CEDARWOOD

Your home,Your wardrobe.

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最近の記事

切り株に腰掛けて

今週末からFujimotoのイベントです。 (※前回のイベントの様子) 1週間ちょっとだけCWにFujimotoを現出させる。 CWらしいのかな? はたしてFujimotoらしいのか? イメージの綱引きです。 最近10年、20年近くやっているお店に行きました。 どの店も傷ひとつなく、整理整頓。 完璧な空間。 店主の美意識の高さを感じて。 10年後も綺麗にしなくちゃ。 背筋が伸びるようでした。 しかし、実際CWに戻ってみると テープのあとだったり、床の傷だったり。

    • 冬虫夏草

      曜変天目という器を見たことがありますか。 世界に3碗しかないと言われる中国製の美しい茶碗を。 数年前に見たこの器(これは油滴天目 ※東洋陶磁器美術館所蔵) 最初にこの器を見た時、少し怖かったのを覚えています。 見込みには小宇宙を閉じ込めたかのような絶景が広がると言われますが 夜空をかける星雲は妖艶なまだらに見え 蠱惑に誘われている気がして、動悸がおさまりませんでした。 時に人の手を超えた名作を 神業と呼びますが これは悪魔の窯で地獄の業火で焼かれたのではないか、、、

      • 雨が降っている。

        昨年の関西地方はどうやら雨が少なかったらしく 深刻な干ばつが問題になっている。 そんな早朝のニュースをながめていたら、 ふと。先日の雨夜のことを思い出した。 ようやく重たい腰を上げた冬眠あけの熊のように。 のそっと僕たちの目の前にあらわれたその雨は 肌に突き刺されるかのように冷たく 遅れてきた厳しい冬の訪れも告げた。 その日は友人と明け方まで飲んでいて 久しぶりの雨だけが印象的な夜だった。 こんな素敵な夜は経験したことがないが 雨が降ったことで、きっとどこかで幸せが

        • 夏の終わり。

          本文はInstagramに記載しようと思い書き始めたのだが。 あまりに文章力が増えてしまったためBLOGにしてしまった。 なのでみんな知っているかもしれない 現状のアート事情を説明するのに参考人扱いで巻き込まれた 今回のアーティストへの不遇を冒頭で詫びたい。 もし万が一、億が一、この文書をアーティストが読んだら 君は本当にお節介だね。と言われかねないからだ。まあ、こちらとしたら言われたら儲けもんではある。 、、、なんて、そう。 この上記した儲けもんという考え方が昨今非常

        切り株に腰掛けて

          こまってしまって

          野良猫と目があって。 お互いに緊張が走る。 名前も知らない。 どこから来たのかもわからない。 気がつかなければ。 意識しなければ。 無視すれば。 きっとそれは自然の一部。 向き合ってしまうと 猫とは無関係じゃなくなる。 洋服も同じ。 そんな気がする。

          こまってしまって

          読書の梅雨

          完売してからの紹介で非常に申し訳ないのですが どうしても話したい気分なので、、、。 THE BRITISH ISLES by Jamie Hawkesworth Jamie Hawkesworth(ジェイミー ホークスワース)による13年間のポートレイトをまとめた作品集。 本日のBLOGはまだこの写真集を見たことない方や バイアスをかけずに純粋に本を楽しみたい方は これ以降、解説と私見が含まれるため読まない方が良いかもしれません。 私物を貸出し可能な状態でお店に置いてい

          読書の梅雨

          仮面の告白

          福田恆存は、『仮面の告白』を次のように評している。 先日東京で深瀬昌久の写真展に行ってきました。 CWでも写真集を販売しているアーティストの大規模な展示。 (深瀬昌久 1961-1991レトロスペクティブ 6/4まで) あとちょっとだけやっているので都内に行かれる方は是非。 はじめて深瀬の写真を見た時の衝撃は今でも脳裏に焼き付いていて 深瀬の写真に出会って約2年。 言葉で形容するには難しく、しっくりこないものを並べてきましたが ふと。探していたそれが【真実】だと悟りまし

          仮面の告白

          麻婆豆腐と大東洋

          先週の記憶。 あっという間すぎてタイトル通り。 ほぼこれだけ。 基本的にここのBLOGでは来店を促す内容になるようにしてるのですが。 というか、洋服屋のBLOG自体それが世間でも当たり前なのですが。 今シーズンのテーマをデザイナーさんから聞いたときから イベントが終わってからこのBLOGを書くことに決めていました。 Fujimotoはブランドがはじまってまだ2シーズン目。 次で3シーズン目。 藤本さんはいつも僕に嬉しそうに自分の好きな人やモノの話しをします。 麻婆

          麻婆豆腐と大東洋

          モラトリアム。

          ここ最近、環境の変化についての話しをよく耳にします。 就職 卒業 引越し 退職 3月はこういったことに対する猶予期間であることが多く 普段、冷静な人の面白い話しが聞けたり 普段、おかしな人のおかしな話しが聞けたり 3月という時期に関して言えば、これは日本だけなのかな? 差し迫った決断が迫られたとき、人は冷静な判断を見失いがちですよね。 よく春になると浮き足立つとか、あたたかくなってくると変な人が出ると言いますが この『春になると、、、現象』は 環境の変化にたくさんの

          モラトリアム。

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          らんらんるぅ まだまだ夜は寒い日が続きますね。 早く桜の下でブルーシート広げてお酒浴びたいです。 レディース23SSのお洋服も着々と届いていますが、最近のわたしの気分のコーディネートをご紹介させて頂きたく、つらつら文章綴ってます。今☆ 大きなジャケットに、ヘルシーなワンピース。 今までは、メンズライクの日は悉く(ことごとく)メンズライクに寄る事が多かったですが、もう私も一応大人の女性ですので、その中にも女性らしさを感じられるコーディネートが最近の気分★∻∹⋰⋰ ☆∻∹

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          塔から出られないラプンツェルのお話

          スウェットが好きなんですよね〜〜 スウェットパンツ。 トップスも好きだけどスウェットパンツの方が8割増しで好き。 きっと彼らって、「毎日、家の外で一張羅着て背筋伸ばして気張っているご主人様、家の中くらいリラックスして下さい、私達の事なんて気にせずに。」って生まれて来たんだと思うんです。汚れても、ウエストのゴムが緩くなっても、ご主人様に気にかけて貰えず。起きたら乱雑に脱がれ、畳まれもせずにベットかソファの上。それなのに文句ひとつ言わずご主人様の帰りをじっと待っている。、

          塔から出られないラプンツェルのお話

          書きたくなる時はいつだって

          BLOGをNOTEに移すことにしました。 理由は使い易いからです。 リンク飛ぶのは手間かもしれませんが、お付き合い頂けると幸いです。 さて、題名の通りですが いつだって僕が筆をとりたくなるのは突然のことで。 だからいつも思うのが、作家さんは本当にすごい。 締め切りがあって、高い内容が求められるのだから。 あー、作家じゃなくて本当によかった。 なんていうのは杞憂なもんで。 そもそも書けるから、物書きになるんでしょうね。 そして書けない僕はこうして 時々普通の人が

          書きたくなる時はいつだって

          秋とハンマー。

          こんばんは。 随分と日が落ちるのが早くなった様な気がします。 秋、、、と言えば定番の読書。なんで読書の秋なんて言うんだろう。。。 今更ながらそんなことを思いつつもやっぱり読書をしたくなるのがこの季節。 田舎育ちの僕は縁側で月明かりをたよりに本を読んでいた記憶があります。 思い出してから気づいたのですが、心なしか大阪よりも地元の月の方が明るい気がする。 日が沈み、薄暗いなかで電気をつけにいくのが面倒なくらい物語に没頭して。 のめり込むと本と本の隙間に入っていけるの

          秋とハンマー。