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モラトリアム。

ここ最近、環境の変化についての話しをよく耳にします。

就職
卒業
引越し
退職

3月はこういったことに対する猶予期間であることが多く
普段、冷静な人の面白い話しが聞けたり
普段、おかしな人のおかしな話しが聞けたり

3月という時期に関して言えば、これは日本だけなのかな?

差し迫った決断が迫られたとき、人は冷静な判断を見失いがちですよね。

よく春になると浮き足立つとか、あたたかくなってくると変な人が出ると言いますが
この『春になると、、、現象』は
環境の変化にたくさんの人が耐えられなくなった結果で
ヒューマンエラーの連続なのではないかというのが持論です。

実存世界がいっせいにあやふやになる不思議な感覚。

まるで時空のはざま。

それはある一定数以上の人の錯覚によるものなのではないかと。

最近、シリコンバレーの投資銀行が取り付け騒ぎを起こし破綻した様な。

21世紀になっても、案外世界は不安定で。
ありえないと思っていることも起こってしまって。
実はまだまだアナログで。

ただ、その不安定さも楽しいのではないかと個人的には思います。

だって毎日同じ日常じゃつまらないから。

僕らが毎日同じ服着たくないのと一緒で。

みんな毎日同じ平穏な日常を求めつつもどこかでハプニングを期待している。
そんなことがお店でも起こると面白いんですよね。

3/25-27
STEAF 23-24 AW『October Sky』
Preorder at CEDARWOOD
13:00-19:00

STEAF 23-24AW LOOK 画像
STEAF 23-24AW LOOK 画像


今シーズンのテーマは同名の映画。

20世紀半ばの鬱屈とした空気。
個人的には戦後もある種の『春になると、、、現象』を拡大したものではないかなと思います。
暗く、陰鬱な空気に、光る一縷の希望。
それを僕らも掴めるのではないかと思えるようなコレクション。

それはもしかしたら錯覚なのかもしれませんが。

ファッションは時に自分自身を別の世界に連れて行ってくれる。
ある一部の人にとっては春であり、戦争で。
おそらくそういった経験が皆さんにもあったように。
一瞬で高揚へ。頂点に皆さんを誘うことができる魔法で。
とても素敵な錯覚で。ときに冷静な判断を見失わせます。

すんすごいパワーを持っていて。
たくさんの人を導き動かすことができるんじゃないかなと
今シーズンのSTEAFのコレクションと映画を見て思いました。

お時間ある方は、ぜひ素敵なハプニングを期待して店頭お越しください!
デザイナーの影山さんとお待ちしています!


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