広がる可能性が高いです。

幸い、BaseCmapというサービスをベースに授業をしていたおかげで、オンライン授業と言っても対面かビデオ通話くらいの差しか生まれず、Notionに移ったおかげでオンライン対応も果たしました。
元々移行を検討していたのは1月でまだコロナの影響も少なく
オンライン授業のを想定したものではありませんでした。
しかし最終的にNotionはハイブリッドに教育を支援するツールとして採用しました、知識の共有成長の共有学習環境の整備などが時間をかけて整っていくのでこれからの運用が更に楽しみです。

オンラインが良いのか今までの授業が良いのか、意見は大きく分かれると思いますが、教育機関の性質上は上に従うしかない立場の人も多くいると思います。オンラインならオンラインの良さを活かす。そういった柔軟に本質をとらえつつ少し先の未来を見据えて行くと多くの人を幸せに出来ると感じます。


こちらにNotionのテンプレート(サンプル)を公開します。
もし教育機関で興味がある方はリンクページの下にあるgoogleフォームからご連絡いただければ、可能な範囲で相談やサポートが出来ると思います。
合わせて、記事を読んで良いなと思った方は下記のリンクをSNSなどで共有して頂けると嬉しいです。
不特定多数に公開する為、今の設定ではテンプレートがコピーできませんが、問合せいただいた方には無料でコピーをお渡ししています。
まだオンライン環境の構築やこれからの授業対応に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
もし希望者が多ければ情報交換が出来るコミュニティを作る事も考えていますのでお気軽に参加下さい◎

https://www.notion.so/workguild/8d302eba25ae44fba306f699ccaf7b61

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