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8月26日に『秘密』をリリースしました

今作は、音楽作品と絵本を同時配信しております。私は童話風の絵本で、文章を担当しました。

表紙はKADOKAWAの漫画賞・八咫烏杯のイラストを描いていらっしゃり、デンマークの時計ブランドとコラボしたこともある、たけもとあかるさんです。雑誌『ハルタ』2021年6月号に、竹本明梨さんのお名前で読切作品が載っています。

漫画もイラストも綺麗で、美術作品の印象を受けました。額縁に入れて飾っても合うと思います。

挿し絵のイラストレーターは鈴苺さん。詳しいプロフィールは載っていませんでしたので、客観的に作品を見た私からの感想を。

気持ちがピリピリしたり疲れやすいご時世に癒やしとなり得る、愛らしいやわらかなイラスト。お人形さんみたいで、ギュッと抱きしめたくなります。


お二方と巡り合わせてくださったクライアント様は、昨年フィジカル版CDでお世話になりました、ユメノマの中島しんやさん。

『秘密』は、絵本を読みながら音楽を聴いて浸ることもできます。またそれとは別に、音楽作品のほうは「歌詞や音作りなど、謎解きが沢山ある」と。私も気になります。
単体でも、是非お楽しみください。

音楽は中島しんやさん、しろろさん、andeさん、mayumiさん、山本果歩さん。スペシャルサンクスに、タカユキカトーさん、まつもと尚子さんです。


宣伝材料はあいだにお茶目な文が挿入してあり、最高に天才で本気だなぁと興奮しました。カッコいい…!(こういうのって躊躇って遠慮しちゃったら、中途半端で面白くないのですよ)

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音楽の結果は……、凄い!!!おめでとうございます!


絵本のほうは9月2日の時点で、週間ランキング13位!(それより前は、不安でサイトを開けませんでした汗)

絵本に関しては、自分のチカラとは微塵も思ってなくて、宣伝してくださった皆さんのおかげが大きいです。有難うございました(深礼)

まだ聴いていない方、読んでいない方へ

▼ひとつのなぞから始まった、優しくて切ない、二人と綿毛の物語。詩もセットになっております。

▼音楽はApple Music、Spotify、YouTube Music、LINE MUSIC、amazon music。お好きな所からどうぞ。新たな創作の扉を開く鍵としてもおすすめです。



贈り物として

私は「秘密」を誰かのために書きたいと思っていました。ですが、顔が見えないまま、話の下書きが終わります。
中島さんに一度お見せしてどの作品にするか決めたあと、中島さんを通して、挿し絵を描いてくださるイラストレーターさんにも読んでいただきました。
すると、感想をいただいたとのお返事を受け取り、鈴苺さんのためだとわかりました(リリース情報の解禁日に関するご連絡をいただくまで、私はお名前も絵柄も知りませんでした)
そしてこれが絵本ではなく、小説だったら?詩集だったら?mayumiさんの夢を叶えることも出来ませんでした。


今作は贈り物として捧げます。

『秘密』ーー。
まだ顔が見えない誰かのココロにも寄り添う作品でありますように。

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下記はリリース情報とは別に、大量にインプットするキッカケとなった流れとアウトプットの結末について書きました。ご興味がある人はこのままお付き合いください。


インプット計画の結末

大量にインプットをする前は遊ぶゲームと目で読む物語に、最初から繋がりを感じていたわけではありません。反対に「触れちゃったらイメージが崩壊する」と思い、極力回避するように努めてました。変に影響を受けたくなかったからです。

そんな凝り固まった幻想を壊してくださったのは、、、サイバーコネクトツーの社長・松山さんの記事。いつも通りTwitterを開けたら、松山さんがお書きになったnote記事が目に留まったのです。

(RPGやアドベンチャーみたいにシナリオがあるゲームだと、展開や驚きがあって楽しいよね。メリハリがある。プレイヤーにどう感じて貰えるか考えて作……る。?)

(待てよ。物語はこう在るべきって、そんなの決めつけじゃん?)

(現実要素なくて良くない?架空の世界だから、自由に表現していい。娯楽は非現実も通じる)

それからインプットを大量に行ったのです。ゲームやアニメを通して書き方や発想のヒントに出会い、各章のテーマを考えたり、思い切って書き換えた部分もあります。
一方で、言葉のアウトプットは……。

99.9%廃棄

大量にインプットして物語に役立つ言葉をアウトプットしましたが、小見出しの通りです。ほとんど使えませんでした。ええぇぇぇ~~(笑)
中島さんが添付してくださった音楽のクオリティが高い証拠だと思います。代替不可。その音楽からじゃないと言葉を引き出せない。

もう笑いました。合わないなんて最高すぎます。
※合う・合わない、どちらが上かを言いたいのではありません。


納品後、やしきたかじんさんの曲や『エヴァンゲリオン』のOP曲などを作詞したこともある及川眠子さんの「インプットを大量にしても、使える数は大してない」というようなツイートを拝読して、なんだ、間違えてないじゃんと安心しました。

私が生き残れるかはわかりません。それよりも、中島さんからお話をいただけて世界がまた広がった気分です。

改めてお礼を。
有難うございましたっ…!

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