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【140字/空想】始まりの朝

夜明け前の空は不機嫌そうだった。
一晩中待った伝令は現れず
最後の花はしおれて落ちた。
ちょうどいいじゃないか。
あなたが言った。
0から始めるにはちょうどいい。
くだらない言葉遊びはもうたくさん。
僕らは生きている。
それだけで十分だ。
お気に入りの靴を履いて歩き出そう。
朝の光を迎えにいけばいい。


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