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GoToトラベルの地域共通クーポンを実際に利用した。今から使う人のための解説。

地域共通クーポンが10月から使える様になった。しかし、使い方が非常に難しい。難しいの意味は二つあって、一つは電子クーポンの操作などに慣れるまでは少し時間がかかるということ、もう一つは利用できる店舗が限られるので、上手に使わないと失効させてしまうという意味である。これからGo Toで利用する人のために、実際の使用感を基に、使い方を解説する。

クーポンの種類は「紙」か「電子」

地域共通クーポンには2種類ある。紙のクーポンと電子クーポン。旅行代金の15%相当額が千円未満を四捨五入して付与される。利用者が任意に選ぶというよりも、大多数は旅行会社がどちらの種類を発行するかを決めている。

電子クーポンの場合は受け取りの操作が必要

紙のクーポンの場合は郵送等で送られてくるので自分からは何もする必要がないが、電子クーポンの場合は受領の操作が必要である。チェックイン当日15時以降に、電子クーポンサイトにアクセスし、旅行会社等から案内された以下の情報を入力してクーポンを発行する。
・予約した旅行会社等のGo To トラベル事業登録ID
・予約番号・受付番号
・初泊の宿泊施設の所在する都道府県、日帰り旅行の場合は主たる目的地

上記情報は、ネットで旅行を契約した場合は紙ではなくネット上で情報を確認することになる場合が多い。電子的に交付された旅行契約書や日程表に記載してあるので、一つ一つを拾い出していく。ちなみに、ある旅行会社の場合は次の様に旅行内容確認画面に表示された。

ちなみに、利用期限はチェックイン当日の15時からチェックアウト日までになる。クーポン獲得するためのアクセスもその時間内に行う必要がある。予め旅行開始までに済ませよう思っても、アクセス拒否される(使い勝手が悪いので改善した方が良いと思うが)。下記は情報の入力画面である。

クーポンが利用できる店をネットで確認しておく

クーポンを手に入れたら、どこで使うかを検討する。残念なことに、クーポンを使える店舗は非常に限られている。使用期限も短いので、計画的に使わないと失効させる恐れが高い。どこで使えるかは、マップが公開されている(https://goto.jata-net.or.jp/#coupon)。

マップの吹き出しの部分をクリックすると詳細が確認できる。注意すべきは、紙か電子かどちらかしか使えない店舗があるので、しっかりと詳細を確認することである。吹き出しをクリックすると確認できる。

店頭での使い方

クーポン使うときは、レジでその旨を申し出る。紙の場合は問題ないと思うが、電子の場合は少々手間がかかる。利用する金額を選んで該当金券(1000、2000、5000円のどれか)を電子的に発行しなければならない。あくまで使える単位は千円単位なので、例えば、1,800円の様な買い物で使いたいときは、¥1,000のボタンを押して発行する。お釣りは出ないので、¥2,000以上のボタンは選んではいけない。

実際、買い物にあたっていくら使うかは商品をカゴに入れていかないとわからないことも多いので、支払いのレジ前で操作することになると思うが、慣れていないと操作に時間がかかる。後ろに人が並んでいると焦るかもしれない。予め発行しておいて¥1,000クーポンをクラウドに保存しておくことは可能なので、そうしておくのも手である。ちなみに、3000円分使いたいなと思ったら、¥3,000クーポン券種は存在しないが、¥1,000クーポンと¥2,000クーポンを一つずつ発行して使えば問題ない。

電子クーポンの場合、各店に置いてあるQRコードを読み取ることになる。店員さんもまだピンと来ないことも多いので、「電子クーポン使いたい」とはっきり申し出ることが大事である。下記は、セブンイレブンのとある店舗であるが、この様にレジ近くにQRコードがあるので、カメラモードで読み取ればOKである。読み取った後は、店員にその画面を提示し、使用済みであることを確認してもらう。その後、残高を精算する。精算は通常の買い物の時と同様の方法で良いので、電子マネー・現金等、店舗が受入可能な手段であればなんでも良い。

(画像:この様に直立しているものもあれば、レジのカウンターに貼り付けてあるものもあり、ある店では奥にQRコードが閉まってあった。店舗により千差万別。自分で見つけるよりも、お店の人に聞いた方が良い。)

地域共通クーポンの使い方まとめ

繰り返しになるが、利用できる店舗は限られている。使い切るためには必ず利用店舗を確認してから回ること。コンビニは大概使える様になってきている様だが、チェーンでも全ての店が利用できるわけではないので注意。例えば、セブンイレブンでも空港は使えるが、市中では使えないということがある。紙はOK、電子はダメというところも結構多い。また、お釣りが出ないので、極端な話買い物金額の端数が999円だと非常に効率が悪い。できるだけキリの良い金額で買い物をする様に意識したい。

(画像)店頭にも掲示してあるのが基本だが、目立たない所に掲示している場合もあった。

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