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採用にYoutubeやnoteが活用される時代:採用にはますますESが大事になる

今月から大阪勤務を開始し、京都暮らしも徐々に軌道に乗ってきたセンチュリー・大橋です。
ホントは第一転居希望地は国際会館の前辺りだったのですが、大阪勤務にあたり、通勤ストレスを軽減できる七条に居を構えることとなりました。
京阪特急は1時間に1本ロングシートの電車が設定されてる時間帯があるんですが、クロスシートで退勤する快適性や素晴らしく、京阪での通勤をずっと続けられれば良いなと考えております。
さて最近ですが、Youtubeで採用広告を目にすることがありました。
確か水道工事をやってる会社さんの動画広告でしたが、一昔前の「この動画は一度スキップしたらもう表示されない」詐欺に比べると、不快度を全く感じさせないもので、概ね好感を持てる広告だったのでありました。
私自身はリクルートエージェントで転職をしたのですが、最近はnoteでも採用活動に取り組む企業さんも居てはるようで、興味深く読ませていただきました。

🏢営業職の働き方が開示される重要性

今回は大阪故鉄さんのnoteの感想という形式で話を進めて参ります。
SI業界にいると営業が何かと詐術的な営業手法で仕事を取ってきて、その度に現場が振り回されるという関係がずっと続いています。勿論、WEB系企業なんかはそうしたことはあまり無いと思われますが、SI業界は残念ながら営業が嘘をつくのが商習慣として定着してしまいました。
しかし一方で、営業職は会社の売上を取ってくるために必須の職業と言えます。最近は少しずつ「売り込まない営業」が普及しているとは言え、まだまだストレスの掛かるテレアポが無くならないのでして、このテレアポこそ営業職が不人気職種になる理由の一つとも言えるでしょう。
営業職は多くの会社に無くてはならない存在なのに、営業職の人気は薄いのです。当然、企業としては採用に難航します。
そこで「営業」という言葉を横文字に置き換えて人を搔き集める手法も起こるわけですが、やはり大事なのは「働き方の見える化」かも知れません。
大阪故鉄さんのnoteでは、特に営業未経験者に対する心理的ハードルを下げる記事を出されており、逆に読み方を変えると他社ではあまり通用しない(潰しが効かない)就労形態とも読めるでしょう。
ただ、いくら今が転職ブームと言ってもIT職以外ではそんなに積極的な転職をしない方が良いのも確かなので、働く上で重要なのは潰しの効く仕事かどうかでは無いと思います。
この一つの記事さえ読み方には幾つもあって、大阪故鉄さんの営業は変わった方式であるが為に、営業職経験者がこれまでのスキルを必ずしも活かせるとは限らないという読み方も出来るし、大阪故鉄さんの書くとおりに、未経験者でも活躍の余地が充分にあると読むこともできます。
そして読み手はこのnoteを読むことで「大阪故鉄さんで働くことが面白そう」に思えて、かつ「息長く続けられそうか」を判断材料にしていけば良いと思います。

🏭中小企業にも隠れ優良企業がある

ドラゴン桜の派生マンガ、エンゼルバンクでも触れられていましたが、中小企業でも隠れ優良企業は存在します。
東証一部上場企業でも自己資本率4割を超える企業はかなり稀で、私が投資している企業で4割を超えている企業は三菱電機とコマツだけです。三菱重工ですら自己資本率は24-29%で推移しておりますが、自己資本率2割を超える時点で概ね優良企業として分類される方なのです。
その中で、大阪故鉄さんは自己資本率が7割もあります。

正にエンゼルバンクで言われるところの「隠れ優良企業」というわけです。
これは従業員が長続きする最大の理由となっており、人事側としては「最重要視して欲しいのそこやないねんけどね(苦笑)」と言うことになっている可能性もありますが、ともあれ「自社は優良企業である」と認識できるのであれば、やはり従業員は辞めずに続きやすいです。
株主の立場でコレ言うのもなんですが、三菱電機はブラック企業大賞を2年連続で受賞している偉大な企業です。それでも離職率低いんですよ。
自己資本率だけで見ると、三菱電機は三菱グループの中でも最優の部類なんです。尤も、エリートが揃ってるのは三菱商事の方でしょうが・・・。
三菱電機で自己資本率は5割ですから、自己資本率7割は滅茶苦茶優秀な部類ですよ。

🏢とは言え中小企業はESを高めないと維持出来ない

幾ら自己資本率が高い優良企業だからと言って、従業員満足度(Employee Satisfaction:略してES)を高めずして存続できるほど企業は甘くありません。業員満足度が低いと、不正が起こるリスクが増大するからです。
現に三菱電機でも不正が起きたことは皆さんご存じの通りです。
一方、中小企業においては、不正防止の守りの観点からESもそうですが、採用という攻めの観点からも既存従業者の満足度向上は不可欠と言えそうです。
見ての通り電通や三菱電機のようなブラック企業においてさえ高学歴者が毎年入社するんです。どんなに労働環境が悪かろうが、ネームバリューがあるだけで面接に来る人は星の数ほどいるわけです。
ただし、ネームバリューが無い企業はそうも行きません。そこで良い職場環境を作って既存社員の満足度を上げることが、いい人材を採用するのにも必要な条件となってくるわけですね。

大阪故鉄さんの場合、次の課題は「働き甲斐をどう上げるか」になっていきそうな気がします。
単純に不況に強いという面も定着理由になっていますが、SDGsブームの今、社会に必要とされる仕事をしていることからも、そこが上手く起爆剤になって従業者のモチベが上がっていけば、もっと良い会社になるかも知れません。

🗾是非東京脱出に前向きな検討を…

SDGsがどうしても「環境保全」の部分にのみ注視されている気がしないでもないですが、環境問題だけでなく、SDGsには格差是正という項目も存在します。
日本国内だけに目を向けたものとしては、東京と地方の格差を埋めましょうと言う課題があるわけです。
私が大阪勤務になったことでnote上で大阪故鉄さんの存在を知ることが出来たわけですが、東京一極集中は少子高齢化を促進している観点からも、国防に於ける脆弱性が増すことからも、或いは個人の幸福追求と言う観点からも対策が必要なことでは無いかと思います。
そして私自身が京都へ移住し、大阪で働き出したことを期に、note上でも今後はUIJターンのマガジンを作成しようと思います。
「俺、いつまでこんなことをしてるんだろう」と満員電車通勤をしている東京通勤者さん、是非フォローして下さい。損はしないと思います。

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