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単身世帯に効く食系デジタル広告戦略とは?

皆さまこんにちは。CCI Lifestyle Digital CONNECTです。

今回は、「単身世帯に効く食系デジタル広告戦略」について
弊社独自調査結果をもとにご報告いたします。

食品・飲料業界に関わる方々にぜひご一読いただきたい内容となっております。

おひとりさま市場の盛り上がり

まず、我々が国内のおひとりさま関連市場に着目した理由をご説明します。
下記の通り、こちらの市場は年々伸びてきており、今後も成長すると予測されております。

おひとりさま市場



矢野経済研究所の調査によると、おひとりさま中食市場(一人来店客の利用金額)は、2015年から2019年(見込)まで右肩上がりで増加しており、
2019年度(見込)では約7.7兆円の市場規模となっています。

さらに、コロナ禍により、集団での行動を避け、一人で行動する傾向が高まっていることも予測されます。

※中食:市販の弁当やお惣菜など、家庭外で調理・加工された食品を購入し家庭内で食べること。
(出典)矢野経済研究所/プレスリリースおひとりさま関連市場の動向調査を実施(2020年)https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2418

コロナ禍での内食・中食消費の増加

また、新型コロナウイルスの影響で内食・中食傾向が急激に伸張した事実もあります。

中食・内食グラフ

総務省の統計によると、消費支出内における内食・中食消費割合は、新型コロナウイルス拡大(2020年4月)直後に大きく増加し、その後も高い割合を保っています。

これらの事実をもとに、下記の仮説を設定しました。

おひとりさま市場の拡大×家庭内喫食の伸び×ニュースタンダード
          ↓
食領域での「単身世帯」のターゲット化

※内食:家庭内で調理し、家庭内で食事すること。自炊。
(出典)総務省統計局ホームページ/家計調査(家計収支編)csvを独自にグラフ化 https://www.stat.go.jp/data/kakei/longtime/index.html

自炊商材の購入の決め手になるメディアは? -メディアカテゴリでは?

それでは、このように市場規模が伸びている内食・中食において、単身世帯には、どのようなデジタル広告戦略が有効なのでしょうか?

ここから先は内食(=自炊商材)における、弊社独自の調査結果を報告いたします。

内食_購入の影響メディア

20代~50代の男女に「料理を作る決め手となった情報源はなにか」と聞いたところ、回答結果は、レシピサイト> SNS >テレビの順となりました。
レシピサイトが最有力であるものの、週に4日以上自炊をするヘビーユーザーに絞ると、SNSの影響度が大きく伸長いたしました。

※調査概要については、末尾に記載しております。

自炊商材の購入の決め手になるメディアは?-具体的には何か?

さらに具体的なメディア名での結果をみてみます。

内食詳細メディア②


「料理を作る決め手となった情報源」としては、
SNSではYoutube>Instagram> Twitterの順、
レシピサイトではCookpad>kurashiru>DELISH KITCHENの順で影響力がある結果となりました。

だれからの情報発信が効果的なのか?

レシピサイト、次いでSNSでの発信が効果的であることがわかりましたが、SNSでは、だれがどのような伝え方をすると良いのでしょうか?

単身世帯 アカウント

同様の調査にて、自炊をする際に影響を受けたアカウント視点では、一般人の影響度合いは無視できないものの、いずれのSNSプラットフォームでも料理家がTOPとなっています。

効果的なクリエイティブとは?

最後に、クリエイティブについてです。

単身世帯 クリエイティブ


自炊を喚起させるクリエイティブ(静止画)の要素としては、
「簡単そう」「おいしそう」「入手しやすそう」がTOP3でした。

また、動画においても、TOP3は同様の結果となりました。

自炊商材でのデジタル広告戦略まとめ 

それでは、自炊商材について、単身世帯にアプローチする際のデジタル広告戦略について、以下にまとめます。

単身世帯の食まとめ③


ちなみに、中食(冷凍食品・お惣菜など)向けの調査では、

・購入の決め手となる情報源は、SNS>テレビ>レシピサイト の順
・具体的なメディア名では、SNSがYoutube>Twitter>Instagram、
 レシピサイトは、Cookpad>kurashiru>DELISH KITCHEN の順

という結果がでています。

いかがでしたでしょうか。
ぜひ食品・飲料業界の広告戦略のご参考にしていただけますと幸いです。

なお、今回ご紹介した調査結果については、今年1月に弊社で開催したウェビナーでもお話をさせていただいた内容となります。弊社独自調査のご報告や広告ソリューションのご紹介を行うウェビナーは、今後も定期開催してまいります。

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LDCでは、今後も生活者への独自調査を行い、そこから見える効果的な広告戦略について発信していきます。
具体的な広告プランニングのご相談などは下記までお問合せください。

また、今回の調査資料については、弊社HPの資料申込フォームよりDLいただくことも可能です。ご興味がござましたら、そちらよりお申込みいただけますと幸いです。

■お問合せ:LDC@cartahd.com

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※調査概要
■調査対象:22歳~59歳男女
現在一人暮らしをしていて、以下条件いずれにも該当する方
・ 2020年4月以降、 『冷凍食品』もしくは『お惣菜』を週1回以上の頻度で購入し、自宅で食べている
・ 2020年4月以降、週1回以上の頻度で自宅で料理をし、食べている
■調査地域:全国
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査時期:2020年8月12日(水)~8月13日(木)
■有効回答数:417ss
■調査実施機関:株式会社マクロミル                  -----------------------------------







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