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39.【Personal Statement】キャリコンが働きながら大学院へ通う話vol.3

すっかりnoteの更新が滞ってしまいましたが、やっとのことで、イギリスの大学院へ出願するためのPersonal Statement(志望理由書)が完成しました。
普段仕事で英語は使っているものの、アカデミックな文章を書くのは久しぶりだったので、完成までに少なくとも1ヶ月半はかかりました…。

本日は、Personal Statementの基本的な書き方と、校正・編集にあたって活用できるおススメサービスを自分なりに整理したので、ご紹介いたします。

▼Personal Statementの書き方
「そもそも海外大学院の志望理由書って、どんなこと書けば良いの?」と思い、出願先大学のHPを見たり、過去に海外大学院へ進学経験がある方のブログを参考にしたりして、ドラフトを作っていきました。

色んな方のアドバイスも参考にさせて頂いた結果、以下の4つのポイントを基本に考えると良いかと思います。

①その分野を学びたい理由
・なぜその専攻を学ぶ必要があるのかについて、自分の実体験をもって具体的に説明する
・この内容はPersonal Statementの冒頭で記載することが多いので、読者に印象を残せるようなオリジナリティを持たせる

②このコースを選んだ理由
・多くの大学・コースがある中でなぜこのコースを選んだのか、理由を具体的に述べる
・そのコースが提供している講座(module)まで十分理解した上で、そのコースを魅力に感じる点を説明する(一般的に、大学のコース紹介ページから、提供講座の詳細を確認できます)

③自分がこのコースに適している理由(自らの経験・スキル)
・コースに活かせる自分の知識やスキルについて述べる
・社会人の場合、これまでの職務経験において関連知識を習得、活用してきているなら、それをアピール
・「この人ならうちのコースに貢献してくれそう!」と期待させる

④将来の展望
・学位を取得した後のキャリアプランについて述べる
・応募時点で正直具体的に決められていない、という場合は「博士課程に進む」という説明をするのも一案
・自分が今後、社会にどんな影響を与えることができるのか、という視点まで含める (「コースで得た知識・スキルでこんなことをしたい!」→「その結果、社会にこんな良いことをもたらすことができる」という展開)。

そして、Personal Statementを書く上で大切なのが「1パラグラフ1メッセージ」を意識して自分の思いを明確に伝えること。

また、これは日本人あるあるですが、自分の能力を謙遜して表現しがちなので、特に「③自分がこのコースに適している理由」においては、自分の書いた文章が、他者から客観的に見て説得力のある内容になっているかは注意して確認する必要があると思います。

▼第三者に校正を依頼する前に…
自分で「よし!」と思えるドラフトができたら、第三者に校正してもらうことをお勧めしますが、その前にスペル・文法チェックなど、自分でできる範囲の確認はしておきましょう。

私がスペル・文法チェックのために使ったのは「Grammarly」というアプリです。

https://app.grammarly.com/

このアプリでは、文章中のスペル・文法ミスを指摘し、代替案を提案してくれます。基本的な機能は無料で使うことができ、より高度な提案機能を利用するには、有料オプションに加入する必要があります。

私は、後々文章の校正を別途第三者に依頼する予定だったので、無料版のみ使用しました。

ちなみに、スペルに関しては、アメリカ英語とイギリス英語で用いられるスペルが異なる単語もあるので、注意が必要です!
米:organization 英:organisation など

▼添削サービスを活用しよう
Personal Statementを大学へ提出する前に、できる限り第三者に添削してもらうことをお勧めします。

私の場合は、①日本の大学でお世話になった先生、②日本人の海外大学院修了者、③海外の添削エージェントの3者に依頼しました。

①および②は、可能であればお願いした方が良い、③はほぼ必須レベルでお願いした方が良いと個人的には思いました。

日本人による添削は、有料で依頼するならクラウドワークスやココナラなどのスキルマーケットが活用できると思います。

日本の添削エージェントは、正直料金体系がかなりお高めなので、私は使用しませんでした。でも、やっぱり添削のプロには校正してもらった方が安心だな…と思って色々と調べた結果「海外の添削エージェントの方が割安だし
ネイティブに添削してもらえるので良いじゃん!」と思い至り、依頼しました。

私が使ったのは「Proofed」というサービスで、proofreading(校正)とediting(編集)で約25ドルくらいでした。

https://getproofed.com/professional/

しかも24時間以内に納品されます(有料オプションで納期半日とかも可能です)。めちゃ早くてびっくりしました!

さすがネイティブの添削、「この文章は何が言いたいのか分からない」とかズバッと指摘された箇所もあり、一瞬ショックを受けましたが(笑)、お願いして良かったな、と思える質のサービスでした。

そんなこんなで、何とかPersonal Statementを完成させ、ちょこちょこ出願を始めています。

出願準備に関しては、また他のトピックについてもまとめる予定ですので、よろしければ引き続き、お付き合いの程よろしくお願いいたします。


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