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【女性に優しいサロン】連載が始まります。

月に一度、身近で働く女性にフォーカスし
ざっくばらんにお話しを伺う連載
《女性に優しいサロン》が
始まります。

私の周りには
パワフルで魅力的な女性がたくさんいます。
そんな彼女たちですが、
この数年を見ていると
「マインドや人生を変えた」
方々を多く見受けます。
自身もその内の一人。
リアルに体現しているからこそ、
彼女達も何故このタイミングなのか、年齢的なものか、
そしてどう変わっていったのかを
お聞きしたいと強く感じました。
仕事のことや身体のこと、
将来のことで立ち止まって悩んでいる女性たちへ。
お話しの中から
ちょっとしたヒントを頂き、
人生の一歩を踏み出しましょう。

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第1回目に相応しい岡田さん(Oさん)。
アパレルデザイン会社のCEOであり44歳の彼女は、ファッションデザイナーと薬膳フードデザイナーの二足のわらじを歩み始めました。数年前から薬膳の勉強を始めたきっかけは、幼少期から悩まされた虚弱がきっかけ、だそう。ですが、そうなった原因も...<前編>

ーデザイン会社を立ち上げた経緯を教えてください。


◼︎ Oさん
デザイン専門学校卒業後、アパレル会社に就職しました。そこではデザイナーを2年経験し、次に小さな企画会社で3年間働きました。24歳で入社し、社長の右腕として働いていました。最初は3人しか居なかった会社を、15人まで増やしたという実績があります。それはデザイナーとしてより、人事と教える方のポジションで。
すると、まだ26歳なのに面倒臭いなぁ、みたいな...これなら自分で出来るのではないか、と思ったの。
その後、27歳で独立しました。
辞める時は、取引先を持っていかないという条件だったな。
 
◼︎サロンオーナー(M)
そういうことって、本当にあるんだ!

◼︎Oさん
だけど、時間が経てば以前の取引先から仕事が来るようになって。それは、しょうがないか、と。
そのうちに、辞めた会社からも仕事の依頼が来るようになった。

◼︎ M
ハハハ〜すごいね、色々と才能があるね。

◼︎ Oさん
小さな会社だったから、たくさん経験をさせてもらえて。若くして年齢が上の方とも商談をしてきた。

◼︎ M
独立前は一通り経験を積んだんだね。デザイン以外にも。

原因不明な体調不良に悩まされ…

ー何故、今、薬膳の勉強を始めたの?


◼︎ Oさん
幼い時から体が弱くて、鍼や整体に通っていたの。鍼灸師になりたかったくらい。

◼︎ M
?!

◼︎Oさん
憧れていたの、鍼灸師に。

◼︎ M
その辺りを詳しく教えて。

◼︎ Oさん
3歳の頃から頭痛に悩まされて。
小学生ぐらいから胃弱、中学生からは腰痛、鼻炎、骨折まで。
20代でも過労で倒れ、30代では女性特有の病気に。

◼︎ M
それはハードだわ。

◼︎ Oさん
東京に来てからも、様々な所で検査をしたけれど判らず。最終的には埼玉の鍼灸師にお腹だけ鍼を刺してもらったの。すると先生に「もうほとんど頭痛しなくなると思うよ」と言われたの。すると本当に慢性的な頭痛は無くなった。もちろん、たまには痛くなるけど。

◼︎ M
その先生すごいね。

◼︎ Oさん
28歳まで原因もわからなかったんだけど、その鍼灸師に通い話すうちに、3歳の時に雪山で頭から落ちた事が原因だったと判明。

◼︎ M
頭か首がズレた事がきっかけで、身体の方にも影響が出たのかな。

◼︎ Oさん
20代からヨガ(ストレッチ)もしているから、 今はほとんど頭痛はしないよ。昔は色々なところが痛くて、生きている心地がしなかったわ。ネガティブにもなるしね。

洋服が好きだったからアパレル関係で就職して。デザイナーを続けていると、年齢的に限界があるのは、みんな思うでしょ。洋服を買う層は、若い人達が中心だし、年を取れば取るほど、買わなくなるから。

◼︎ M
まあね。

仕事に対する矛盾。別のことをやる事で、バランスを保つ


◼︎ Oさん
実は30代の頃から思うところがあって...。
私の場合、大量生産型のデザインをしているでしょ。すると、この洋服はどこで売っているのか、在庫はどうなるのか、そのままゴミになるのか、など矛盾を抱えながら続けてきたの。今は特に、洋服がちょっと無駄なものとして顕著になってきている。誰か喜んでくれる人は居ると思うけど、誰かの為になっているかは謎だし... 。
とは言っても仕事だし、これでご飯を食べているから、と。

昔から人の為に何かをやりたいと思っていたが、洋服を作ることも誰かの為になっている、と自分に言いきかせて...。それが年齢を追うごとに、自分の中でズレが生じてきた。
もちろん、今でもアパレルの仕事はやっている。しかし別のことをやることで、一つのズレを解消出来るように、今は地盤作りとして薬膳の勉強をしている。

◼︎ M
なるほど。

料理好きが功して薬膳料理へ。学びを深める面白ろさ


◼︎ Oさん
 元々料理が好きだったしね。
その当時、鍼の先生に勧められて、資料を取り寄せてみたものの、何から手をつければ、よく解らないよね。 

その時、偶然友人に薬膳の料理教室へ誘われて。教室の先生に色々と教えてもらううちに、更に興味が湧いて...。そこではスクールもあり、資格の初級は6ヶ月で取れるの。初級を取った後も、やればやるほど面白くなって、中級、上級、プロの資格まで取ったよ。

◼︎ M
思った時に行動することが、引き寄せになるんだね。

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ー薬膳のプロって何が出来るの?


◼︎  Oさん
まずは人に教えられる。
そうは言っても、1、2年やったからといって知識はまだまだ浅い。薬膳も漢方も鍼灸も<中医学>と言って、中国の医学なの。継続している事は、様々な人を見させてもらい、弁証法のトレーニングをし、知識を深めている。
Mさんも見せてもらったよね。
症状を聞いてアドバイスをしたり、食事のアドバイスをしたりと。
まだまだ学びは深まる一方ですよ。終わりはないと思う。
ここから、夢だった経絡の勉強へと広げていこうと思う。
◼︎ M
奥が深すぎる! 

ー薬膳を通して、この先はどうしたいの?


◼︎ Oさん
人の為に何かしたいの!
私自身が薬膳を実践してから、もの凄く調子が良い。調子が良いって、心まで調子が良くなるの。
マインドもクリアになるし、気持ちもイガイガしない。
人にも優しくなれる。
自分の健康があってからこその、心の余裕が生まれる。
それがあり初めて周りの人達へも気を配ることが出来る。こんなに心地がいいものなら、もっとみんなとシェアしたい!

健康になるとマインドも変わる


◼︎ Oさん
まずは自分と向き合い、生活を丁寧に。自分の体質に合った食事や養生(生活の仕方)をしていくと、自分自身が豊かになっていくから。
この事を広めて、困っている人を助けたい。
薬膳、漢方は未病を助けることに繋がる。この歳になると女性の更年期で苦しんでいる人も多いし、何とも言えない不調を抱えている人にも、寄り添いたい。
私が健康になったから...。

<後編へと続く>


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